-はんざきじろう「あま・エロ」エンジェル出版 ISBN:9784873064420
話△ 抜○-△ 消小 総合△
友人知人カップルズのさまざまな恋模様エロ模様→最後はみんなまとめて酒池肉林カーニヴァル表題作オムニバス全8話。多人数えっちのオーソリティがまたしても乱交バッケンレコードを更新の最新単行本は通算6冊めにして黄色い楕円仕様の第5弾だ。
マークなしで単行本を出すのが原則だった双葉社のコンビニエロ漫画誌の掲載作品でありながら子会社からの成年向け単行本として世に出た前作「ままごと」と同じく、こちらも慎太郎シール誌「メンズヤング」/「アクションピザッツ」を初出としながらも成年マークを附与される。途中で前者が休刊したので誌面を移ったほか、登場キャラを共有する読み切り作品1本をコミックス収録の際にシリーズ中の1話として挿入といくらか構成を変更。
一般青年誌調の端整な絵柄でもって肉づきも造形もやたらと大ぶりな日本人離れした体型のヒロインズを量産する作風はこれまでと同様。いくらか貧乳さんもいるとはいえ基本はドーンと景気よく盛られたバストと派手に突き出たヒップとをお持ちのグラマラスガールズ&レディースてんこ盛りだ。表紙/裏表紙からこのワガママボディを惜しみなく披露してくれているのでつるぺたスキーが誤って買う恐れもなく安心。ただ彩色が施されたカヴァー絵と中身のモノクロ原稿とでは若干仕上がりの雰囲気が異なるので、可能ならば店頭見本閲覧OKの書店で中身を確認することをオススメする。個人的にはカラーだとちょっと瞳の彩色がムダにリアルすぎて怖いと思ってしまった。
慎太郎シール誌連載作の宿命によりヒロインはみな18歳以上……のはずなのだけれど、カヴァーを外すと思わぬサプライズがありティーン大好きっ漢の自分は完爾としてガッツポーズ。とはいえ既婚者や母親など熟女比率もかなり高いし、そもそもキャラデザインが年齢の上下を問わず現在のエロ漫画界にあってはものすごくアダルトな造りなので青い果実がお好みの方は回れ右推奨。
お話の方は仲よし女子4人組を軸にして、彼女らの家族やらその関係者やらで構成された男女カップルを各回ごとにピックアップの1話完結数珠つなぎ方式。出演者全員集合の最終話を除けば単品で取り出してもとくに違和感のない造りで、このへん定期購読より衝動買いが多くて長丁場前提の伏線を仕込みにくいコンビニ誌の連載に適したフォーマットといえよう。必然的に物語のコクはひかえめになるがそのへんは後述の特濃エロスで充分すぎるほどカヴァー。
つやめく肢体を男の身体にからめながらの妖艶なエロシーンは女の子の婀娜っぽい表情やぽってりと肉感的な唇のいやらしさもあってはなはだ扇情的。ことに口を半開きにしながらの濃厚なフレンチ・キスやらほおをすぼめつつシャフトを上下に舐めあげるフェラチオなどリッププレイの充実ぶりはまさしくこの作家の独壇場だ。画面全体からエロメスどもの汗と愛液の匂いがしてきそうな濃厚そのもののファックが君の勃起中枢をハードヒットする。
そして当然、はんざきじろうの代名詞であるところの多人数セックスも忘れずにフィーチャー。帯で「前作を超えた史上最強の14P」と謳われているように、作中カップル5組11人(双子女子×単品男子がいるので)に特定パートナーなしの絶倫熟女3人をプラスしたシメの大乱交はまさしく豪華絢爛、おせちの重箱のごときみっしり感を堪能できる。ただし完全なるスワッピングではなく固定の恋人がいる女子は他の男にまんこを許さないので、本格的にアモラルな性のバビロンをお望みの方にはもの足りないかも。そのぶんアンチNTRでも比較的受容しやすいとも思うのだけれどこのへんは人によって許容範囲がまちまちなので実際読んでもらうしか。
多種多様な女体がうごめきいろんな液体にまみれた汁だくファックが部屋のいたるところでくり広げられ、激しく蜜壷を突き上げられながらハートマークを四方八方にばらまく女子どもの痴態が分身の術のごとく二重三重に浮き上がる。たわわな乳房を振りまわしビラビラを独立した生きもののように収縮させながら居並ぶメスどもがそろって子宮の奥底へ熱い飛沫を叩きつけられようやく劇終。
これまでになくおばさん比率が高くなったことで年少スキーの俺的にはつらい部分があり抜き評価に幅をつけたものの、フェロモンダダ漏れヒロインズが牝の本性をむき出しにして精液搾取しまくる光景はハードコア嗜好の貴方にとってのエルドラド。願わくばまたピュア成年向け雑誌でもまた執筆機会を得て、いろんな規制から解放された作品を存分に描いてもらいたいものだ。
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