-なおむ「Mとしてみて」コアマガジン ISBN:9784862529954
話△ 抜○ 消極小 総合△
むっちりティーンズのけしからんボディにホワイトエキス無制限放銃短編全10本。やたらとちちしりまんこ等のエロパーツを強調しまくりのタッチでゴリゴリ性器どうしの天下一武道会を精密描写するというたいそう実用的な作風が光る作者処女単行本だ。
白濁液まみれの爆乳女子がお股おっぴろげのえらく扇情的な表紙に惹かれて衝動買い。ただカヴァーのようなCG彩色絵と中身の白黒原稿とではけっこう印象が違っていて、瞳の処理やトーンワークのせいかモノクロの方はフィーリングが少々古め。いわゆるアニメ絵の範疇ではあるものの、わずかばかりだが劇画テイストの残滓を感じるのだ。まあコア各誌は萌え特化の「ばんがいち」を除くとオールマイティというか生きた化石みたいな人から最先端のヲタ絵まで誌面にまんべんなく配置されているのでそう違和感はないのだけれど。
女教師ものおよび母娘丼ネタ各1本以外はすべて制服女子で占められたヒロインたちはこぞって丸っこいフェイスにボンキュッボンな肢体の組み合わせ。顔立ちは比較的幼いのにドドーンと張り出したおっぱいやぷっくり盛り上がったビラビラなどを無造作にさらけ出すアンバランスさが男の劣情を刺戟する。
一方でストーリーラインは嗜虐心をそそる表紙イラストの構図やそれを助長するかのように凌辱ティックなフレーズを乱発する帯のコピーからすればずいぶんダークめの雰囲気を想像してしまうのだが、実際にページをめくればそれほどハードさはない。むろん行為はガチ志向だし屋外露出や器具責めなどの倒錯的なシチュも頻出するのだが、大半のお話は合意エロに終始しオチも明るめなので読後感はマイルド。このへんは近ごろ一部の作家以外レイプやNTRなどの題材を扱うことが極端に減ったこの出版社のレイティングが影響しているのかも。
そんなわけでいささかプレイ内容と物語に流れる空気との間に齟齬を感じるものの、そのドエロい身体を存分に活かした濡れ場はなかなかの迫力。とりわけピキピキちんこと土手高まんこを激しくこすりあわせ擬音と液汁にまみれてゆく光景を幾度もアングルを変えながら映し出し続ける執拗な結合部クローズアップが読者の摩擦運動を好アシスト。激しく腰を突き入れられるたびゴムマリのようにバストを弾ませながら随喜の涙を浮かべよがりまくるエロメスどもの子宮めがけてたっぷりザーメンを種つけだ。
ときおりお顔のバランスがあやしくなったり喜怒哀楽にいまいち生気が感じられなかったりとおもに作画面でもの足りなさを覚えはするが、肉厚まんこのジューシィな感触を余すところなく伝えてくれる極薄トーン修整により抜きツールとしてはなかなかよい仕事だ。今後は長所をそのままにタッチが安定してくれば期待できそう。
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