話○ 抜○-△ 消小 総合○
ゲーム内彼女に夢中な幼なじみ男子を3次元の魅力で振り向かせるべくヒロイン奮闘連作3本+天真爛漫すぎるお嬢さまの積極攻勢に押されっぱなし本編&描きおろし後日談+独立短編6本。ちっちゃなころからお知り合いの2人が恋人どうしへとステップアップするさまを甘くやらしく詳細描写の作者処女単行本だ。
このたびちゃんと定期購読するようになった「ポプリクラブ」とは違い同じマックスの刊行物でも「コミックPフラート」はろくにチェックしていないのだけれど、そちらで精力的に執筆しハイペースでコミックス刊行にこぎ着けた作家。他社でもスポット参戦しているのを見ていたので予備知識はある程度あったけれどもきちんと読みこむのははじめてで購入も若干遅延してしまい申しわけない次第。その他最近では一般誌への進出も果たしており、これが最初で最後の成年向け単行本にならなければいいのだけれど。
ともあれ少女漫画/エロゲ絵のハイブリッドなタッチで瞳も乳もおっきめのキュートガールを大量生産するという昨今のこの出版社ではすっかり保守本流となった作風がウリ。さすがにポプリやPフラートの誌面だと同タイプが増えすぎていささか胃もたれぎみになりもするのだが、単独作品集として抜き出し鑑賞するぶんには問題なく受容できる。
このファンシィな絵柄がもっとも映える10代女子で統一の女性陣はみなさんあどけないフェイスにこんもりご立派なバストを標準装備。お顔の造作は相似形なものの髪型や属性をほどよく違え上手に差別化がなされているのがグッドだ。ツンツンしたり無表情だったり甘えてみたり女の子のタイプはさまざまだけれど、純粋な部分としたたかな部分のどちらもかいま見せる心象描写は絶妙でこのへんはさすが女性作家らしいキャラメイクだなあと感心。
ストーリーラインはいかにもこの版元らしくイチャラヴ一辺倒で、サトウキビのようにどのページからかじっても脳髄を直撃するような甘みが拡がる。ことに今回は表題が示唆するように幼なじみの男子女子が首尾よくくっつくお話ばかりで読み通すうち甘酸っぱさとこっ恥ずかしさとで床をゴロゴロすること必至。お互い意識はしつつも最後の一線を越えられなかった2人がようやく想いを再確認し結ばれる一連のシークエンスに思う存分身もだえしたまえ。
エロシーン密度は特濃とまではゆかずとも充分にページは割かれており、大ぶりの2つの双丘を派手に揺らしながらステディな男子の暴れん棒をゴリゴリねじこまれておにゃのこがキュートによがりまくるさまを腹いっぱい摂取できる。ちなみに自分的にはさほど重要なファクターではないのだけれど単発ネタおよび続きものの初回では必ず破瓜描写が挿入されるのでヴァージニティ重視の方は評価5割アップですな。
ようやっと愛の言葉を口にしてきつく抱きあったのちすみやかに着衣をキャストオフして雄大なお胸をまろび出し、ツンと屹立したニップルにむしゃぶりつく。すかさず下腹部にもネチネチ攻勢をかければすっかり濡れそぼち受け入れ体制完了だ。はじめての痛みに涙する彼女を優しくいたわりながら次第に抽送速度を増してゆけばいつしか呻きは甘い吐息に変わり表情をとろけさせてゆく。恥じらいつつも快楽に身を打ち震わせ膣内射精をおねだりするいじらしい姿に辛抱たまらず子宮の奥底へたっぷりと白濁液をプレゼント。
きわ立って個性的ではないものの無類の萌えパワーにより君の脳みそもちんこもきゅんきゅんしっぱなしになること疑いなしの1冊。ヒロイン造形の好みにより若干私的実用性が上下したが初単行本としてウェルメイドなできばえだ。今回収録のものでは可憐なお嬢さまの強引マイウェイぶりが凶悪にすばらしい「My Dangerous Lady」/「My Dangerous Darling」連作がお話的に抜き的にもマイ経絡秘孔直撃で息子がお世話になりました。
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