2011-03-31

今季のプラトーン・プレイヤー。

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-かいづか「ぷにゅ!ちちまにあ」コアマガジン ISBN:9784864360135
話△ 抜○-△ 消極小 総合△

芸術以外のことはとんと無知な先輩女子となりゆきH正編&描きおろし後日談+短編6本+フルカラーショート。天真爛漫な特盛おっぱいヒロインズとらぶらぶちゅっちゅの幸せオリエンテッドなファックに興じ思わずほっこりのハートウォーミングな芸風が光る作者初単行本だ。
昨今のトレンドを過不足なく取り入れたアニメ/エロゲ調のタッチで巨乳寄りティーンズとのラヴラヴ和姦というコミメガ系列執筆陣の最大公約数的なスタイルが全編を支配。数々の雑誌を渡り歩いたヴェテラン作家や百戦錬磨の同人ゴロなど強力なライヴァルが居並ぶ同誌で比較的早くコミックス化にこぎ着けたのもこのクセのない作風ゆえだろう。
くりくりお目々のキュートガールがプリンと爆乳まろび出しのたいそうマーヴェラスなカヴァーは出色のデキだが、惜しむらくは中身のモノクロ原稿が完成度においてカラーに見劣りする。ただ描線やおっぱいのつるりとした質感などは白黒でもグッとくるものがあるので、こちらは今後の全般的な洗練を期待したいところ。
物語はいずれも1on1か男子1女子2のお気楽極楽ラヴコメがベースラインだが、そのなかで特徴的なのは女の子にアホの子属性を附与するタイプのお話が多く含まれる点。なかでも表紙に登場する「美術室の女神さま」ヒロインの清(きよ)先輩が典型的だが、ちょっと足りてないのではと邪推したくなるほどにイノセントでことに性的知識はまるで白紙。帯のコピーにあるとおり「えいようはぜーんぶちちにいきました」状態なのだ。そんな無垢な彼女らにゼロからセックスを指南しすっかりエロエロに染め上げる、そんなかすかな背徳感がぼくらの興奮をいっそう増幅せしめる。
なんの疑問もなく指示するままにツヤツヤボディをむき出しにする彼女らにまずはフェラチオをご指導だ。つたないながらも軽快にシャフトを舐めあげてさっそくお顔にザーメンを受けとめる。すかさずこんどは下腹部に舌や指先を這わせてたっぷり蜜を分泌させれば準備OKだ。いまだポーッとしたままの女子ども怒張の侵入を受けてさすがに未知の感覚に身もだえ。小刻みに肉棒を往復させてゆくとまもなく初めての快感に甘いあえぎ声を立てはじめるその痴態がたまらなくエロっちい。いまだ絶頂を知らぬ彼女らに幾度となくクライマックスを迎えさせ仕上げは土手高まんこの奥深くザーメン大量注入だ。
初出の古い数本はすばらしきアイディアに画力が追いつかず一部抜き評価を下げたが、白痴っ娘萌えの自分的にはごほうびなシチュばかりでぜひ今後もこの路線の継続を望みたい。収録作中ではなんといっても雑誌掲載時に一読後即座に単行本購入を決意した前述の「美術室の女神さま」が描きおろしのアフターストーリーまで読ませていただきたいそう眼福でございましたことよ。

-ゆずぽん「彼女の飼い方 ねこなま」双葉社 ISBN:9784575838879
話×(ホメ言葉) 抜○ 消大 総合△

突然居着いた謎の猫っ娘とえっち三昧同居生活表題作長編全9話(いちおう完結?)。マークなし。前振りもなにもなくいきなり女の子がまんこご開帳してくれて速攻ファック×複数ヒロインのすばらしきご都合主義にエロ男子感涙の作者第10単行本は非成年扱いとしての3冊めだ(再録除く)。
一時期精力的に同人活動をしていた反動で商業仕事はすっかりごぶさただったのだが、去年あたりから前線に復帰してきて以前と変わらぬインスタントエロの殿堂をぼくらに提供してくれている。黄色い楕円つきで出た前作「姉妹の飼い方」に引き続きコンビニ売り誌でも今作でめでたくカムバック。
少々古典的ではあるものの少女漫画/アニメ絵のハイブリッドな親しみやすいタッチで問答無用のガチンコファックというたいへん訴求力の高い芸風は健在。ヒロイン造形の基本は童顔巨乳っ娘ながらつるぺたロリも妖艶アダルトも難なくこなす。この作品でも巨乳人外メインヒロインにはじまり並乳ツインテサブ女子、縦ロール爆乳お姉さまにショートボブ看護師と多彩な抜きキャラを配置しさまざまなニーズにお応えだ。
物語はまいどいちおうの筋立てはあるのだが、とりわけ今回のような長尺ものだとそんなものは適当に放置してひたすら出てくる女子とすみやかにつがいまくる回転寿司エロコメへと変化。惚れたハレたの恋愛譚から心の葛藤だのライヴァルへの敵愾心だののマイナス要素をきれいサッパリ取り除き美味しい目に遭う部分だけをピックアップしたすさまじいまでのイージーゴーイングぶりにささくれ立ったハートもすっかり癒されること請けあい。
むろん濡れ場も慎太郎シール誌とは思えぬほどのヴォリュームが割かれており、エロメスどもが景気よく股間を拡げてはゴリゴリ膣内を貫かれたっぷり精液注がれイキまくりのコッテリエロを効率よく配置。もともとハード系の成年誌やガチ凌辱の同人でならしただけあり、ピンと張ったおっぱいやぷっくり感満点のまんこなどいちいち扇情的なエロパーツ描写がすばらしい。激しくピストンするたびに熱い吐息をもらし瞳をうるませながらこみ上げる快感に耐える女の子の痴態がたまらなく勃起中枢をキックする。シメは大股開きで結合部をこちらへ見せつける彼女らの内奥めがけ白濁液を大量デリバリーだ。
例によってこの出版社特有の無粋な白抜き修整が興を殺ぐものの、ゆずぽん最初の全盛期を思わせるミーニングレスネスっぷりやさらにチンピク度を増したアクメ顔などマークなし物件とは思えぬ重厚な使い心地に満足。最終話でもほとんどオチていないお話の方も好評ならいつでも再開できそうなつくりで今後に期待を抱かせる。もし続編をやるのなら次は昨今双葉社がよくやるようにマークつきレーベルでコミックス化しちんこまんこをきっちり拝ませてもらいたいものだ。

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