今月の虐殺ソングブック。

-雪路時愛「ましゅまろオパイ」富士美出版 ISBN:9784799501030
話△ 抜○ 消小-極小 総合△

隣家の女子と仲よくする兄の姿に嫉妬する妹が下半身に強攻を仕掛け本編&描きおろし後日談+短編10本。むやみやたらとキュートなおっぱいっ娘と性器どうしの摩擦運動に耽溺しては膣内射精しまくりのたいそうプラグマティックな姿勢が光るこちらは作者処女単行本だ。
今回の収録作品はすべてレギュラー掲載枠を持つ「ペンギンクラブ山賊版」で発表されたものだがそれ以外にもこの人はさまざまな雑誌にスポット参戦しており、同誌を読んでいない自分はそうした他流試合で作者の存在を知ったクチ。ググると商業誌のみならず二次創作でも活発に活動しているようすで、これだけ筆が早く品質も安定しているとなれば各社引っ張りだこになるのも理解できる。
クッキリハッキリ明快な筆致で描かれるアニメ/エロゲ風味の絵柄は非常にキャッチーで、書店店頭などではとても見栄えのするタイプ。ページを手繰るとおっきめの瞳にまるんと愛らしいフェイスの女の子たちがどしどしこぼれてくるさまはお話どうこう抜きになんとも眼福で思わずニンマリ。その際どっかで見たようなルックスの娘がなん人か出てくるのはまあご愛敬ということで。
制服などのわかりやすい記号がないのでヒロインの年齢層ははっきりしないが推定10代なかば～20代アタマといったところ。もっともみなさん顔立ちがたいそうあどけないのでブレザーなりセーラーなりを着せれば全員JC/JKで通用しそう。そんな幼いフェイスなのにお胸にはもれなく巨大な2つの突起が存在を誇示しており、童顔巨乳スキーにはたまらないごほうびだ。ことに直近の執筆と思われる表紙互換な絵柄の数本はわずかに頭身が詰まり表情もいっそうロリっぽくなっていて興奮度もアップ。
キュートさを前面に押し出したキャラメイクにふさわしく物語の方もほのぼのと明るいラヴコメ仕立てで、このへんはコンビニ売り主体のペンクラ山賊版によくマッチした作風。若干空気が不穏なものもあるがヤバくなる寸前で行為は止まっているのでさほど拒否反応は出ないかと。1話あたりのページ数がほぼ16ページ固定と現在のエロ漫画としては短めゆえ大仰な設定を引っぱるわけにはいかずストーリー的うま味は希薄だが、そのぶんワン・アイディアを上手にエロにつなげる小粋な配慮をほどこし読後感は良好。
かくして突入の濡れ場はなかなかに充実しており、魅惑のたゆたゆボディを縦横無尽に駆使する性交シーンを詳細中継。ちょくちょくアングルを変えては結合部を別角度でクローズアップしてみたり適宜性器断面図を交えたりとヴィジュアル面の演出がとても巧みで、トランジスタグラマなおにゃのこがブリブリ乳を振りまんこをハードに貫かれてこみ上げる快感に全身を打ち震わせる光景がごっつやらしくてグッド。
景気よくまろび出された彼女のビッグバストにむしゃぶりつきながら下腹部へ同時進行を開始し、すでに濡れ濡れのパイパンまんこへ青筋立てたシャフトをズブズブめり込ませる。怒張が粘膜を往復するたび愛液がトローリと垂れてくるさまがまことにエロっちい。深く子宮口を突かれるたび小刻みに嬌声をもらし随喜の涙を流しながらお口をヘロヘロにしてよがりまくるヒロインの痴態が勃起中枢を的確にヒット。抽送のペースが倍加し営みが最高潮に達するころには彼女もうわごとのようにひたすら膣内射精をおねだりし続ける1匹のメスと化す。最後はハートマークを四方八方にばらまきながらイキ狂うおにゃのこの子袋めがけ許容量いっぱいに熱いザーメンをぶちまけフィニッシュ。
初期作と推測されるいくつかは現在のそれより女子のかわいらしさで見劣りするためわずかに評定を下げてしまったがほとんど○に近い評価。今後はキュートさ満点なカヴァー絵のような画風で描かれるはずで大いに期待が持てる。あとは若干テンプレなヒロイン造形に個性が出てくればモアベター。収録作のなかでは某あんこライクな恐がり幼なじみ女子の手首拘束→Hへなだれこみの「まもってあげる」と、チア部の彼女と念願のユニフォームプレイで大興奮し複数ラウンド「応援しちゃうぞ」で灼きつくほどに我が砲身を酷使。