-巴天舞「フラジール」少年画報社 ISBN:9784785935924
話○-△ 抜△ 消大 総合△
オンラインゲームで知り合ったあの娘と大学でばったり遭って前後編+短編6本。マークなし。長年成年誌で問答無用のガチ凌辱を描き続けてきたこの作家が新たに慎太郎シール誌へと進出しいきなり明朗快活エロコメを披露の通算8冊めはもちろん非成年扱いとしての処女単行本。
スタイリッシュではあるものの少々ゴツゴツした独特のタッチはデビュー当初から一貫しているものの、顔パーツのバランスや表情の処理などディテイルを非常に短いサイクルで変化させる人なのでいつ見ても印象の一定しない絵柄。連載ものをやらせたら1話めと最終話でヒロインのお顔がまるっきり別人ということも珍しくないのだが、そのへんは今回読み切り主体でさほど違和感がないのはありがたいところ。
どこか柔らかみに欠ける人工的な肢体やキャラたちをカメラ・アイで冷徹に追いかけるドライな心象描写などにはこれまでずっとそうしてきたように殺伐としたレイプものがお似合いだと思いこんでいたのだが、ひとつ前の単行本である「ワイズアス」で突如和姦へと舵を切りはじめたのには正直驚いた。それでも前作ではまだ半分ほど凌辱系だったのに今回は掲載誌の方針もあってかオール和姦なのだから昔からのファンには違和感バリバリ。
これまたレイティングの都合により18歳以上ばかりの女性陣も中高生メインだった従来型ヒロインと一線を画すところで、おっぱいも年齢に比例して巨乳寄り。とはいえ大学生/社会人設定であっても言動やメンタリティはティーン同然で、まるで学祭のコスプレみたいに微妙な不自然感がただようのははたして無意識なのか意図的なのか。
そんな彼ら彼女らがくり広げる甘酸っぱい恋愛模様を見ていると、既刊における救いナッシングな強姦輪姦フルコースになじんだ身にはなにやら異物に触れるかのような心もちだ。また現行作家のなかでも有数のハードコアエロスが展開されていた濡れ場もさすがにコンビニ誌では分量ひかえめ。もっともU-18対応物件としては水準以上のカラミであり、乳尻大きめ腰キュッの扇情的なボディがところ狭しと乱舞し後ろから前から蜜壷を貫かれてすっかり陶酔しきったアヘ顔さらすおにゃのこの痴態を堪能しながらドプドプ白濁液を注入だ。
白抜き修整を考慮せずちんこまんこをドドーンと描いてしまっていざ消しが入るとエレクチオン度がガクンと下がるのは残念な点だが、今後マークなしエロ業界に慣れてくれば自然と作法に習熟するはずなので次は大丈夫だろう。あとは巴天舞独自のエグ味とコンビニエントなライトエロとのすり合わせが上手く実を結ぶことを期待する。今回収録分ではヒロインたるボーイッシュ短髪女子・マコトくんがマイ経絡秘孔直撃の「ひみちゅ」が最愛。
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