-灯ひでかず「よりどりEcstasy!!」茜新社 ISBN:9784863492592
話○ 抜○-△ 消小 総合○
変態科学者のえっちな発明に助手さん毎回受難連作2本&描きおろしおまけ+短編8本。ちんこやら道具やら触手やらに責めたてられて派手にイカされちゃうヒロインズの痴態に辛抱たまらん作者初単行本だ。
じつのところ発売当初は表紙を見てもあまりピンと来ずいったんスルーしたのだが、その後各種レヴュウを見て興味がわいてきたので遅ればせながらゲット。まず本書を手にして目に入るカヴァーイラストは適度にディフォルメの効いた描線くっきりのアニメ絵で、これがデビュー作とは思えない完成度の高さ。ポップなその絵柄は女性の淫蕩な部分をアピールするのにはいささか不向きなものの、逆に健康的なおにゃのこが躍動するさまをヴィヴィッドに描写するのにはジャストフィット。
訴求力抜群のタッチでものされる女性陣はミドルティーンから20代前半あたりのもっとも美味しい部分を惜しみなくフィーチャー。年齢を問わず愛らしいフェイスに滑らかなボディが合体のグッドルッキングな造形に愚息もエレクチオン。また胸サイズは基本巨乳ながらちっぱい方面も数名用意してぬかりなくワイドレンジな需要にお応えだ。キャラメイクも活発系に無表情タイプやおっとりさんなど多彩に取りそろえており読み手を選ばない。あとこれは本当に極私的な好みの問題でアレなのだが、この人の描くショートボブっ娘がことのほかナイスでこれが購入に踏みきった大きな要因だったり。
これらの女の子たちが活躍する物語たちはもっぱら和姦ベースのラヴコメで占められるが、特徴的なのは各話でくり広げられるじつに多種多様な性的プレイ。帯の惹句で的確に述べられているように、通常のセックスのみならず触手やら道具やらのアイテムを駆使したり、あるいは淫魔ネタや痴漢プレイなどの突飛なシチュを導入したりと、さまざまなエレメントを持ち寄り足し算することである種のケミストリーを発生させるのが灯ひでかずの真骨頂だ。
白磁のようなお肌にヴァイブだのローターだのを押しつけられてみたりウネウネうごめく無数の触手を這わせられたりの異物プレイで敏感な部分を容赦なく責めたてられてのっけから女子どもはトロ顔をさらけ出す。早くもびしょ濡れの蜜壷を指先でこねられ陰核を刺戟されてハートマークをあたり一面にまき散らしファーストアクメだ。逝った直後に休む間も与えずメリメリ暴れん棒をねじこんでやると彼女らまたしても突き抜ける快感に瞳孔おっ開きながら恥も外聞もなく咆吼しまくり。いっそう締めつけを増しマシンガンのように言語にならない嬌声をばらまくヒロインの子袋いっぱいに白くねばつく液体をドプドプ叩きつけたその刹那オールキャスト絶頂。
扱うプレイの幅がむちゃくちゃ広いぶん一部のお話が各人固有の禁忌に触れる可能性はあるものの(自分の場合ふたネタや男の娘ものはちょっと……)、女の子をひたすら気持ちよくさせてしまうという明快なコンセプトが貫かれており読後感はじつにさわやかだ。いまから一般誌で描きはじめてもおかしくない軽やかで魅力的な絵柄を持っているだけにサクサクこの業界を卒業してしまうのではと不安はあるけれど、願わくばこちらにいるうちは人類の叡智を超えたヴァラエティ豊かなエロスを追求してもらいたいもの。俺的には某ズボラなエース風味の性欲旺盛ヒロインが精力絶倫に豹変した彼氏にイカされる「神様へるぷ!」と、才色兼備のクールな妹がいざコトに及ぶと端整な表情をトロトロに崩して乱れまくりの「シスターチュートリアル」の2大短髪女子もので気持ちよくハンドジョブにいそしませてもらいました。
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