2011-04-27

本日のメスシリンダー。

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-ほりとも「テンタクルプレイ」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799200698
話○ 抜○-△ 消小 総合○

強大な魔力を持ちながら人を疑うことを知らないピュアな神官さんがモンスターの口車に乗せられ性的ご奉仕本編&総天然色番外+短編7本+フルカラーショート1本。幻想世界の戦闘美少女たちがウネウネ触手とラヴラヴおたわむれの摩訶不思議な展開に思わずほっこりの作者3rdコミックスだ。
収録作品の大多数の初出誌である「コミックアンリアル」は最初期から購入している俺なのでこの作家については当初からその存在を把握していたのだけれど、どうもその作風にフィーリングが合わず長らく敬遠していた。それが近ごろいくつかのお話がグッと心に刺さるようになり今回初挑戦。これまで食わず嫌いでいてごめんなさいとまずは謝罪しておこう。
ファンタシー縛りさえ遵守すれば絵柄は劇画調からぷに萌えまでなんでもアリの同誌にあって、この人のそれは強いて分類すれば後者側。そうはいっても角川/電撃的ないかにもコテコテのオタ絵などではなく、ひと昔前の少年漫画にも通ずる素朴さが身上だ。
物語の方もその柔和なタッチにふさわしいコミカルかつハートウォームな味わい。問答無用のガチ凌辱全盛だった以前のアンリアルならばこうしたヤワな漫画は門前払いされていたところだろうが、誌面がすっかり和姦方向へシフトした現在では涼しい顔をして収まっている。そうはいっても行為の基本は強要エロで、気高く美しいヒロインが無理やり身体を開かされ絶え間ない性器責めに理性を失い快楽の淵へと堕ちてゆくキルタイム黄金パターンを踏襲。ただ違うのは最後で急転直下の明るいオチをつけたりプレイが好感度100%のカップル間でくり広げられていたりと、つとめてライト方向へお話を振っていること。これによりヴィジュアルは従来どおりのレイプ系なのに心情的には明朗ラヴという奇妙にねじくれた様相を呈するのだ。
表題が示すとおりの触手ネタが収録作の過半数を占め見た目的には本格凌辱譚の雰囲気を濃厚にただよわせながらも、前述のようなバックボーンがあるおかげでなんとも脱力感に満ちた、しかしじつにほほえましいやりとりが画面を支配する。とりわけレイプの主体であるところの怪物やらタコ足やらがヒロインの無償の愛に包まれるうちすっかり浄化されてしまう冒頭作品「愛、届きますように」は今作のファニーな空気を象徴。童話のようなめでたしめでたしのエンドロールを目にすれば貴方の殺伐とした気分もいつの間にか霧散することだろう。
濡れ場それ自体はサーヴィス満点のガチンコファックてんこ盛りゆえ、そうした安穏とした気分はさておき力強く精液分泌を支援。おおむね童顔巨乳のキュートなおにゃのこをモリモリちんこや触手でいたぶり尽くすハードエロスが読み手の勃起中枢をクリティカルヒット。ぷっくりまんこをくぱぁと押し広げ子宮の奥までほじくられながらねばつく液体を幾度となく放たれるたび随喜の涙を流してイキまくる女子どものエロカワイイ痴態にぼくらも愚息をフル稼働だ。
個人的に触手ウネウネ系は趣味ではないのだけれど、牧歌的な雰囲気を保ちつつ従前の凌辱大好きっ漢までをも取りこもうという意欲的な姿勢は大いに買い。現在エロのフィールドからはなかば足抜けしてしまった純愛触手もののオーソリティ・無望菜志に代わるほのぼの触手ネタの牽引車としてぜひがんばってもらいたいもの。今作中ではほりとも開眼の契機となった前述の「愛、届きますように」およびロリ巨乳素直系実妹ヒロインちゆりちゃんの献身ぶりがすばらしい「淫獣ウイルス注意報」がマイフェイヴァリット。

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