-追矢斧晃「幼ちゅー」茜新社 ISBN:9784863492219
話○ 抜△ 消小 総合○
いつの間にか住みついた幼虫少女とドタバタ擬似父娘生活長編全6話+短編5本。お人形さんのようにキュートなぷにっ娘どもが下のお口でちんこくわえてはとびきりのアヘ顔さらしてイキまくる光景をフルオート斉射の作者この名義での初コミックスは前単行本「幼術師」からじつに6年ぶりとなる成年マークへの復帰作だ。
太めの描線でもって男子も女子もまるっこい造形のじつにかわいらしいキャラたちをこれでもかと散りばめる魅力的な作画と、そこに乗っかるしっちゃかめっちゃかギャグ&ほのぼのラヴの作劇との魅惑のコンビネイションは当初から突出したもので、それらを武器に長いこと一般誌でばかりお仕事をしてエロの方はすっかりごぶさただった。そして気がつくといつの間にか國津武士→追矢斧晃と看板を掛け替えて成年誌へのカムバックを果たし、作品も順調にたまってめでたく刊行にこぎ着けた次第。
そうした事情なので収録作は2006年以前のものと2009年以降のそれとに大きく二分。しかしながら危惧するほどに絵柄の乖離はなく、おおむね表紙の印象でジャケ買いを決めてしまっても大丈夫だろう。ぷにぷに感を前面に押し出したファンシィなタッチは他に類似品の見つかりにくい独特のもので、そのぶん世間のトレンドの盛衰に左右されず印象も古びないのはグッド。
日常ティックな光景に突如異物を混ぜこむSF(すこしふしぎ)系の作品を得意とするだけにヒロインは人外さん多めだが、おおむねプレティーン相当のちんまい娘っ子が多数派。とはいえおっぱいボイーンお尻プリーンのグラマーさんも若干数用意してさまざまなニーズに配慮する。そんな彼女らは摩訶不思議な言動で周囲を困惑させたり猪突猛進して男子を振り回したりのエキセントリックさを全面フィーチャー。そのパワフルなアクションが物語全体をドライヴさせるテンポのよいストーリーテリングはさすが一般誌経験者。
そうしたキャラたちの無軌道ぶりはエロシーンにおいてさらに1段ブーストがかかり、すべすべまんこをズンズン貫かれるたび幼いフェイスをグズグズにとろけさせては舌足らずなアヘ声を四方八方にばらまく開けっぴろげなよがりっぷりがたまらなく扇情的だ。ことに今回メインの連作「蟲娘」においてはそのバケモノ的設定を存分に活かした触手責めの附与によりそのアンリアルな陶酔っぷりに拍車がかかっておりマーヴェラス。幼年誌からそのまま抜け出してきたようなちびっ娘が白痴のようにお目々ひん剥きよだれダラダラ垂らしながらコンパクトな蜜壷にドピュドピュ精液注がれまくるじつにけしからん光景に君のジョイスティックも硬直しっぱなしだ。
お話がおもしろすぎて濡れ場への没入度が逆に落ちたり作品によっては我が忌避要素のショタいじりが多めに入ったりで、ここしばらく続いたガチファック物件と比較してしまうと自分的チンピク度では若干格落ちする。しかしながらコミカルでいながら最後は心温まるラヴで決着するこの作家ならではのエロ漫画をひさびさに享受できまずは満足。今後は非エロの執筆とこちらとの折り合いを上手につけてコンスタントな作品供給をお願いしたいものだ。
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