2012-04-09

本年度の全地公会議。

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-佐藤登志雄「寝取られ彼女」富士美出版 ISBN:9784799501061
話△ 抜◎-○ 消極小 総合○

H見学希望の友達2人を連れてきた彼女とセックス実践講座→結局全員ゴチになり長編5話&描きおろし後日談+教え子の校内エロを目撃した女教師が注意どころか彼のちんこの虜になっちゃって中編3話。流されるまま身体を預けるうちすっかり開発されてだらしなくアヘりまくる女子どもの痴態が果てしなくいやらしいこの作家通算3冊めの単行本だ。
全作品の初出である「ペンギンクラブ山賊版」は基本ノーチェックながら作者の存在自体は処女作「放課後乱交クラブ」のころから認識はしていた。ただ従来はパサついた感じの絵柄がどうも心にグッと来なくて既刊2冊をパスしてきたのだけれど、今回サンプル閲覧後に購入してみておのれの不明を思い知った次第。やーえろいわマジで。
一般青年誌/アニメ絵のハイブリッドな筆致ですらりと手足長く乳尻は景気よく出っ張っての美味そげなボディラインをお持ちのヒロインズをモリモリ量産するヴィジュアルは現代エロ漫画としての水準を充分に満たしたもの。髪型とその色以外で女の子の区別がつかないのは明確なウィークポイントだと思うが、後述するようにエロパーツのじつに扇情的な描写はそれをカヴァーしてありあまる美点。
冒頭からの長編「じゆうまんこく」および終盤の中編「放課後○○クラブ」と今単行本を構成する2つのコンテンツはいずれも学園舞台となっており、必然的に女性陣はハイティーン主体となる(後者はメイン格が先生ですが)。どちらの話も最終的には男子1×女子複数の乱交ものに発展するので、いくつものまんこへ同時侵攻を果たすというエロ男子垂涎のシチュに思う存分ひたることができよう。
ストーリーラインはおおむね合意エロではあるものの、コミックス表題が示唆するように彼氏持ちが別の男と犯ったりのNTR要素が混入してくるのでそちらへの耐性を持ちあわせない方は要注意。とはいえそれをメインテーマにしているのは2つの物語のうち前の方だけだし、女の子もむやみに悩むよりは目先のえっちに没頭するので陰惨さはほとんどない。寝取られもの特有のウェットな情念の発露や背徳感やらを期待する向きにはもの足りないかもしれないが個人的にはこれくらいサラッと流してくれた方がベター。
1話あたり20ページ程度とトータルの分量はさほど多くないが、必要最低限の導入部をすませるとただちに本番突入するのでエロシーン含有率はかなり高い。また比較的あっさりめな顔の造作に比べそそり立つ怒張やら肉厚のビラビラやらといった男女の性器類はえらく緻密な造りこみで、これらをガスガスぶつけあい柔肉がよじれるダイナミックな交合場面は異様なまでのエレクチオン喚起力を誇る。
念入りにシャフトを舐め倒してもらい女の子もすっかり発情しきったところでおもむろに指先でクリトリスを重点攻撃。汗と吐息にまみれほおを真っ赤に染めながら挿入を待ちこがれる女の子のリクエストにお応えして粘膜の中へ暴れん棒を差しのべたとたん全身を打ち震わせながら快感にひたるさまがじつにエロっちい。子宮の最深部まで亀頭をめり込ませ激しく打ちつけるたび彼女らも甲高いアヘ声を発し膣内をきゅんきゅん締めつけてくる。ねっとり舌先を絡めあい性器どうしを密着させるうちのぼりつめてゆくヒロインズの子袋めがけ熱い飛沫を叩きつけ身も心も征服完了だ。
雄大な世界観や緻密な伏線やらに背を向けもっぱらちんことまんこの天下一武道会にリソースを集中したことで高い実用性を獲得したユースフルな1冊。幾人か登場する女の子の私的お気に入り具合により抜き評価を上下したものの総じてコストパフォーマンスは良好だ。ビッチ嫌いやNTRアレルギーの御仁にはオススメしかねるがさびしい夜のお供としてたいそう好適といえよう。自分的にはルックスも好みだし作中でもえらく扱いよくじっくりとデレてゆく過程を描かれていた「じゆうまんこく」登場のぶっきらぼうショート巨乳っ娘・宮島カコさんがもっともお気に入り。

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