-大庭新「イジめたいおっぱいはじめました」キルタイムコミュニケーション ISBN:9784799204269
話△ 抜○ 消小 総合○
勇者の行く手をはばむ爆乳魔族っ娘を正義のちんこで征伐前後編+独立短編7本+フルカラーショート1本+巻末描きおろし漫画。超弩級のビッグバストを指で舌でイチモツで堪能しまくる、全世界50億人のおっぱい星人垂涎の1冊は作者初のコミックスだ。なお筆名はこの表記で「おおばにい」と発音するもよう。
後述するが掲載媒体が自分にはなじみのないところばかりだったので、この人に関する予備知識はまったくなかった。それが書店店頭でおそろしいほどのインパクトを放つこの表紙に遭遇して「なんじゃこりゃー!」と速攻レジへ。お顔の軽く倍はありそうな、家具屋で売ってるビーズクッションのごとく巨大なブツが華奢な女体から2つもぶら下がっている光景は3次元だと絶対にお目にかかれないシロモノだ。
まずは収録初出を確認すべく奥付をめくると、多くの作品はいまは亡きKTC史上唯一の中綴じエロ漫画誌「コミックプリズム」に掲載されたもの。その他同社のテーマアンソロ執筆のものなどを併せ一丁あがり。掲載号数だけで年月の記載がなくハッキリしないけど、さほど絵柄の変遷がないところを見るとおそらく大半は直近数年のうちに描かれたものと推測する。
若干ラフながらキュートなアニメ絵の作画は最新型というわけではないものの、誰にでも受容しやすい明るく健康的なタッチ。この魅力的な筆致でものされる女の子たちはクリクリと大きく描かれた瞳にやや上気したように赤みの差したほっぺ、ちっちゃく開かれたお口とお顔のパーツはどこを取ってもプリティそのもの。しかしながら首から下に視線を移すと、片側だけでも腰回りの直径を凌駕しようかというキングサイズの胸部の突起がドーンと鎮座するのだ。
ガチ凌辱ファンタシーのイメージばかりが先行するKTC物件だけど、本作はどちらかというと傍流に位置するメディアに描かれたせいか和姦ネタの方が比率が高い。輪姦めいたプレイも一部にあるのだが、それらも妄想オチにしたりギャグで締めたりするので読後感は比較的ほのぼの。そんなわけでキルタイム漫画だからと身がまえる必要はなく、多くの人が楽しく受容できる娯楽作品として仕上がっている。
この作家最大のウリである特上の乳をフル活用すべく、エロシーンは和姦だろうと凌辱だろうとすべておっぱいの存在を中心議題に据えてドライヴされる。全体の質量のみならずニップルや乳暈など先端パーツまですべてが大ぶりの乳房はパイズリに揉み出しに窓押しつけ用にクリップ挟みに搾乳に乳首まんこにと八面六臂の活躍だ。相対的に本番シーンが少なめになるきらいはあるが、特大バストのみをオカズにしたい好事家にとっては福音にほかならないかと。
着衣の上からでも圧倒的な存在感を示す双丘を窮屈な布地から解き放ち、ドカンとまろび出たそいつの谷間にすかさず暴れん棒をはさみこむ。両胸で圧迫され亀頭を舌先で舐めあげられてたまらず彼女のキュートなフェイスに顔面シャワー。ユサユサと超乳を揺さぶりながらこんどは彼女の方から腰を沈めてきて性器どうしのハードな摩擦運動を開始だ。目の前で屹立する乳首にむしゃぶりつきながら2人して激しくちんこまんこをこすりあわせ、機関銃のごとく淫語をばらまきしきりに膣内射精を懇願するヒロインの土手高まんこめがけ粘っこいザーメンをビュルビュルと射出する。
シチュ特化で筋らしい筋のないストーリーテリングではあるが、そのぶん濡れ場占有率は高く実用性は抜群。「とにかく爆乳が描きたい!」という作者のストレートな欲望が結果として熱量の高いエロを生み出していて好感が持てる。むろんつるぺたスキーには絶対お勧めしないけれど、カヴァーイラストに惹かれて購入した人の期待を裏切ることはないはず。俺的には短髪太眉妹ちゃんのはち切れんばかりのブレザー姿がたまらんですたいな「みるきぃいんたーみっしょん」と、妹の友達はじつはAV女優で……の「先輩とももパイと」がとりわけよござんした。
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