-みやもとゆう「おねだり上手ッ」マックス ISBN:9784863790421
話○ 抜○ 消小 総合○
血のつながらない兄妹がバカップルぶり全開連作2本+短編11本。ふんわり笑顔のキュートガールズが恥ずかしげにまんこくぱぁとおっ広げて暴れん棒をくわえこんではかわいやらしくイキまくりのすばらしき芸風にますます磨きがかかった作者このペンネームでの6th単行本だ(新装版を除く)。
宮本悠名義で司書房を本拠地にお仕事していたキャリア初期の心もち固い画風は晋遊舎-マックスに移籍して以来すっかり柔和になり、とりわけここ最近はおっぱいのまるんとした質感がすばらしく向上。今単行本表紙にあるような、あたかもつきたてのお餅みたいなテクスチャを持つ巨乳のまろび出しっぷりなどはまさに白眉だ。同誌の先達である井ノ本リカ子やBENNY'Sが描くところの輪郭すらあやふやになるバストの感触ともまた違う別方向のよさをこの数年で確立した感じ。
現ホームグラウンドであるポプリクラブのカラーをそのまま体現するかのような甘口ラヴ一辺倒の作劇は前作「えむ・かの」に引き続ききっちりと踏襲されていて、ときにコミカルときに真摯なティーン男子女子のときめきラヴが臆面もなく誌面を占拠。まあキャラたちの造形や言動はいかにも2次元ティックな妄想具現系のそれではあるのだけれど、登場人物の心象をきめ細かく描写し読み手にスムーズな感情移入をうながすことでご都合主義的色彩を弱めることに成功している。
数人の並乳さんを除きおおむねラージサイズの双丘を標準装備のヒロインズは典型的なツンデレさんだとか男勝りのガサツ系、はたまた庇護欲を猛烈に刺戟するオドオド女子などよりどりみどり。しかしながら全タイプにおいて共通するのは濡れ場に突入するやいなや恥じらいっぷりを全開にするところ。かああっと顔を真っ赤にして胸の谷間をオープンしたり執拗な愛撫ですっかり濡れた蜜壷をモジモジしながらご開帳したりの初々しいエロスにぼくらのジョイスティックも破裂寸前だ。
トロトロの肉ヒダをみずから拡げて挿入を懇願する彼女らのリクエストにお応えしてティーンエイジまんこへ侵入を開始すれば、こみ上げる快感に彼女ら随喜の涙を流し甘い吐息をもらしてよがりまくり。なんどもストロークをくり返すたび嬌声のヴォリュームはさらに上がりろれつも回らなくなってくる。そんなはしたない行状を軽くたしなめてやれば羞恥にポッとほおを染めいっそう燃えあがるその痴態がまたエロっちい。きゅんきゅん締めつけてくる膣圧に辛抱たまらず内奥めがけ白濁液をお見舞いし2人して絶頂。
あまり機能していない作品間リンクや初投入の男の娘ネタなど個人的にノれない要素もなくはないのだが、この糖度100%のベタ甘空間でくり広げられる赤面ラヴ満漢全席には抗えない。物語的に単調になりがちなところを多彩なキャラメイクでカヴァーする職人芸もいっそう冴えわたりガチエロ和姦物件としてもはや完成の域といえよう。今回収録分ではだんお色気皆無な短髪ツリ目オレっ娘ヒロイン・藤宮さんが女の子扱いされてオロオロするさまが極私的ツボ直撃な「乙女補完計画」がフェイヴァリット。
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