-大秦国王安敦「キミだけにするんだから」コアマガジン ISBN:9784864361552
話○ 抜△ 消極小 総合△
お胸はささやかだけど愛情はいっぱいのぺたっ娘たちとスウィートに恋して長く愛して短編8本+描きおろしフルカラーショート1本。コンパクトな肢体をおずおず押し開いてステディな彼の欲棒を必死に受け入れるおにゃのこのがんばり具合がなんとも劣情を刺戟する作者オリジナルとしての2冊めはコアマガジンからの初単行本。
この人の商業デビュー作「おんなのこわーくす」はいわゆるアニパロ寄せ集めで、純粋な漫画作品としては去年1月刊の前作「お兄ちゃん覚悟なさい」がはじめて。俺がこの作家を知ったのもそちらからで、年齢ひとケタ~プレティーンのちびっ娘がドカドカ投入されやたらSMティックなプレイを多用するというかなりとんがった芸風が印象的だった。
そんな作家がいきなりコミメガHなどという保守本流の雑誌に登場したのを最初見たときは心底ビックリ。数本掲載作を目にしたところで同誌を定期購読しなくなったのだけれど、今回こうしてサクッとコミックス化されたということは順調なペースで作品を発表していたのだろう。てなわけでさっそく書店へ向かい即座にレジへ。
もともとロリアンソロジー主体に描いていた人だけあり、今作もまたカヴァーの表も裏も華奢なボディの貧乳っ娘がお出迎え。もっとも中身を見ると女子の年齢層は前の本より上方向にシフトしていて、おカラダこそミニマムながら制服世代主体のうえ立派な社会人までいたりする始末。よってお歳が2ケタ以上に達するとちんこが勃たない貴方には不向きだが、逆に合法ロリ嗜好の君にはジャストフィットだ。
少女漫画テイストあふれるその絵柄はムダのないさらりとした描線がじつに美しく、この筆致で描かれる凹凸の少ないスレンダーな胴体の造形の妙といったら白磁の器のごとし。コアマガの雑誌群よりはLOやRINに放りこんでみたい素材だ。むろんキャラのほとんどは世代を問わずナチュラル・ボーン・つるぺただが1人だけビッグバストなお姉ちゃんが混ざっているのは不思議。個人的には貧乳作家のたまに描く巨乳さんはむしろごほうびなのだけれど人によってはこれをいやがるかもしれない。
先述のように以前はわりとトリッキーな題材を扱っていた作劇はコミメガ系列の誌風に準じたオーソドックスな甘口和姦がメインになった。一部女の子がS色全開で責める系のお話を残してはいるものの、全体的には格段に取っつきやすくなっている。しかしながら物語が単調になったかというとそんなことはなく、各話のヒロイン造形に多彩なアレンジを施すことで読む楽しさを演出。コンプレックスに悩む娘もいれば嗜虐心をむき出しにする危険人物あり、おっとりなようでじつは計算高いムスメさんもという具合にさまざまなタイプの女の子とくり広げる十人十色の恋愛模様をヴァーチャルに体感できよう。
端整なタッチゆえエロシーンはどちらかというとお上品だが、さすがちんこまんこ原理主義を貫くコアマガジンでのお仕事となれば前作よりはパワーアップ。うすっぺらいお胸を指先でコリコリ刺戟しながらなにひとつ視界をさえぎるもののない下腹部をオープンセサミして如意棒を侵入させてゆけば、彼女らも甘い吐息をもらしこみ上げる快感に身もだえしながら小さな膣内をキュッと締めつけてくる。ほおを真っ赤に染め背中をのけぞらせながら小刻みに嬌声を発するさまがたまらなくエロっちい。辛抱たまらずおこちゃままんこの奥深くへ大量の白濁液を叩きつけたその刹那、いちだんと大きくあえぎ女の子は初めての絶頂を迎えるのだ。
いくつか存在するサドっ娘系のお話にはどうしても乗れないものの、シルキーで清潔感あふれるヴィジュアルと少女のキュートな部分を上手に抽出したキャラメイクとの魅惑のコンビネイションはまったくもって眼福。一読したのちニヤニヤが止まらなくなること必定の上質なラヴ摂取用物件だ。俺的には背丈も胸もちんまい校医さんとドキドキ恋物語「期待はずれでごめんなさい」と、関西弁ブルマ眼鏡ドジっ娘と私的ツボ突きまくりなぽややん少女と初々しくファックの「あせらへんと」の2つが最愛。
0 件のコメント:
コメントを投稿