今月の全権委任法。

-佐波サトル「強制恋愛」一水社 ISBN:9784864160766
話△ 抜○-△ 消極小-無 総合△

ふんわり丸顔+もっちり巨乳のキュートガールズ&レディースが汗やら涙やら愛液やらいろんな汁にまみれながらよがりまくりイキまくり短編11本+描きおろしショートカラー。出てくる女の子みなハードにまんこを使役してはザーメン大量搾取のじつに抜きオリエンテッドな芸風が光る作者最新刊は通算6冊めだ。
萌えシーン最前線ではないものの親しみやすく訴求力の高いアニメ絵ベースの作画はキャリア初期こそ品質にばらつきがあったものの最近はすっかり安定。前作「ずっとつながったまま」の刊行からはおよそ2年近くと若干長めのインターヴァルは空いたものの、ひさしぶりの出会いでも違和感なく中身に没入できよう。
前作で上方向がいくらかワイドになったヒロインの年齢分布は今回高い方でも推定20代なかばと若干シュリンク。もっとも年長さんでもルックスはさほど熟女っぽくないうえずいぶん乙女ティックな言動をするのでトータルでは女の子のかわいらしさがよりきわ立つ。とくにツンデレ風なヒロインを描かせると抜群にイキイキし、ふだんは強がってみせるのにHに突入するやラヴワードを連発しながらきつく抱きつきちゅっちゅ三昧の甘エロぶりをさらす光景にニヤニヤが止まらない。
かくのごとくコケティッシュさを強調したキャラ造形ゆえ、ストーリーも必然的に和姦イチャラヴ方面へ傾斜。ヒロインが夫の上司に肢体を蹂躙される「お祝い」を唯一の例外として、ほかはみな1on1のベタ甘ラヴ・アフェアに終始する。ただしお話の雰囲気こそ変わらないが収録作のなかにスカトロものが3本含まれているのには要注意。愛の証に菊門からモリモリ排泄物をひり出すヴィジュアルはかなり受容のハードルが高いので、耐性なしと自覚する貴方は回れ右するのがベター。
物語的なうまみより実用性にプライオリティを置くためエロシーンへの移行はスムーズで、どの話も開始数ページですぐさま女の子の魅惑的なボディへアクセスできる。ほどよく脂肪の乗った乳や太腿をあらわにしうるんだ瞳でこちらを見つめる彼女らの無言のお誘いに辛抱たまらず攻勢開始。汗まみれの肢体を執拗にねめ回し秘部をまさぐって蜜壷からエキスをしぼり出す。パワープレイの連続にすっかり陶酔しきったおにゃのこの火照りも収まらぬうちに怒張をインサート。たちまち背中をのけぞらせこみ上げる快感に全身を打ち震わせるエロメスどもの内奥に激しく怒張を出し入れし2人して分泌物まみれだ。涙とヨダレでお顔をぐちゃぐちゃにした彼女らの嬌声もいっそう高まるなかとどめにこれまた大量の白濁液を消防車の放水のごとく噴射しフィニッシュ。
前述したようなスカネタやこれまたどうしてもちんこが屹立しないふたなり話があったので個人的採点は下げてしまったが、極細白線もしくは消し忘れというナイスな修整具合のアシストもあり精液分泌支援物資としてはかなり優秀。貴重な一水社生え抜き作家のひとりとして今後もますます活躍していただきたいものだ。収録作のなかでは後輩女子の貪欲なアピールに陥落しハードファックの「せのび」で気持ちよく我が息子を酷使。