2012-04-10

今週のウヰルキンソン・タンサン。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-いたちょう「廃校祭」海王社 ISBN:9784796402958
話△ 抜○ 消小 総合△

取り壊しとなる田舎の母校をひさしぶりに訪れたヒロインが卑劣な罠に堕ち凌辱の限りを尽くされて表題作中編3話+短編7本。もっちりツヤツヤの肢体をハードに使役してイキまくるヒロインドカ盛りでお送りする作者この名義での2冊めにしてトータルでの3rd単行本。ちなみにここまでのコミックスはすべて違う版元からのリリースとなる。
いただき頂上名義で2008年に1冊め、PN変更後の2010年に2冊めを上梓しているすでに中堅どころの作家。しかしながら10代スキーの自分はOLや母親など年齢高めヒロインを前面に押し出していた初単行本を見本閲覧後スルーして以来縁のなかった人でこれがはじめてのチャレンジだ。
屈辱的なポーズを取らされた女の子が白濁液を浴びまくる表/裏表紙やむやみに扇情的なコピーが並ぶ帯などまるでAVのパッケージを思わせる装幀は抜かせる気満々。オーソドックスなアニメ絵ベースの作画ながらやたらと光沢を与えるトーンワークによりボディ全体から得も言われぬシズル感が生じているのも勃起中枢的にグッド。巻末著者あとがきには旧作多数収録とあるがそもそも初出の明記がないしそんなに差異は感じなかった。むしろいくつかの作品で版下制作をミスったのか画面全体がピンボケしているのが気になってしまったり。
登場する女性陣はハイティーン~20代前半くらいの感じで、童顔寄りのフェイスに盛りのよいおっぱいという万人向けの構成。今回俺が購入に踏みきれたのもカワイイ系主体で危惧していた熟女ものがなかったがゆえ。ただ野郎キャラが和姦ネタだとごくふつうの青年風味なのに凌辱方面の話だと突如むやみに泥くさいオッサンばかりに変貌しこの部分だけあたかも別人の筆のよう。昭和期のエロ劇画から飛び出してきたみたいなそれは女子サイドがいかにもいま風なタッチだけによけい違和感バリバリだ。
物語の方は唯一の連作となっているタイトル・チューンをはじめとして前半部に収録されているものがレイプ輪姦強姦の凌辱もの、うしろの方がハートウォームな和姦系とはっきり二分。雑食の自分は問題なく受容できたがどちらかの属性しか摂取したくない向きはいちどサンプル確認可能な書店で内容チェック後購入可否を判断するのが吉かと。ライト/ダークどちらも定石的な展開で新味はないがそつのない造りでリーダビリティは良好。
ラヴラヴだろうと強要だろうとエロシーン密度に変わりはなく、陰影クッキリのやらしい肢体をフル活用する汁だくファックが読者の前立腺を効果的にヴィブラート。乳首や陰唇などエロパーツ附近のギラつく照りやヒダのひとつひとつをくっきり刻みこむ膣内描写などの好アシストも見逃せない。全身過剰なほどの液体にまみれたおにゃのこがよがり狂う光景がじつに眼福でよろしいのだ。
たわわな女体を乱暴に組み敷いてラージバストをたぷたぷ揉み倒し、すかさず下腹部に指先をねじこめば彼女もすぐさま汗とも愛液ともつかぬ分泌物で秘部を濡らす。すかさずまんこくぱぁ→暴れん棒挿入のコンボをキメると女子どもプルプルと乳を揺さぶりながら甲高い嬌声を発しまくりだ。困惑とも陶酔ともつかぬ表情を浮かべながらハードな性器どうしの往復運動に身をゆだねて呼吸を乱す彼女の子宮のいちばん深いところへ大量の粘液をぶちまけたその刹那、ヒロインも絶頂に達しクタッとくずおれて長きにわたる性の饗宴も閉幕を告げる。
良くも悪くも官能小説ライクな定番シチュの連鎖で物語的コクは希薄だが、そのぶんちんこを快楽目的のみにダイレクトドライヴでき使い心地は抜群。私的嗜好からすると一部作品におけるキモメン全面フィーチャーは減点要素になってしまうものの、むしろそれがイイ!という人も多いだろうから醜悪男子大好きっ漢は評価を3割増で。今回収録分ではどっちかというと後半部の和姦ネタが好みで、地味っ娘が大変身し意中の男子にアタック「最後の願い」がベタながらグッとくる結末も含めマイフェイヴァリット。

0 件のコメント:

コメントを投稿