話◎ 抜○-△ 消小 総合○
軍用犬の性処理を担当していたヒロインが敵の捕虜となってこんどは馬と交尾しまくり本編&描きおろし別エピ→全キャラ集合大団円+短編5本。動物たちの猛々しいペニスをゴリゴリねじこまれ白目剥いて絶頂しまくりの女子どもてんこ盛りでお送りする世紀の怪作は作者初のコミックスだ。
ストレートすぎるタイトルやそれに偽りのないガチ獣姦オンリーの内容がリリース前からすでにネット上で話題になりまくっていて、基本的には人間どうしのセックスが読みたい自分はどうにも恐怖感が先立ってしまい発売当日はスルー。しかしながらいくつかの気になる先行レヴュウを読んだのと思った以上に洗練された表紙絵を見てチャレンジを決意し遅ればせながらレジへ向かった次第。
スタイリッシュな造形やエッジの効いた描線に彩られた華やかなタッチはなかなかにオサレで、収録作品の初出である「バスターコミック」よりは快楽天あたりに載っている方がイメージ的には合致する。後述するアヘ顔の処理などとも併せ、同社の執筆陣のなかでは新堂エルに雰囲気が近いと感じた。やや筆致に粗さはあるもののそこが改善されれば一般誌に登場してもおかしくなさそう。
花も恥じらう女子高生からメイド見習いに凛とした女軍人さんなど多種多様な女性陣はおおむねハイティーン～20代あたりのゴールデンエイジ。スレンダー体型からボンキュッボンなそれまでプロポーションもまた多彩だが、どの娘もハリのあるお肌の質感が印象的だ。こうしたごく普通のイチャラヴエロ漫画に出てきそうな女の子たちがこぞってケダモノの餌食になるのだからたまらんですな!
作劇についてはもとより獣姦というファンタジックな題材を扱うためかすこしふしぎ系の設定がなされている話が多く、閉鎖された地下空間やら戦時下の国家やら奇妙な因習の残る山村やらの頽廃的な空気のただよう物語舞台がその後の不穏な展開を予期させる。とはいえ異種姦に移行するきっかけこそ強要であっても最終的にはヒロインみな状況を受け入れ未曾有の悦楽に打ち震えるエンドとなるので、異様なヴィジュアルとは裏腹にそれほどストーリーテリングに陰惨さはない。
彼女たちのお相手となる動物たちは牛馬や犬といった定番どころに加え狼に虎などの猛獣、さらには水産系からイルカ、反芻動物のアルパカなんて珍品まで加わり豪華絢爛。カヴァー下の作品解説によると作者は元来生物畑の研究者だったらしく、種ごとに異なる生殖器の形状や交尾のプロセスなどのディテイルは精緻を極める。断片的な知識しかない自分はリアル/ファンタシーの混淆具合がどの程度なのかわからないけど、いかにも異物っぽいアニマルちんこやそれっぽい解説が加わる種つけプロセス実況中継は興味深く刺激的だ。
奇妙にねじれ極度に肥大した獣たちのビッグコックがキュートなおにゃのこのプリティなプッシーに遠慮なくぶちこまれていき、贓物をぶち破るかのごとく暴れる怒張に子宮口をえぐられて息も絶え絶えに悶絶。洪水のように流しこまれるケダモノザーメンを幾度となく受けとめながらくり返しシャフトの先端で膣内をこすり上げられるうちいつしか彼女は白目剥きだらしないアヘ顔さらしまくりだ。なん回めかもわからぬ膣内射精の嵐にもはや言語ですらないケダモノ同然の咆吼を発し法悦の態で絶頂に達する。
人類どうしの真っ当なファックなど1コマたりとも存在しないピュア獣姦のエルドラドに君の知覚の扉も新たなるページを開かれること必定。自分としても当初これで抜く気はまったくなくてあくまで情報収集的に購入したつもりだったのになんだかんだで使ってしまった。さすがに動物側に感情移入はしづらくとくになじみのない生物だとシンクロ率が下がりはしたものの、ネタとしてではなくきちんと実用になるものを最初ゲテモノ扱いした自分には猛省をうながしたいところ。異種姦と聞いてドン引きした人に対してもまずは百聞は一見にしかずとオススメしたい1冊だ。俺的には表紙にも登場のショートヘアおっぱいっ娘少尉がお馬さんの巨大な陽物に膣肉引きずり出されながらイキまくり「獣姦★インダストリー」がフェイヴァリット。
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