2011-12-15

今宵の日和見主義。

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-左橋レンヤ「濃いの注入!」茜新社 ISBN:9784863492646
話△ 抜○ 消小 総合△

彼女の親友に2人の営みを目撃されなりゆきで3P突入中編3話+おカタい風紀委員長さんはじつはエロエロで本編&続編+独立短編5本。頭身高めのビューティフルガールたちとイチャラヴ三昧の理想郷が目の前に広がる作者2冊めのコミックスだ。
スレンダー風味の萌えっ娘JS/JCあたりが多数派を占める「COMIC RIN」にあってバスト大きめの発育しきったヒロインをおもに送り出すこの人は誌面で異彩を放つ。雑食の自分的には巨乳も貧乳もドンと来いなのだが、今年2月に出た初単行本「蜜だく彼女」のリリース時には作中の女の子の造形が私的嗜好からはアダルトすぎて申しわけなく思いつつスルーさせてもらった。それが最近ではベースラインをそのままにお顔が若干幼いつくりになり雑誌掲載時にいくつかグッとくる話もありと徐々に己のツボにハマるようになったので初のチャレンジ。
前述したとおりぷに系主体のRINでは異質なグラマラスボディを好んで描く作家で、フェイスもまた萌えっぽさの希薄な一般青年誌調のタッチ。同じ茜新社系列なら天魔やシグマあたりの方が似合いそうなタイプだ(まあ編集部が別ものなので移籍とかは現実的でないだろうが)。後ろの方に入っている執筆時期の古い「VIDEO BOY」(グラヴィア誌)初出の3作品などはより大人びた筆致でおそらくはこっちが元来の絵柄と思われる。その意味では現在の境遇は必ずしも本意ではないのだろうが、環境に適応すべく直近のものはずいぶん女子のキュートさが増してきていて個人的には歓迎すべき変化。
一方で物語のトーンはわりと同誌の路線に忠実な甘口ラヴコメ仕立てであり、カップルどうし終始いちゃつく系統のお話が中心。一部の話で複数ヒロインが参戦したり女の子入れ替わりがあったりするものの、それらも修羅場を巧妙に回避し明るく収束させるので読後感はしごく良好だ。目新しさこそないけれど読者を不安に陥れることなく抜きに集中させてくれるよいお仕事。
大ぶりの肢体をフル活用してガツガツちんこを撃ちこむエロシーンはたいそういやらしくマーヴェラス。大半のキャラがご立派な双丘と安産型のヒップとを標準装備するだけにお肉の動きもダイナミックだ。熱い蜜壷を強引に拡げ猛り狂う怒張をガンガン往復させれば彼女らたちどころに法悦の態でよがりまくり。突き抜ける快感に全身をのけぞらせるたび形のよい乳房がブルンと揺れる。ズブズブ音を立てながら結合部どうしを摩擦し続けるうち女子どもも熱に浮かされたかのごとく必死に中田氏をおねだりだ。仕上げは彼女らのご要望どおり大量の精液をドプドプ注入しフィニッシュ。
直近まで連載していた先輩女子×後輩男子ものが収録漏れしたのと少し毛色の違う旧作が混入しているのとでいくらか採点をさっ引いたがほとんど○に近い評価。もっとRINの誌風に馴化が進むであろう次回作が楽しみなデキだ。今回分ではこの作家に開眼するきっかけのひとつとなった冒頭からの3Pもの「親友の心得」連作がなんといってもマイフェイヴァリット。それもメインヒロインたる恋人・奏さんでなくショートヘア巨乳っ娘の親友・真希ちゃんが短髪女子スキーな俺のハートを直撃で股間から血が出るほど使わせていただきましたよ。

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