本年度の公共職業訓練。

-神保ひとで「エローワーク」ジーウォーク ISBN:9784862973092
話○-△ 抜○ 消小 総合○

ばいんばいんボディのワーキングガールズが粘膜の奥までおっ広げてはゴリゴリ男根で貫かれてアヘ顔さらしまくり短編全9本。反則的にエロっちい肢体をダイナミックに駆使し限界いっぱいまで快楽をむさぼる肉食系ファックに定評のあるこの作家通算7冊めのコミックス。
昨年3月発売の前作「家族でイこうよ!」はコアからの刊行だったが、こちらはこの人のデビュー当初からの本拠地であるジーウォークからのお出まし。ただしこれまで当社では長編凌辱ものの執筆がメインだったのに対し、今回収録作はまるでコミメガ掲載作のような読み切りのライトエロ中心と、出版社ごとにテイストの棲み分けをしていたのが両社わりと似たり寄ったりの印象になっている。まあこの人の本領はお話の明暗よりは濡れ場のハードアクメっぷりにあると思うのでそんなに購入可否を左右する要素ではないだろうが念のため。
いささかクセは強いものの黒目がちのうるんだ瞳にほんのり紅潮したほっぺのキュートなヒロインを老若問わず安定供給のこの人、著者あとがきによるともっとも古いもので5年前の原稿があるというものの大幅な手直しをしているようでトータルでの絵柄のブレはあまり感じられない。表紙/裏表紙がお気に召したなら中身のモノクロ原稿との乖離はほぼないのでそのままレジへ向かうが吉。
前述したようにょぅιﾞょから熟女までなんでもこなせる作家なのだけれど、今回は表題のとおりコンセプトが「仕事」なので芸能界など特殊ケースを除けばヒロインは18歳以上。神保ひとでの描くむっちりJS/JCが大好物な自分的には少々もの淋しさを感じるもののみなさんエロかわいくて眼福。やや巨～爆の紡錘形バストをプルンプルン揺らしながらよがりまくる彼女らのえっちな痴態が読み手の勃起中枢をダイレクトに刺戟するのだ。
こうした女性陣の美味しい部分を引き出すべくお話はひたすら後方支援に徹し、過去の連作や長尺もののような骨太のストーリーテリングは影をひそめた。だからといって物語の造りが粗雑になっているわけではなく、ウェイトレスだの声優だの保母さんだのの定番シチュを上手くエロにつなげていく小技が光りグッド。さらに整体師のようなマイナーどころや沖縄闘牛などというレアものまで職業ネタを網羅する懐の深さはさすがの職人芸。
エロシーンはイチャラヴだろうと凌辱堕ちだろうといざ本番を迎えれば全身全霊をセックスに捧げるハードコアな肉体のやりとりがくり広げられるのでほのぼのエロをお望みの方には向かないがとにかくプラグマティック。とりわけビラビラを大胆に剥き出してピンク色の内壁まで景気よく見せつける性器描写のいやらしさは天下一品だ。ピュッと噴き出す愛液を垂れ流しにしたまま怒張をぶちこまれて表情をトロトロに崩しハートマークを乱舞させるヒロインズのアヘりっぷりがたまらない。シャフトがなんども結合部を往復するそのつどおっぱいを振り乱し呼吸を荒げて快楽に打ち震えるエロメスどもの前後の穴へたっぷり白濁液を種つけしフィニッシュだ。
過去作品に比べ女子の年齢層がやや上方向に偏ったぶん私的抜き度が目減りしたものの、基本的にはとても使い勝手のよろしい精液分泌支援装置。俺とは逆に神保ひとでの大人系キャラがお好みの方ならむしろこちら路線が福音だろう。今作のなかではドジッ娘お姉ちゃんが弟の粗相を目撃しちゃって気まずくなるもHで仲直りの「誘惑姉さん」がマイフェイヴァリット。