話○-△ 抜◎ 消小 総合○
男2女2の家呑みからスワッピングに発展し精根尽き果てるまでファック連作2本+独立短編9本+フルカラーショート2本。ボンキュッボンの扇情的な肢体をゴリゴリ貫かれなん度も膣内射精されてはアヘりまくりのエロメスどもてんこ盛りのワンダーランドが視界いっぱいに拡がる作者最新刊は2012年2冊めにして通算での3rdコミックスだ。なお昨日のたこりーな画伯に引き続き今回も年末積み残し分の記事ゆえひらにご容赦を。
たいへん訴求力の高い作画とパワフルなセックスの両サイド攻撃で前単行本「りみっとぶれいく!」もバカ売れしたのだろう、直近の作品のみならず既刊まででいくらか未収録があったのもみな拾い出しさっさと1冊作りあげて歳末商戦へ間に合わせるべく投入してきた。だからといって粗製濫造などではもちろんなく、後述するようにむしろメメ50の最良の部分が詰めこまれた本と言ってもいい。
好感度の高いアニメ/ゲーム系の絵柄をベースにほんのりオサレ風味をまぶしたキャッチーなヴィジュアルはまさしくワニ各誌の空気を体現するかのようなセンスのよさがただよう。ここへ乳や女性器などエロパーツ附近の緻密なトーンワークやら結合中のシズル感あふれる液体描写が加わってじつに美味そうな女体に仕上がっているのだ。快楽天系列の先輩たちがそうであったようにいずれ一般へさらわれそうで心配ではあるものの、いまはこの傑出した作家が成年向けにとどまっていてくれる幸せをかみしめよう。
この滑らかな筆致でものされる女性陣はハイティーンから子持ち主婦まで各種取りそろえ。子供と見まがうロリフェイスから熟れすぎのアダルトさんまで実年齢以上に見た目はワイドレンジながら、どんなタイプのヒロインも不自然さなく描きこなせる達者な造形力が光る。もっともボディラインはみなたいそう発達したおっぱいにぷっくり肉厚のまんこを装備と非常に肉感的で、効果的に光沢が入りムチムチ感が強調されたグラマラスなそれ。ゆえにスレンダーつるぺた体型でないと勃たない人にだけは向かないが、服の上からでもはっきり起伏のわかるロケットおっぱいがそこかしこに乱舞するさまがじつに眼福だ。
冒頭のカラー漫画はさすがに尺が足りなくて犯るだけ漫画化しているが、中身の通常短編はみなお話的にひとひねりあってグッド。ことに女の子が段階的にセックスにおぼれてゆくプロセスを描かせると天下一品で、それがライト方向へ進むとラヴラヴ淫乱化路線へ、またダーク方向に舵を切ると快楽堕ちものへという具合に味つけを変えて展開するのも心憎い。軽妙なノリのエロコメも背徳の悦楽も両方楽しめる欲ばりな作品集といえよう。
そして本作最大のセールスポイントとなるのが全編もれなく密度の高いエロシーン。イチャイチャ系/ドロドロ系問わずヒロインはいざ本番突入すれば等しく淫乱な本性を全開し大胆に乱れまくる情欲直結タイプばかりなのがすばらしい。粘膜も破れんばかりに膣内を貫かれては大声で咆吼しトロトロのイキ顔さらしながら幾度となく絶頂を迎えるエロメスどもの艶姿が十重二十重と読み手の脳裡に覆い被さってくる桃源郷到来に際限なくちんこをしごけること必至。
たわわな双丘をあらわにしピンと屹立したニップルを口に含み下腹部を刺激すれば彼女らたちまち発情し、自分から男の股間にしゃぶりつきねっとりとヴァキュームフェラ開始。絶品の舌技を堪能しつつノドの最深部へたっぷり白濁液をリリースだ。すかさずこんどは濡れそぼつ蜜壷めがけ怒張をぶちこみピストンをくり返す。ブリブリ乳を振り乱しながら全身をビクつかせ汗と涙とよだれまみれでハートマークをまき散らす痴態がなんともエロっちい。肉ヒダの奥を激しく突くたびに日本語にならないアヘ声を乱射しながらいよいよ感極まり中田氏をせがむヒロインの子袋めがけ白くねばつく分泌物を大量に叩きつけて肉欲の宴もようやく終幕だ。
正直言うとときおり絵がクドく感じることもあるのだけれど、これだけ充実した濡れ場を展開されればちんこ的にはシャッポを脱ぐほかない。前作で気になっていたキツめの黒塗り修整がトーン消しへと改善されていたのも好材料で、これまでの3冊のなかでは文句なしにイチオシだ。今回収録のものではおっとり/しっかりWヒロインが2人してエロエロに豹変しなん度も膣内射精されてアヘりまくりの「さかりさかられ」連作と、デカ旦那×チビ嫁の擬似親子プレイがほのかに背徳的な「ちびっと温泉」で腎虚になるまで摩擦運動にはげんだ次第。
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