2013-01-17

今週の造山運動。

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-しまじ「ビッチまっさかさま」エンジェル出版 ISBN:9784873064758
話○-△ 抜○ 消小 総合△

ほのぼのラヴからガチンコ凌辱までワイドに品数取りそろえ短編全10本。はち切れんばかりのダイナミックボディを大いに酷使して快楽をむさぼるエロメスどもてんこ盛りでお送りするこちらは作者初のコミックスだ。
この作家に関する予備知識はまったくなくて、やたらと扇情的な塗りに彩られたセーラー服少女がおっぱいもあらわにアヘ顔さらす表紙につられてのジャケ買い。このレーベル特有のAVティックな画面レイアウトやら帯の惹句やらがむやみやたらと股間を刺激する。
古典的な半劇画調から最新型の萌え絵までが仲よく同居する昨今の「エンジェル倶楽部」にあって、この人のなかなかにいま風なアニメ/ゲーム系のタッチは後者寄りといえようか。とりわけカラー原稿は繊細な髪の毛の色遣いや肉感が強調されたお肌のCGワークが冴えわたりいい感じ。一方で白黒原稿になるとこの緻密さががいくぶん裏目に出てトーンがつぶれぎみに見えるのがウィークポイントだが、このあたりは今後経験を積んでゆくことでいずれ解消されるのを期待しよう。
執筆時期の個別明記はなく大まかに2011-12年初出と示されているだけだが、さいわいカヴァー下の著者による各話コメントの並びで新旧順は判別可。また他の漫画と少々作画の雰囲気が違う「純情?あぶぷれい?」は作者サイトを見ると2010年に「コミックメガストアH」で描かれたもののようだ。それを含めヒロイン陣はみな巨乳巨尻のグラマラス系で、ピチピチの制服っ娘からだいぶ熟れてきた大人女性までいろんな年代のビッグバストたちを心ゆくまで堪能すべし。
単行本タイトルからするとなにやらハードな調教堕ちものなどを想像してしまうのだけれど、物語のトーンは和姦強姦なんでもアリのごった煮風味。著者公式で広汎に見受けられる男の娘ネタやショタホモこそ自粛されているものの、ライト/ダーク両方そつなくこなしまいど趣向をコロッと変えられる引き出しの豊富さは大いなる武器だ。
ストーリーの明暗を問わず女子どもはいったん発情すればあとは淫乱路線一直線で、たちまち身体を情欲に支配され慎みなど放り投げてはしたなく男根にむしゃぶりつく光景がじつにいやらしい。トロトロフェイスを恥も外聞もなくさらけ出しまんこをハードに貫かれるたび涙とよだれにまみれて淫語をマシンガンのごとく連射するヒロインの痴態に興奮もいや増す。
せわしなく下着を剥ぎ蒸れた蜜壷をあらわにすると彼女もただちに股間の暴れん棒を胸の谷間に挟みこんで反撃開始。お互いの性器をいじくり倒してひとたび気をやったのち女子側からおもむろにシャフトへ腰を沈めてゆき本番スタートだ。柔肉の奥深くへすっかり怒張をくわえこみ全身を打ち震わせながらハートマークを振り散らかすさまがたいそうエロっちい。獣のごとく咆吼しながらいっそうハードに摩擦運動にいそしみ快楽をしぼり取る。しまいにはまんこのみならずうしろの穴まで活用しながらメスの本能まる出しでよがり狂う彼女にフルコースの締めくくりとしてくっさい白濁液を子宮の奥へ叩きつけフィニッシュ。
作劇のヴァリエーションは豊富ながら若干テンプレめいた話もあり、また前述のトーン処理をはじめ野郎キャラのヘロヘロな描線などヴィジュアル面での瑕疵が気になって評定を下げたが、はかなげでいながら濡れ場では一転ドエロく変身するヒロインたちの造形の妙によりエレクチオン喚起度はかなり高い。作画の安定度が増しディテイルの処理に習熟するであろう次作以降が楽しみだ。今回収録のものではすっかり成長したおとなりの娘さんが目の前で発情→辛抱たまらずH突入の「隣の家の娘」と、気っぷのいいガテン系先輩女子と工事現場ファック「ドカチン」がマイフェイヴァリット。

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