2011-12-18

本日の耳鼻咽喉科。

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-urute「スウィート和姦デイズ」エンジェル出版 ISBN:9784873064048
話○ 抜◎-○ 消小 総合○

萌えまっしぐらのおっぱいっ娘どもが愛する彼の前でだけ豊満な肢体を押し開き甘く激しく乱れまくり短編8本+フルカラーショート1本。おそろしく訴求力の高い端整な作画と恋する2人の真摯なラヴをていねいに紡ぎ出す作劇とのコンビネイションが素敵な作者初単行本だ。
この作家に関する予備知識はほとんどなかった自分なのだが、今月の新刊情報が世に出たときやたらとかわいやらしいカヴァーイラストに目が釘づけになり突如気になりはじめた。そこにたまたま刊行直前に他社でのショートカラー仕事を見たことで大まかな芸風を把握できたので今回安心してレジへ。ちなみに購入後著者あとがきを見ると「いろいろな雑誌を転々として……」とあったので調べたところたしかにTIやらコアやらKTCやらと主要版元を網羅する勢いながら単発での執筆ばかりで長期掲載枠はこの出版社が初。これだけスポット参戦が続いたんじゃなかなか本が出ないわけだよ。
今単行本の表紙からも明らかなようにあどけない顔立ちとそれに不釣り合いなくらいのビッグバストとの組み合わせを基本とするヒロイン造形がこの作家の最大の魅力。柔らかな萌えアニメ風の描線に石恵ライクな密度の高いCG塗りが加わりもちもちボディの魅力を全面フィーチャーするヴィジュアルの破壊力は尋常でない。この萌え萌えした筆致はRINやメガミルクあたりだとジャストフィットしそうな雰囲気なのだけれど、収録作のすべての初出である「エンジェル倶楽部」はもっと漢らしい絵柄の執筆陣が主流なので掲載時はずいぶん周囲から浮いたのではなかろうか。
この高品質な作画に組み合わされる物語の方はこれまたタイトルどおりに彼氏彼女のラヴラヴエロス専科。しかしながらひたすら明るくコミカルなお気楽風味ではない、2人の固いきずなを確認し永遠の愛を誓うに至る一連のシークエンスを繊細な心象描写や赤面しちゃうようなスキスキワードの応酬などを交えて描き出すド直球のピュアラヴ発露がこの人ならではの特徴的な部分。どちらがいい/悪いの問題ではなくこの少々重たくすらある恋愛模様によっていわゆるコンビニエロとの差別化が図られているのだ。その意味で慎太郎シール誌ではなくガチ成年向けの媒体でこのストーリーを展開したのはまさに適材適所だと思う。いくつかの作品で存在するヘヴィな前振りも彼/彼女の愛情を強固にするための触媒として不可欠であるので、たまに不幸めいた場面に遭遇しても和姦スキーは目をそむけず次のシーンへと進んでもらいたい。
かくしてステディな男子女子がきつく抱き合い互いの気持ちを再確認する濡れ場は熱く激しいものとなる。ふよふよの肉体をやさしく愛撫しながら大ぶりの乳房へと到達し、お口で舌先でニップルをいらい倒して陥没ぎみのそいつをピンと立たせれば彼女もすっかりほおを紅潮させ夢心地。谷間に息子をはさんでみたりフェラしてもらったりと快いご奉仕を受けながら濡れそぼつ蜜壷をおっ広げてコンバインOK。ねっとりからみつく柔肉をかき分けシャフトを突き上げるたびほろりと涙を流し甘い吐息をもらして快楽におぼれるおにゃのこの痴態がじつに扇情的だ。2人して好き好き言いあいながらいっそうピストンの速度を増してゆき、シメは彼女の子宮の最奥部めがけ許容量オーヴァーの白濁液をたっぷり注入して種つけ完了。
愛らしい童顔巨乳ティーンズにゴリゴリ膣内射精三昧の光景を豊富な性器断面図を交え詳細実況中継のエロシーンがたいそうプラグマティックで、これがデビュー作とは思えないハイレヴェルな鉄板抜きツールだ。きのうレヴュった同日発売のもずや紫とともに萌えとガチエロとの両獲り物件を2つも年の瀬に供給してくれたエンジェル出版GJと言わざるを得ない。収録作のなかでは茶摘み娘姉妹に懇願されて子種をデリバリー(ただし妹ちゃんには発射未遂……残念!)「八十八夜目のただいま」と、不幸を乗り越えパン屋を守り続ける2人のイチャラヴファック「愛((かな)しきブーランジェリー」がマイフェイヴァリット。

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