-葵ヒトリ「人妻を輪姦す8つの方法」一水社 ISBN:9784864160780
話○ 抜○ 消小-極小 総合○
いまにも垂れてきそうな特大バストとほどよく使いこまれ淫臭を発する完熟まんこを標準装備のフェロモンダダ漏れ猥婦たちを美味しく頂戴短編8本+描きおろしショート+おまけ近況報告漫画。匂い立つほどにお色気過剰なヒロインズがガツガツつがう光景を描かせれば右に出るもののないこの作家2011年度初見参は通算8冊めにして成年指定での7th。
キャリアのスタートは今世紀初頭あたりからともはや中堅クラスの人で俺もなん冊かは購入させてもらっていたのだが、最近は題材がすっかり年長方向に偏って青い果実スキーの自分には手が出しづらくなりごぶさたの作家。今回もじつはとくに買う予定はなかったのだけれど、同時期に発売された新刊単行本数冊を店頭サンプルにより比較検討しているさなか股間にガツンと一撃を食らいすかさずレジへ。
3次元的リアリズムを保ちつつスタイリッシュな表現をふんだんに盛りこむことで成立する独特のタッチは、まるで旧来の劇画のように見えるときもあれば先鋭的なオサレ最前線のごとくにも感じられたりの不思議なアトモスフィアを保有。いっとき出版社からの要請でTLも描いていたくらいフェミニンな絵柄はじつに華やかで、このある意味無国籍的でドライな筆致が官能小説めいたドメスティックでウェッティな設定をクールに読ませてしまう葵ヒトリマジックを生み出しているのだ。男性キャラもリアル志向のえげつない造形でいながらこの洗練された描線のおかげで泥くささをまぬがれているのはさすが。
タイトルを裏切らず既婚女性だらけのヒロイン陣はむろん酸いも甘いもかみ分けたオトナのオンナ専科であり、ギャルっぽい若奥さまから婀娜なマダムまでヴァリエーション豊かなワイフ像を堪能できる。瞳をうるませぽってり扇情的に盛り上がった唇を半開きにしながらほおを上気させこちらを見つめるエロメスどものおねだりフェイスに読み手の勃起中枢もパンク寸前。
そんな彼女らをどさくさまぎれに集団レイプしてみたり肉体的接触を徐々にエスカレートさせなりゆきで本番突入したりと望まぬ形でセックスに持ちこむのが物語の基本パターンで、結局のところ行為に没頭し旦那以外の男のちんこで感じまくり乱れまくる光景がなんとも淫猥だ。熟れた肉体をまさぐられトロトロに光る蜜壷を突き上げられて端整な表情をグチャグチャに変貌させてはハートマークを四方八方にばらまくヒロインがそれでも最後に残された理性を振りしぼりその場にはいない夫へ許しを請う、そのシークエンスがまたいっそう興奮を励起せしめるのだ。
若い娘とは違いいろんなところに肉がつき均整が崩れはじめたいやらしい肢体を、それまで性的関心などと無縁だったはずの親しい隣人や純朴な目下の男性の手で強引に組み敷かれ、重力に負けてゆるく垂れた双の乳房があらわにされる。大ぶりのニップルに口づけされながら生い茂る下半身を責めたてられて涙やら汗やら愛液やらを体中から噴き出しびしょ濡れだ。たぎる逸物を受け入れ激しい往復運動が始まれば口から出るのは言語にならないアヘ声のみで、豊かな肉置きの腰を抱えられながら粘膜をこすり上げられるたびによだれダラダラたれ流し絶頂。シメは主人のものではない熱い飛沫を子宮の奥へ直接叩きつけられなかば意識を失いながらファイナルアクメへと到達する。
表紙だけ見たときはさすがに個人的嗜好から乖離しすぎて気後れしたものだが、いったんタガが外れると貞淑な人妻が貪欲に快楽をむさぼりはじめるそのギャップに我が脳髄もすっかりとりこ。また本編とはうって変わってテンポよくギャグをたたみかける巻末おまけ漫画もいい味出していて楽しませてもらった。収録作中ではダンナの会社の黒人研修生に黒光りする陽物を二本差しされ奥さん悶絶の「ニッポンのオモイデ」と、意に染まぬスワッピングのはずが相方の優しい責めにヒロインいつしか夢中「SWAPEACE」の2本が飛び抜けてfeel so good。
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