2011-10-09

今宵のヴェドゥティズモ。

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-みき姫「ちいさなママとHな事情」久保書店 ISBN:9784765934947
話△ 抜○ 消極小-無 総合△

ある日突然母さんが少女サイズに縮んじゃって生活は一変し表題作長編8話+独立短編1本。しっとり妖艶な熟女ヒロインに定評のある作家がちんまい女子もいけるぜとばかりにチャレンジの意欲作は作者通算6thコミックスにして成年指定の3冊め。
この人については長いこと「艶々フォロワーの人妻/母親系作家」という認識を持っていたのだけれど、たまたま店頭で今回の新刊が並んでいるのを見ると表紙の女の子がずいぶん若い感じなのでついつられてレジへ。見本閲覧NGの本屋だったからひさしぶりに不見転でのギャンブルとなったが、どうやら賭けには成功したもよう。
いささか古典的ながらすっきりした一般青年誌調のタッチはこの作家が主戦場としているコンビニ売り誌ではとりわけよく映える。この絵柄を武器にしておもに年長女性との抜き差しならぬラヴ・アフェアを描くのが通常パターン。ただしその完成度の高さは認識しながらもどちらかというと熟女苦手の俺はこれまでずっと購入意欲が湧かずにパスし続けてきたのだ。
そんな自分が今単行本のカヴァーイラストにはみごとに撃沈させられたわけだが、表紙で上目遣いにこちらを見つめる彼女こそは今回のメインコンテンツである冒頭長編の主演女優にして一児の母・千夏さん。そんな彼女が乗っかる物語のフォーマットは一般/エロ問わず星の数ほどある「若すぎるママに息子ドギマギ」のヴァリエーション。すでにみなさまの脳裡にもいくつかの先行作品が浮かんでいることだろうが、俺が思いついたのでは小暮マリコ「ワガママな彼女」とか、しらんたかし「ハハワカガエリ」あたり。
ストーリーの導入から結末までお約束的なシークエンスが確立しているだけにオハナシの新味は皆無なものの、それだけに読み手のココロをくすぐる定番シチュがてんこ盛りで効率よく興奮を励起。すっかり体躯が変化してとまどう場面やら息子と結ばれてしまったことの葛藤、そしてすべてを受け入れ新しい人生を生きてゆくに至る彼女のヴィヴィッドな心情をていねいにトレースする。
ロウティーン相当にシュリンクした千夏さんは物語中盤からカムフラージュ用の「ちなみ」という名前を得て、以後は愛息・ナオミくんとの愛欲生活もいっそうヒートアップ。華奢な手足や薄っぺらいトルソを目いっぱい使役しながら禁断の快楽におぼれてゆくさまがほのかな背徳のスパイスも加わりいっそう蠱惑的だ。もういちどすべすべ化した幼い蜜壷へたぎる欲棒をゴリゴリねじこんでいくたび随喜の涙を流し甘い吐息をもらしはじめる彼女の昂ぶりにシンクロするように息子ザーメンを2度3度と膣内深く注入。
途中出てくる関係かき乱し役のサブヒロインやエロピンチ用の男どもなどはいささか夾雑物めいて興を殺がれはするものの、年端もゆかぬょぅι゙ょでありながら母親でもあるアンビヴァレントな存在を思うがままにむさぼり白濁液を放つというアモラルな歓びを体現できる。また潜在的ライヴァルたる父親の影が最初から排除されており母子ファックに集中できるのもありがたいところだ。お肌や性器などのトーンワークにもう少ししっとり感があればとは思ったがほとんど○に近い評価。驚くほどに面積の少ないナイスな修整具合ともあいまって使い心地良好な抜きツールといえよう。

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