話△ 抜◎-○ 消小 総合○
グラマラス美人だけど性格最悪体操部部長が腹に据えかねた部員たちの手で輪姦強姦子種注入連作2本+再婚同士の両親の死で残された連れ子たちが身体を寄せ合いきずなを確認連作2本+独立短編3本+オールキャスト集合描きおろしプロローグ&エピローグ。乳と性器をドドーンと強調のドエロいボディをゴリゴリ酷使してはガッツリ種つけ速攻腹ボテのパワフル&スピーディな展開がすばらしい作者初単行本だ。
Mujinをたまにしかチェックしていない俺はこの作家に関する予備知識がまったくなかったのだけれど、ストレートすぎる表題とコッテリ扇情的ないかにもTIらしい表紙に惹かれて衝動買い。購入後に先行レヴュウや著者サイトをチェックすると、同人などではすでに大御所クラスの活躍をしている人のよう。検索の際には当出版社用のこちらではなく従来から使用の野晒惺orのざらし名義の方がよく引っかかり、なるほど相応のキャリアを持つ方なのだと知る。
旧来の劇画テイストとは一線を画すニューウェイヴTI執筆陣と共通の雰囲気を持つ端整なタッチで描かれる女性陣は、いわゆるアニメ絵の範疇でありながらすらりと頭身高め&モデル顔負けの均整のとれたボディラインにより3次元グラヴィア・ガール的豪華さが自然とかもし出されている。年齢層はミドルティーン～熟女と幅広いのだが、年少キャラでも身体は不相応に発達しているわ子持ちアダルトさんはやたら若作りだわで見た目はどの世代も似た印象ゆえおばさんフォビア/ロリ嫌いのどちらでも受容可能。
わずか2文節の簡潔なフレーズがそのまま中身を規定する単行本タイトルはじつに秀逸で、ガツガツ女子を犯しては受胎させまくる凌辱HRづくしですべての作品が構成される。お話によっては中田氏したあとお腹がふくれる前にクローズするものもあるのだが、描きおろしパートでみなさんめでたくラージなPONPONを見せまくるので妊婦大好きっ漢は安心めされよ。
この出版社には同じく妊娠関連のネタを得意としそればかりを送り出す先達として小峯つばさがいるのだけれど、同じような素材を扱わせてもその処理は対照的で結果的に棲み分けが成立している。小峯つばさが強要系からラヴラヴまでセックスの様相を幅広く取り、妊娠の進捗やら家族の理解やら子作りを取り巻く事象のあれこれについて広く言及するのに対し、秋神サトルは和姦色を極力抑え攻撃的なファックに終始するとともに、行為も種つけプロセスおよびボテ腹プレイのみに特化。派手な擬音とえげつないアヘ顔が入り乱れる肉食系のそれは、むしろ新堂エルのように別に妊婦一色でない作家の方が感触が近いかもしれない。
そんなわけでパワープレイ一辺倒の濡れ場は緩急にこそ乏しいがとにかく強力無比。ヒロインたちの大ぶりな肉体をゴロリと横たえ委細かまわずまんこ拡げて怒張をねじこむレイプまがいの行為に彼女らもむしろゾクゾク身体をよじらせ突き抜ける快感に陶酔しきったエロフェイスをさらす始末。多数の男どもに取り囲まれ膣内のみならずお口へも肛門へもすべて男根をインサートされてハードに内壁をこすられながら白目剥いてよがりまくるあさましい痴態は下等動物同然だ。日頃の取り澄ました表情をすっかり崩壊させて下品きわまりない淫語をばらまき続けるメスイヌの内奥にザーメン一斉射出して受胎確定。
舞台設定はそれなりに多彩なものの性交パート突入後のシークエンスはどの作品もアヘ顔大量投下の肉弾戦ばかりなのでもう少しヴァリエーションがほしいところだが、有無を言わさぬ特濃エロスの横溢に脳みそがちんこまんこで占拠されること請けあい。それになんといっても泥くささのない絵柄でマニアックさ極まるシチュを堪能できるのは他の凡庸な作家たちに対する大きなアドヴァンテージだ。俺的には表紙へ抜擢のムチプリ傲慢ツインテっ娘・柳音さんがそのツンケンした態度とは裏腹に素直なホントの気持ちを漏らすモノローグがなんともカワいじらしい「着地点見つけた」/「帰宅困難母娘」連作がもっともお気に入り。
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