-Nagy「ミルクティースキャンダル」少年画報社 ISBN:9784785938796
話△ 抜△ 消大 総合△
メディアでは超高慢ちきに振る舞う人気アイドルが裏の姿をバイトスタッフに目撃されて口封じH→すっかりラヴラヴ表題作長編6話+独立短編2本。マークなし。もちもちボディのキュートガールズがたわわなバストをブリブリ揺らしながらイキまくるヘヴンリィな情景が目前に拡がる作者成年用名義での初単行本だ。
著者ブログやツイッターなどでなにひとつ隠すそぶりもなく大っぴらに言及しているのでここでも記すが、一般誌では高槻ナギー名義で活躍するこの人のエロ向けペンネームがこちら。自分は4、5年ほど前だったかのコミックガム連載作がファーストコンタクトで、抜群の画力とえらく密度の濃いギャグフルオート連射とが妙に印象に残っている。とはいえじつは同一人物だったと知ったのはつい最近のことなのだけれど。
本作には続きもの/単発いずれもコンビニ売りの「ヤングコミック」に掲載のものを収録。2010年執筆の読み切り2本と2011-12年連載のタイトル・チューンとでいくらか絵の変遷はあるけれど、シャープな描線と黒目がちの瞳が特徴的な作画のベースラインは共通。既存のエロ漫画家だとムサシマルに近い雰囲気かなと感じた。
カヴァーにも登場の表題作メインヒロイン・あゆゆをはじめ女性陣はおおむねハイティーン~20代前半あたり。一部脇キャラを除けばみなさんプリンスメロンのごとくまるんと実った巨乳を標準装備だ。胴体は細いのに2つの双丘だけがおわんのように突出するという2次元特有のソレは実写的リアリティこそ欠くもののとにかく美麗きわまりなく、ぷっくり屹立した乳首の美味そうな質感とともに勃起中枢をハードヒットする。お肌のふにふに感などではたとえばらんちやたかやKiに一歩を譲るかも知れないが、他の上半身パーツを含めた輪郭の美しさや掌で乳をホールドしたときの得も言われぬはみ出しっぷりなどでは互角以上に戦えるできばえだ。自分は店頭サンプルを手にした際このへんの描写のみごとさに惹かれて衝動買いしたほどですよ。
一方でストーリー展開は短編/長編いずれもしごくオーソドックスで、奇抜なネタに走る作家という一般作品での先入観を持ちながら眺めると若干拍子抜け。とりわけ表題作のアイドルユニットがうんぬんというお話は正直食傷ぎみで展開も手堅いとはいえ新鮮味は希薄。ごくたまに挿入される脈絡のないギャグの方がおもしろかったなあと思ったり。
慎太郎シール誌市場のなかでもエロひかえめな部類のヤングコミック連載作品だけに濡れ場含有率はあまり高くなく、また男性器/女性器ともシルエットすら判別できないほど広範囲に白抜きされているので摩擦運動のメインディッシュには不向き。とはいえおっきな胸をさらけ出し瞳をうるませながら小刻みに嬌声をあげてこみ上げる快感に耐えしのぶヒロインの痴態はなかなかに扇情的で、ゴリゴリ内壁をこすり上げられながらしきりに膣内射精を懇願する彼女の淫猥なフェイスを目にして辛抱たまらずドプドプ中田氏しまくる男子連中の気持ちも大いに理解できるというもの。
物語にきわ立つ部分がなく抜きツールとしても力不足は否めないものの、じつにフォトジェニックな女体描写は大いに気に入った。このクオリティでコアやワニの本格エロ漫画に参入しスペクタクルなまんこの全面解禁に踏みきっていただけたならさぞかし壮観だろうと楽しみにしているのだけれど、今後そんなご予定はないのですかね?
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