2013-02-02

本年度の戦隊シリーズ。

このエントリーをブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク
-Hamao「スイーツスウェット」ワニマガジン社 ISBN:9784862692320
話○ 抜○ 消小 総合○

家の前で座りこんでいた見知らぬ少女の誘惑に辛抱たまらず本編&カヴァー下後日談+ドSな後輩女子の手で身体を拘束され逆レイプ→攻守逆転し彼女を優しく征服本編&カヴァー下後日談+独立短編10本+フルカラーショート2本。たいそう洗練された萌え+オサレ絵で恋人たちの甘く激しいラヴ・アフェアを懇切丁寧に描き出す作者処女単行本だ。
のっけから完成度の高い新人漫画家をまるでフォード・システムのようにいともたやすく量産し続けるワニマガ編集部がまたしても送り出すニューフェイスのひとり。スッキリした一般青年誌系の絵柄に適度なオタ/シャレオツ風味を混ぜこんだそれはやはり同時期にワニで単行本デビューを果たし随所で大活躍のHisasiとも印象の被るキャッチーなものだ。発売日にとらのあなやメロンブックスなどオタ書店で大量に平積みを並べあっという間にニュースサイトの話題を独占するあたりもじつに相似形。
そびえ立つタワーからもぎ取り手にしたこちらをさっそくひもとくと、収録作はみな「快楽天BEAST」に掲載されたもの。2011-12年の2年間に集中して執筆されていることもあり絵柄のブレはさほどなく、また加筆修正もなされているとのことでおおむね表紙互換と思って間違いない。よく読むと初期作はトーン処理などディテイルに差異はあるのだがまあ誤差の範囲かと。
ちんまい肢体のティーンガールズから凛とした大人女性までヒロイン造形に幅はあるものの、コンビニ売り誌掲載ということもあり年齢層はJDあたりがメインストリーム。この人の童顔寄りなフェイスデザインだと10代女子の方がよりマッチするとは思うのだけれど、このへんはレギュレイション上やむを得ないところ。みなさんおっきめの瞳にほんのり赤みを帯びたほおという顔の造作がなんともキュートで、欲情する前にまずええもん見せてもらった感で心が満たされほっこり。そう言いつつバストはやや巨~爆のラージサイズがズラリと並び、おっぱい星人のたぎる情欲をぶつけるに充分だ。
お話の方もさわやかな筆致にふさわしく口当たり甘めのタイマンラヴが圧倒的多数。中途の展開でいささか気持ちの行き違いを見せたりする作品はあるけれど最終的にはみなハッピーに締めくくる、慎太郎シール誌掲載漫画としての模範解答だ。派手派手しいギミックとは無縁ながら恋人たちの微妙に揺れ動く心のなかをていねいに追いかけるストーリーテリングに作者の誠実さがうかがえる。
濡れ場密度は特濃とまではいわずとも平均値以上で、やわこい肢体描写を活かし彼氏彼女がピタッとお肌どうしを密着させながら交合を重ねるシーンがなんともエロっちい。それと豊かなおっぱいからピンと屹立するニップルのいやらしさも個人的には加点要素で、乳首の先っぽを指先でクリクリするたびヒロインが呼吸を荒くして小さく嬌声を発する光景に見てるこっちも身もだえですよ。
滑らかなボディをあらわにして褥に横たわるヒロインのたわわな双丘をわしづかみにしながらすでに濡れそぼって準備万端の秘密の花園をオープンセサミ。いきり立ち血管バキバキのファルスを奥へ奥へとねじこむたび彼女の端整な表情はすっかりヘロヘロに歪み涙と唾液にまみれながらよがり狂う。性器どうしの摩擦運動を倦むことなくくり返し言語にならないイキ声を四方八方にばらいて絶頂を迎えんとするおにゃのこの子袋に許容量オーヴァーの白濁をビュルビュルぶちまけて劇終だ。
女の子がサド色をあらわにする一部の作品では若干勃ちが悪かったものの、総じて好感度の高い作画/作劇で初単行本としては上々。ことにその流麗なヴィジュアルは鳴子ハナハル/ぼっしぃ/Tosh/さめだ小判/ホムンクルスなど質の高い絵面に慣れ切った画力至上主義の快楽天系列読者をも満足させるであろうできばえだ。今後はキャリアの蓄積とともにキャラ造形やエロのギミックに独自性が加われば鬼に金棒だろう。んで今回俺はスレンダー巨乳短髪ヒロインがひさびさのデートでドエロくハッスル「LOVER'S CONCERTO」と、太眉むっちり級友女子のダイエットランにおつき合い→汗だくHの「Love Me Tender」で銃身を酷使しすぎてジャムりまくり。

0 件のコメント:

コメントを投稿