2012-08-03

今季のアジアンフェスタ。

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-ぼっしぃ「桃尻女子」ワニマガジン社 ISBN:9784862692092
話○-△ 抜○ 消中 総合○

オールカラー短編3本+パートカラー1本+モノクロ短編10本+ヒロイン全員集合描きおろし水着コレクション。さわやかキュートな女の子たちの肉感的なボディにぴったりと衣服が張りついている魅惑の光景にぼくらの股間も辛抱たまらん作者最新単行本は通算5冊めのコミックスだ。
フルカラー仕様の前単行本「Radical GoGo Baby!」の刊行から約10か月とかなり早いペースでの新作投入となったが、前作はその特殊な形態のせいで白黒原稿を入れられなかったからすぐにストックが用意できたのだろう。もっともなんだかんだで今回も総天然色ページはたっぷりと用意されているので、ふだんからカラー仕事の割合が多いということだな。ともあれ税込み1,200円の比較的お高いプライスではあるけれどそのぶん束も厚いし紙にも良質のものが使われていて割高感はない。
収録作品の初出は2008-12年とけっこう幅はあるものの、洗練されたアニメ絵ベースの作画とひときわ密度の高いトーンワークは最初から確立されており初期作品といえどもまったく見劣りしない。もちろん新旧間で絵柄の変遷はある程度感じられるけれど統一感を損なうほどではないと思う。女の子の愛らしい笑顔が印象的なキャラ造形とどのようなポーズを取らせても破綻をきたすことのないたしかなデッサンは快楽天系列のみならず現代エロ漫画のベンチマーク的存在だ。
一部を除き年齢の明記はないがおおむねハイティーン~20代なかばと推測される女性陣はそのほとんどがもっちりお肉の乗ったグラマラスな肢体を標準装備で、カワイイ系のフェイスに似合わず凶悪なプロポーションのちちしりが巧まずして男子の視線を痛いほど引きつける。またおっとり系に強気っ娘、唯我独尊キャラに守ってあげたいタイプとキャラメイクも多種多様で、きっと誰もが最愛のあの娘を見つけられるはず。
「Radical GoGo Baby!」では超短編ばかりでどうしてもお話が深みに欠けるきらいがあったのだけれど、今回は相対的に多めのページ数が割かれた作品が増えたぶん読みごたえがある。ふだんは圧倒的多数派の明朗快活イージーファックのみならず、恋に落ちてゆく男子女子の細やかな心情をていねいに追いかけたり、明るいだけではない葛藤をストーリーに織りこんでみたりとさまざまな情景を描いてみせるのだ。
非常に美味そげな女体を存分に味わい尽くすエロシーンは既刊同様の豪華絢爛なヴィジュアルで、1on1のイチャラヴでも数人入り乱れての乱交でもおにゃのこが気持ちよさそうによがりまくるさまが読み手の前立腺をハードヒット。加えてこの作家得意の水着やらトレーニングウェアやらをまとったまま半脱がしでいたす着衣エロを多くの作品でフィーチャーし、コスフェチな君の経絡秘孔をピンポイントで直撃する。
ステディな彼女をコスチュームごとキュッと抱きしめたのちおもむろにたわわなバストをまろび出し赤ん坊のように吸いつくと、たちまち甘い吐息が漏れはじめすっかり欲情モード。さっそく濡れそぼつ蜜壷へ暴れん棒をグリグリ突き入れて愛の営みスタートだ。端整な表情をすっかり羞恥と快感とでぐしゃぐしゃにしアンアンイキまくるおにゃのこの痴態がたまらない。2人して汗だくになり激しく性器どうしの天下一武道会をくり広げながらフィニッシュはたっぷりと子宮の奥へ白濁液をまき散らして両者TKO。
いつもどおりの充実した作画面に加え物語的コクもプラスされて個人的には前作以上に高評価。欲をいえばワニ基準の黒線消し修整はやはり興奮をいくばくかスポイルするので緩和してもらいたいところだがおおむね満足だ。今回収録のものではぼっしぃ作品にはめずらしくダーク含みな、リゾート地で出会った果物売りの女の子とのせつない恋物語「いいなり果実」がストーリー展開のみならずヒロイン造形もツボで心はしんみりちんこはスッキリ。

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