話△ 抜◎ 消極小 総合○
茶道部廃部の危機を乗り切るため唯一の男子部員たる主人公を実験台にメンバーどうしで毎日H三昧表題作長編全11話+カラーピンナップ。ボディむっちり性器ねっとりのいやらしすぎる肢体をフル活用して本能のままガツガツ交合しまくるさまが素敵な作者第4単行本は初の1冊まるまる長尺もの。
一昨年に刊行の前作「らぶちち」をレヴュったころはこの人についての予備知識があまりなかったこともあり購入が遅れたけれど、今回はそのすばらしさを充分に知悉しているので有無をいわさず発売当日にゲット。すっきり好感度の高いアニメ絵で描かれる明朗快活ヒロインのほがらかな笑顔がナイスな表紙が快くお出迎えだ。
ほどよくディフォルメの利いたダイナミックな描線でものされるヒロインたちが明るく激しく性器どうしのファイトにいそしむ作風はこのたびの長編でもまったく変化なく、強いて特記事項を挙げるとすれば学園舞台にしたことで女の子の年齢層がハイティーン固定になったことくらい。またこれまではほぼビッグバスト専科だったのがわずか1名とはいえ貧乳要員を投入してきたのには少々驚いた。もっとも大半はメロンやスイカのように巨大な双丘を惜しみなく披露するいつもの歌麿おっぱいキャラゆえデカチチ愛好家も心配めさるな。
まるごと続きものとはいってもストーリー構成はそれほど綿密ではなくて、1話めで遊郭部へ組織変更はするものの以後べつに部員が春を売るわけでもなく従来どおりお茶を点てけっこうなお手前をいただきつつ日々まぐわうだけ。要は主人公をめぐるハーレム設定をまず確立しあとは手なり馬なりで複数女子のセックス順列組み合わせをひたすら展開のイージーラヴだ。オチもあえて状況にケリをつけずドタバタな日々は続くよエンドでいささか締まりがないと感じるかもしれない。
しかしながらよく練られた女の子のキャラメイクとその性格づけに応じたプレイスタイルとのマッチングがこの物語を充分に魅力的なものにしている。天然/おっとり/献身的/策士(/ツンデレ)という具合に上手く属性をバラけさせたおにゃのこがそれぞれ異なるアプローチを仕掛ければ、主人公もまた別々の愛し方で彼女らに相対する次第。いちおう本命的存在はいるものの各担当回においては分け隔てなくハグされ寵愛されることでかりそめの恋はいやがうえにも盛り上がり、女子ども全員ハートマークを乱舞させながら幸福そうにイキまくってくれる光景には思わずほっこりさせられてしまう。
豊満な肉体を豪快にぶつけ合い猥雑な擬音にまみれながらとびきりのアクメ顔さらしてヒロインがマシンガンのごとく淫語連射しつつ絶頂に達するやたらと派手派手しいエロシーンはまさしく歌麿の真骨頂で、お手入れの甘いヘアをかき分けながらビッグコックをゴリゴリねじこむたびストレートに快楽を受けとめ大きな嬌声をたてるおにゃのこズのエピキュリアスな表情がなんともエロかわいらしいのだ。性器結合部をガシガシこすりあわせ粘膜をねじれるくらいハードに使役しながらわれ先に登りつめていきしきりに中田氏をおねだりする彼女らの淫乱まんこへ許容量いっぱいの精液をエンドレス供給。最終話ではハーレムもののお約束である全員乱交もしっかりこなし精巣のストックもすっかり空っぽだ。
口当たりのよい甘ラヴ基調でいながらファックは問答無用のハードコアという非常に使い勝手のよろしい自慰表明支援装置であり、恩恵を受けることのあまりないであろうスレンダーロリスキー以外のほとんどの和姦ガチエロ嗜好の方へ推奨できる鉄板抜き物件。前作より若干ヒロインの年齢層が下がったことで極私的実用度もグッとアップしありがたくしごかせていただいた。とりわけ天真爛漫淫乱アホの子キャラ・ハルナさんがのびのびと明るくえっちを謳歌するさまには非常に心いやされましたですよ。
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