2011-01-17

本年度の精霊流し。

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-シロタクロタ「召しませ・愛玩メイド」エンジェル出版 ISBN:9784873063720
話△ 抜○ 消小-極小 総合△
実家を出奔し貧乏暮らしをする主人公のもとへある日突然素敵なメイドさんがやってきて中編3話&番外編&描きおろしおまけ+ラヴホテル経営の3姉妹それぞれの恋愛模様オムニバス3話+フルカラーショート2本。頭身高めガッシリボディのおにゃのこが豊満な肉体を大胆に使役しては乱れまくりの素敵な芸風がすばらしい作者通算6冊め。なお初出は慎太郎シール誌ながら単行本化の際はマークつきへと転生した異色の作品集でもある。
タイトルどおり表も裏も女中服に身を包んだグラマラスガールを全面フィーチャーの表紙がのっけから我々エロな若人の前立腺をチクチク刺戟する。期待に胸をふくらませてページを手繰ると冒頭から三つ指ついて女の子がお出迎えとどこまでも男子の欲望に忠実な造りがうれしい。
原作担当:シロタ、作画担当:クロタの黄金コンビがくり出すキャラたちはアニメ/ゲーム系の流れを汲みつつハードコアエロにふさわしい妖艶なアトモスフィアをプラスした訴求力の高いタッチで描かれる。ただキャリアの初期はいささかアクが強くバタくさい造形だったのが、執筆時期が新しくなるほどキュートさが増して取っつきもよくなった印象。じつは以前のくどいキャラデザがピンと来ず個人的にはしばらく疎遠だった作家なのだが、店頭見本を一瞥してその変化に驚くとともに内的な受容のハードルが下がりレジへと向かった次第。
分量的にメインの押しかけヒロインネタ連作「暴走メイド・吹雪さん」にみられるように、どの話もエロ漫画的クリシェをふんだんに盛りこんだ非常にわかりやすい物語構造。もうひとつの柱であるオムニバス「らぶほっと」における3人姉妹のキッチリと分別された属性棲み分けといい、コンビニ売り誌掲載作品として緻密に計算されているのがよくわかる。重厚な読後感などは望むべくもないがむしろそれこそが作者ユニットの意図するところだろう。
一方でエロシーンは慎太郎シール誌出自らしからぬなかなかに濃厚なもので、まるで当初から黄色い楕円への転身が予定されていたかのようだ。真っ白け修整の桎梏から解放された肉厚まんこを景気よくさらし、液汁と擬音にまみれながらガツガツ性器同士をぶつけあう肉弾戦がぼくらの勃起中枢をダイレクトドライヴ。一部の例外を除き乳サイズ豊かなヒロインズがこれまた大きめの乳暈を派手に揺らしながらガンガン腰を使われるたびアヘりまくるさまがじつにグッドだ。充血したビラビラをきゅんきゅん収縮させながらたっぷりザーメン注入されて随喜の涙を流す彼女らのクライマックスシーンが各話用意されているので君もキメゴマですかさずフィニッシュすべし。
初出の古いものでは描線の固さが先立つ感じで総合点を下げてしまったが(作者さますいません)、そこが改善された直近作品では万全の抜き心地。よって私的フェイヴァリットはそうした作画の洗練に加えヒロイン吹雪さんのきまじめでありながらエロエロというキャラメイクのよさも同時に光る「暴走メイド・吹雪さん」連作であります。

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