2011-05-29

今夜のピカレスク・ロマン。

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-朝比奈まこと「ば~じんスリット」三和出版 ISBN:9784883564484
話△ 抜△ 消極小 総合△

両親の留守中に叔父の手で処女を奪われたヒロインがセックス大好きっ娘へと調教され前後編+短編9本。いたいけな少女の純潔を容赦なく踏みにじりすべすべまんこにたっぷり中田氏のガチンコ凌辱をオートリバースの作者通算5冊めだ。
前作「美少女秘密体験」から1年あまりの歳月を経て登場の最新刊は処女作以来ずっと単行本をリリースしてきた三和出版へ出戻っての発売。芸風そのものは当初から一貫しているので出版社が変更になろうとなんら内容に変わりはないのだが、クイン出版のひどく大きい黒塗り消しからもとどおりの薄トーン修整に戻ったのはありがたいところ。
一時期年長キャラを導入したこともあったが、ここ最近は得意分野である小学校高学年あたりのロリっ娘に完全特化。わざわざ隠さずとも明らかなのに「G年生」だの「R年生」だのよくわからない伏せ字を導入しているのはいまいち意図がわからないのだけれど。まあそれはさておき、10代なりたてガール特有の華奢な体躯やほのかにリアル寄りの顔の造作といった3次元少女っぽい雰囲気の演出は非常によくできていてイケナイコトしてる感をいっそう増幅させてくれる。逆に萌えっぽさを重視する人にとってはルックスもしぐさも変に生々しすぎて拒否反応を覚えてしまうかもしれない。
お話の方も全編通してテイストはまったく変わらず、下卑た笑いを浮かべるキモヲタorキモオヤジの薄汚いちんこによりヒロインたちの滑らかなたてすじをこじ開けられ怒張を無理やり突っこまれてレイプ三昧の一方通行ストーリー。元来が強要プレイばかりの作家なので当初より和姦含有率はかなり低いが、今作はオチで軽く救いをつけた数本を除き大半は最初から最後まで女の子はいやがるか泣いてるかあきらめの表情を浮かべるかの鬱百面相だ。凌辱大好きっ漢にはこのうえないごほうびではあるものの、ラヴを希求する貴方はいますぐ来た道を引き返すこと。
甘言と脅迫とを巧みに織りまぜられてヒロインズがなすすべなく脱衣すると思春期迎えたて少女のスレンダーボディがあらわになる。ぴったり閉じた下腹部を指先でこね回されてピンク色の粘膜を露出させられては羞恥にほおを染め小さな身体を打ち震わせる痛々しい光景が読者の嗜虐心をいっそう刺激。破瓜血もおかまいなしに男根をねじこまれて大粒の涙を流し歯を食いしばりながら喪失の痛みに耐える彼女らの性的快感を強引に目覚めさせつつちびっ娘まんこの奥深くへ永遠に消えない白いスティグマを刻みこむ。
著者あとがきでは「若干マンネリぎみで」と謙遜しているが、ひたすら精液分泌支援に徹しきったストーリーテリングは抜きツールとしてよいお仕事。そうした作劇面よりは妙にキモさを増した男性キャラだとかリアル志向に走るあまり女の子のかわいさが減退したとかヴィジュアル的な瑕の方がむしろ気になった。別にイケメンを描けとかは言わないが現状だと第一印象が昭和期のエロ劇画みたいで取っつきが悪くなってしまっていると思う。とはいえ往年のロリコン漫画的味わいを期待する向きには昨今貴重な物件として美味しく受容できるのではなかろうか。

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