2012-12-10

今年度の入団表明。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-RINRIN「僕と姉と妹と」久保書店 ISBN:9784765935227
話△ 抜○ 消小-中 総合○

無邪気になついてくれる妹と優しく包みこんでくれる姉と2人の愛の狭間で揺れる主人公が選択するのは……長編5話+独立短編3本。萌え萌えきゅんきゅんガールズがみずから下半身を押し開きたぎる怒張を飲みこんではアンアンイキまくりのすばらしき情景が地平線いっぱいに拡がる作者最新刊は通算2冊めのコミックスだ。
この作家を知ったのは去年創刊された松文館の「コミックみるくぷりん」で、キュートな絵柄なのに性器同士のバトルはむやみに情欲をそそってずっと気になっていた人。同誌が再録専門になり購入しなくなってからはごぶさただったのだけれど、先ごろ新刊予定表に名前を発見して矢も盾もたまらず調達決定。もっともてっきり今回のが処女単行本なのかと思ったら2003年にオークスよりこの名義で「愛娘箱(ラブキャラボックス」という単行本がリリースされており、表紙画像から推測するに同一人物と思われるのでそちらがデビュー作のようだ。さらにいろいろ調べてみるとばんがいちや姫盗人などで長期間執筆していたヴェテランと知りいまさらながらにおのれのリサーチ不足を痛感する。
ともあれようやく手にしたこちらは久保書店の常で帯も訴求コピーもないシンプルな装幀。初出一覧も当然付属しておらず発表媒体も執筆時期もわからないが、表紙絵と中身のモノクロ原稿のそれとはほぼ完全互換なのでさほど古い原稿ではないのだろう。シンプルな描線ながらかわいらしさを前面に押し出したタッチはひと昔前のりなちゃ系少女漫画絵をベースに萌えフレイヴァーをたっぷり添加したかのような趣。いまとなっては新しい部類ではないものの、やたらと華やかでガーリィなそれは野郎どもの猛り狂う欲望さえ浄化してしまうかのごときさわやかさ。
この滑らかな筆致でものされるヒロインたちはミドル~ハイティーンのカワイイ盛りで、おっきな瞳のあどけないフェイスやスラッと伸びる細い手足が庇護欲をそそる。もっともおっぱいは比較的大ぶりで、キュッと締まった腰との対比がなんともエロっちい。無邪気っ娘にツンデレさん、無口系に包容力タイプと造形も多彩で、君もきっとお気に入りのあのコが見つかるはず。
そんな彼女らときたらみなのっけから主人公に対し好感度MAXで、一見そうは見えない数人もじつはラヴな気持ちを押し隠していたにすぎずちょっとしたトリガーですぐさまデレる始末。したがってどのオハナシもみな糖分過多の完全ベタ甘和姦仕様であり、唯一の長編にしてダブルヒロインに主人公が二股かける巻頭作ですら葛藤などさっさと通過し修羅場レスに大団円の超ご都合主義だ。ことほどさように快さのみを追求し心の闇やら醜い感情やらはきれいサッパリ排除された理想郷にどっぷり浸かってしまうともう世知辛い現世など放擲したくなること必定。
互いを想う心を確かめあうメイク・ラヴはこれまたひたすらイージーゴーイングで、女の子サイドから積極的にまんこおっ広げてはしきりに挿入をおねだりしてくるという男のよこしまな妄想を逐一実現だ。さらにお顔やボディはプレーンな描線なのにちんこまんこにだけはむやみやたらと力が入っていて、ぷっくり盛り上がった恥丘とピキピキ血管の浮き出た怒張とがハードにからみ合うさまはなにやらそこだけ別の世界観。
ほおを紅潮させ目をうるませながらおもむろに胸をまろび出し下半身もあらわにして女子ども受け入れ準備完了だ。すかさず暴れん棒を熱い蜜壷へねじこむと彼女は甘い吐息を断続的にもらしながら随喜の涙を流す。粘膜も破けんばかりにハードな抽送をくり返すたび巨乳をブリブリ振りまわし土手高まんこから愛液噴き出してこみ上げる快楽に身もだえ。いよいよ感極まって精液ぴゅっぴゅを懇願するヒロインのご要望どおりに大量のザーメンを子宮口のその先へドプドプ注入し長きにわたる性の饗宴にもカーテンコール。
作画そのものはリアリティに欠ける典型的2次元絵でトーン処理もそう緻密ではなく、税込み4ケタに達しようというプライスのわりには束も薄くてといささかアラは目立つ。にもかかわらず結合シーンのクローズアップをやたらと多用し男性器/女性器の真剣バトルに常時近接アングルで迫るたいそう扇情的なヴィジュアルが効果的に興奮を励起せしめるのだ。愛らしい女の子にひたすらえげつなく膣内射精しまくるひねりもなにもないド直球展開こそが読者の根源的な欲望を満たしてくれるのだと知らされる1冊といえよう。収録作のなかでは冒頭長編「わがまま☆シスター」の妹キャラ・杏ちゃんの小動物ティックな献身ぶりとえっちぃアクメ顔にティッシュの在庫もすっかり払底やがな!

0 件のコメント:

コメントを投稿