2012-01-18

今月のV-K☆カンパニー。

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-槍衣七五三太「ふたりきりの放課後」コアマガジン ISBN:9784864362245
話○-△ 抜○ 消極小 総合○

妹みたいな幼なじみからあこがれのお姉さんまで気になるあの娘とスウィート&ハードにラヴ全開短編全10本。たしかな画力でつむがれるヴァラエティ豊かなヒロインたちとの夢のような逢瀬を提供してくれる作者第3単行本だ。なお一見して読み方のわかりづらいこの人のペンネームだが「やりいしめた」と発音する。この際だから覚えておくように。
前作「あいらぶ!」のリリースからはおよそ2年あまりとそんなに筆の速い方ではないけれど、長期休業などせずコツコツとハイクオリティな作品を生み出し続けているのには好感が持てる。ちなみにデビュー直後はやたらとキャラの頭身が高く瞳も小さく描いてとかなりリアル寄りの造形だったのだが、いまではふっくら丸みを帯びたあどけない顔立ちの親しみやすい筆致へと変化した。初期のスタイリッシュな絵柄をなつかしむ向きもあろうが、個人的には現在のそれの方が女の子の柔らかみを上手に出せていて好み。
この少しばかり下ぶくれぎみのファミリアな雰囲気が印象的な女性陣は甘食クラスのささやかなお胸をお持ちのおこちゃまから独立した生きもののごとく躍動する双丘を装備のアダルトさんまでのフルラインナップを形成。ただ全般的には巨乳優勢ではある。そうした外見上の差異だけでなく性格づけにも工夫がこらされていて、ツンデレがいれば素直っ娘あり、お嬢さまから庶民派まで、はたまた甘えん坊に母性愛型と、いくらかティピカルではあるものの多種多様な陣容で読者のワガママな欲望にお応えだ。
物語の方は単行本タイトルが示唆するように1on1の甘やかなイチャラヴが圧倒的多数。1本だけ男子2×女子1の3Pが進行する作品があるが、タイマンラヴ原理主義の人は当該箇所だけ飛ばせば無問題だしそれだってお話のトーンは和姦から外れることはない。ステディな男子のストレートな愛情の発露を受けて思わずポッとほおを染めるヒロインズの乙女ティックな表情の変貌にぼくらもキュンキュンするのですよ。
かくしてすみやかに突入の愛の営みはじっくり濃密に進行する。SM的な趣向を導入したりアイテムを持ち出したりなどの奇抜なギミックはいっさい用いられず、ひたすらおのが肉体だけを駆使しての充実した前戯が持ち味だ。女の子側から積極的にちんこをくわえこめば野郎どもも負けじとすべすべまんこへ舌先で猛アタック。辛抱たまらず両者第1回目のダウンを喫したのちすかさず本番へと移行だ。
むっちり肉づきのよいヒップをギュッとかき分けて陰部をむき出しにしたのちおもむろに如意棒をねじこめばいっそう嬌声のオクターヴが上がる。そのまま蜜壷をねっとりかき混ぜてゆく都度アンアン激しくあえぎながら全身をのけぞらせ快楽にもだえる彼女らのしどけない姿がまた勃起中枢をハードヒット。性器結合部のアップをさまざまな角度で読み手に見せつつピストン運動のテンポもさらに加速し、シメは両手で女の子の腰をガッチリホールドしながら子宮の最深部めがけたっぷりとザーメンシャワー斉射。
きわ立って個性的ではないもののコミメガ-ホットミルク系列の誌面によくマッチしたベタ甘ラヴの絨毯爆撃に全身の糖度が上がること必至の愛情エキス詰め合わせ。実用性もまた折り紙つきなので絵柄が気に入れば寒い冬の無聊を慰めるのにたいそう貢献するはずだ。俺的には隣家のお姉さんのもちもちボディに幾度も早撃ちしてしまいながらも彼女の導きにより最後はちゃんと仲よく2人で絶頂の「暗闇でドッキリ」で愚息をハードに使役。

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