話○ 抜○ 消小 総合○
チアリーディング部のみそっかす1年生部員がじつは女装男子だと暴露されてから部活の雰囲気は思わぬ方向へ表題作長編5話+全員集合アナル合体描きおろし後日談。さわやか青春ストーリーとガチンコ特濃ファックとの幸福な結婚が読み手のちんこをたまらなく刺戟するこの作家最新単行本は通算6冊めにして当出版社からの5th。前作「きょうえい!」のリリースからは1年半と少々間が空いたがようやくのお目見えだ。
基本はオーソドックスなアニメ絵ながらクッキリはっきり力強い描線と非常にフィジカルなボディ描写&テカテカツヤツヤのトーンワークにより構成される独特の絵柄はひと目見たら忘れられない骨太のタッチ。ちょくちょくお顔やエロパーツ描写のディテイルをいじくる人ゆえ絵が不安定な印象を抱いてしまいがちなのだけれど、今回は1冊まるごと続きもので執筆時期もバラけていないのでジャケ買いしても表紙完全コンパチの安心設計。
これまで唯一他社刊で物語の系統が明らかに違う前々コミックス「堕ちる闘神」を除いたTI刊行既刊4冊はみな学園もので、今回も舞台設定はそれらと同様。1冊めから延々キャリーオーヴァーの3人組の登場こそなくなってしまったが(残念!)、これまた皆勤賞の変態メガネ君が引き続き登場しているので世界観はずっと共通のようだ。
竿を活用する唯一のキャラであり男の娘である主人公・永山きゅんがそのキュートな容貌に似合わぬ極太ディックで並み居る女子部員をすっかりとりこにしてしまうウハウハハーレム展開が物語のベースライン。冒頭では同じ1年の女子・花井さんとラヴラヴっぽい雰囲気になりかけたのだが彼女はすぐ後景に引っこみ、2話目からぐんと存在感を増した厳格ドSポニテ上級生・春日野部長をメインヒロイン扱いにしつつその他ヒラ部員がにぎやかしに参戦する感じ。部長はその身体の秘密といい陥落したあとのデレデレぶりといい明確に特別扱いで、裏表紙にてチアコスの下をたくし上げ挑発する彼女が気に入ればいっそう楽しくストーリーに没入できることだろう。
最初の方こそ不穏な様相ではあるけれど、全員が打ち解けたのちは永山きゅんを中心に一同強固な絆で結ばれてラヴラヴ空間をところかまわず醸成。そのようすを不審がる新聞部女子も彼のちんこパワーに屈服し大量のザーメン注がれて悶絶だ。ピキピキ青筋が浮かび独立した生物のようにのたうち回る永山きゅんの長大な包茎ペニスに貫かれてチア部女子どもすっかり桃源郷。
とまあ中盤以降はひたすら彼と彼女らのくり広げる性器どうしのガチンコバトルを延々実況中継する全編精液分泌支援物資と化すのだが、とくに最終話に突入してからの気の触れたようなシチュ乱れ撃ちには心の底から感嘆した。大会当日の演技中に突如勃起した永山きゅんをあうんの呼吸でフォローするシーンからスタートする大げさな決めゴマの連発やおにゃのこ全員御開帳→ちんこ出し入れされみなさん潮吹き→こんどは一同アナルもおっ広げだ! の流れるようなシークエンスは一歩間違えばギャグになりかねないのだが、たしかな画力と巧みな画面構成で一大スペクタクルへと昇華している。部員全員腸内へも精液出されて勢いよく逆流させ絶頂のド迫力クライマックスを見せられたらもうシャッポを脱ぐしかないですよ。
以前からこの作家がしばしばひそませてくる男の娘要素にはどうしてもノれない頑迷守旧派の自分ではあるけれど、今作のような豪華絢爛ハーレムを圧倒的なヴィジュアルで見せつけてもらえればそんなのはささいな瑕瑾。ケダモノのごとく激しくつがう情欲の発露を甘ったるラヴのシュガーコーティングにくるんでお送りする素敵なミスマッチ無限軌道にちんこをしごく手も止むことなし。エロ漫画読みを自負する方ならばこの濃密かつ豊饒な作品世界にぜひ触れていただきたいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿