話△ 抜○ 消小 総合△
少女も淑女もみなえっちぃボディをハードに使役しては膣内射精されまくり短編全9本。端整な絵柄とダイナミックなファックとのほのかなミスマッチがかもし出す独特のお色気が股間をダイレクトドライヴしてくれる作者初単行本だ。なおこちらは今月上旬発売のものを少々遅れて評価の俎上に載せたことをあらかじめお断りしておく。
この作家がホームグラウンドにしている「COMIC真激」は定期購読していないので予備知識はほとんどなかったのだけれど、華のあるタッチで描かれる肌色ずくめの表紙にグッと惹かれそのままレジへ。いつもどおり中身をめくりまずは初出時期の確認をしようと探したがどこにも明記はなく残念。ただ全体通しての絵柄のブレはさほどないのでジャケ買いしても裏切られることはないだろう。
アニメ/エロゲ/少女漫画/オサレ等多彩なフレイヴァーを混淆し細めのラインでていねいにつむがれるその絵柄はなかなかに完成度が高く、既存作家でいうなら柚木N'とか小島紗などが近いイメージ。このキレイ系の描線に派手めのエフェクトやバリバリに陰影を効かせたトーンワークを組みあわせることで画面全体にゴージャス間を附加するあたりががいかにも現代風だ。
ヒロインの年齢層はみずみずしいティーンズから妖艶な大人女性までドンと来いのオールラウンダーだが、お年を問わずみなさん頭身高めで乳もお尻も大きめゆえフルフラットボディじゃないと死んじゃう病の人にだけは不向き。そこさえ気をつければルックスは麗しくカラダは美味しそげで抜きキャラとして理想的な造形だ。きわ立って個性的ではないもののツン系だったりおしとやかタイプだったりと女の子への属性附与も巧みでウェルメイド。
ストーリーラインは本格凌辱だったり奇抜なアイディア先行だったりと比較的ディープ寄りな当社執筆陣のなかにあってはやや異色で、まるでコンビニ誌連載漫画のように軽やかで口当たりのよろしい明朗快活エロコメ主体。よってたかっての乱交や痴漢ものなど他の作家ならダーク風味に仕立てるだろう題材でもスカッとさわやかに料理する。各回のネタ自体は定番で目新しさはないがこの明るさは買い。
一方でエロシーンは真激の他作家に負けず劣らずのハード志向であり、ヴィジュアルは美麗なのにやってることはガチファックというこのギャップがじつに効率よく勃起中枢を刺戟するのだ。とりわけシルキーなお肌を各種の分泌物でビショビショに汚す対比の妙は出色で、液汁にまみれながら表情をすっかりトロトロにしてよがりまくるヒロインの艶姿がさらなる実用度アップに貢献する。
すみやかに男子の股間へしゃぶりつきたゆたゆのバストで竿をはさみこみながらの激しい口腔運動に辛抱たまらずまずは先走り汁放出。すぐさま濡れそぼつ蜜壷をオープンセサミして挿入をおねだりする彼女の誘惑にあらがえず暴れん棒をフェードインだ。粘膜どうしの激しいバトルに没頭しながら自分で腰を使いヨダレダラダラたれ流してイキまくるエロメスどもときたらまるで肉食獣のごとし。大量の擬音と嬌声に囲まれながらいっそう締めつけを増すヒロインの膣内めがけ最後に白くねばつく液体を許容量いっぱいにぶちまけて任務完了。
強烈なセールスポイントこそないが各種の要素をバランスよくまとめ上げた高品質の抜き物件で、処女単行本としては上々のできばえ。今後「この部分は誰にも負けない」的なウリをなにか身につければさらに怖いものなしだろう。個人的にはもう少し10代女子含有率が増えるとうれしいなあ。そんな俺なので収録作中ではぎゅうぎゅう詰めの電車のなかでJKが制服ずらされバックから中田氏「ドキドキ痴漢電車」がベタながらもっとも使えましたですよ。
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