-戦国くん「ぷるるん・果実」エンジェル出版 ISBN:9784873064178
話△ 抜○ 消小 総合△
ある日拾った子猫は周囲の女性そっくりに変身しては夜な夜な発情し主人公のちんこでイキまくり長編8話(前単行本より継続:第9-最終話、完結)&あらすじ&エピローグ+独立短編1本。乳や尻などのエロパーツを思い切りよく突き出したドエロボディを酷使しながら女の子たちがビロビロまんこに勢いよく種つけされまくる光景がじつに猥褻な作者通算9冊めにして成年扱いの8th。
マークなしの前作「すとれんじ・ふるーつ(1)」をパスしたので、この人の漫画を記事にするのは2冊前の「はぐりんぐ」以来。もっともそのスルーした前作とこちらとは密接にリンクしており不可分の存在なので結局そちらも購入したうえでレヴュウする。表紙の右上にものすごく小さい字で書いてあるとおりこのコミックスは要するに「すとれんじ・ふるーつ」の2巻なのだ。
ややクセのある筆致ながらたしかなデッサンとダイナミックな構図に彩られた密度の高い作画を特色とするこの作家がキャリア初期のような本格ファンタシーから親しみやすい日常系ラヴコメへと降りてきたのがここ3、4年のこと。そして当シリーズではコンビニ誌連載も初ならマークなし単行本もはじめてと以前の高踏的な作風を思えば信じられない変化。もっとも今回は出版社の方針変更で結局2巻相当分を黄色い楕円レーベルから上梓するという変則的な形でのリリースとなった。セールスのことだけ考えるとよいことではないし2冊並べて統一感のないことおびただしいけれども。
登場する女の子は大学生やら職業婦人やらと比較的年齢高めで(といっても実際にファックするのはその彼女たちの似姿に変身可能な謎の子猫だけど)、身体の方も年相応のむっちり巨乳系ばかりゆえつるぺたスキーは即座に退散すること。なおマークつきとなったことでこの作家が得意とするお毛々モサモサ陰唇ビラビラのやけにリアルな女性器も薄トーン修整でしっかりおがめるようになったのは大いなる加点要素で出版社GJ。
前述のような経緯があるだけに前巻未購入者へのフォローはしっかりなされており、冒頭からのあらすじ漫画で物語のおよその輪郭はつかむことができる。登場人物はそう多くないしオハナシの構造自体はごくシンプルなのですぐさまその次のページから展開される本編に没入できるはずだ。ただしストーリーを盛り上げる要素である変身猫・モモとそのコピー元本人たちのニアミスを処理するのが徐々に足かせになってきたのか妄想に逃げたり無理筋で押しとおしたり、いちばんの勘所のはずのメインヒロインバレがさしたる葛藤もなく流されたりと後半はいささか設定をもてあましていた印象。
やらしい肢体をたっぷりとゴチになるエロシーンの迫力はなかなかで、これが慎太郎シール誌初出だとは思えぬパワフルさ。おそらく連載終盤ではマークなしから黄色い楕円仕様に変更することが決まりかけていたのだろう、うしろの話になるほど濡れ場の密度が高まりちんこまんこの詳細描写に拍車がかかってきている。最終盤における正ヒロイン・千歳との初えっちではもとより戦国くんのウリのひとつである内臓のヒダ1本1本まで執拗にカメラ・アイで追いかける強力無比な性器断面図までもが頻出し好事家の熱いニーズにお応えだ。
ハイライトがくっきり描きこまれた艶めくバストやヒップをむんずと揉みしだきながら生い茂るジャングルをまさぐると女子ども乳首をビンビンに勃たせ下腹部をしとどに濡らして挿入を必死におねだり。長大なシャフトをゆっくりと鞘に沈めてゆくのと同時に小刻みな嬌声を発しだらしなく崩れたイキ顔さらして乱れまくる。ボルチオをガシガシ突き上げられこみ上げる快感で涙とヨダレと鼻水にまみれつつ大声で種つけ志願する彼女の子袋のいちばん深いところへ長い長い射精をキメて果てなき性宴もようやく終了。
終始フラフラと頼りない進行でラストもとってつけたようなイイ話風味で収束とお話面で少々食い足りなさは残ったものの、白人ティックな豊満ボディを駆使しはしたなくも水っパナたらしてエロメスどもよがり狂うその痴態がたいそう効果的に読者の内なる劣情を刺戟してくれる。どうせならこのワイルドな情交を最初から薄消し仕様で楽しみたかったけれども、今回の措置によりストーリー後半部だけでも性器どうしの真剣勝負をクリアに観戦できることに感謝。あとは現在諸事情で流通がとどこおっている1巻もいずれマークつきで出しなおしてくれることを期待しよう。
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