2013-07-01

今月のバーナム博物館。

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-桂井よしあき「黒白Lovers」ワニマガジン社 ISBN:9784862692474
話○ 抜◎ 消小-中 総合○

遠戚3姉妹&実姉とのスウィート&ハードコア同居性活連作4本&描きおろし後日談+独立短編3本(「告白Lovers」)/才色兼備の双子姉妹とその母、後輩までが卑劣な肉欲の罠にかかり畜生道へ堕ちてゆき連作5本&描きおろし調教記録+独立短編1本(「黒箔BLACK Rubbers」)。ラヴラヴファックもガチンコレイプも両方美味しく頂戴の作者初単行本はのっけから2冊セット&ドラマCDつきボックス仕様の超弩級抜き物件だ。なお後述するようにそれぞれ対照的な成り立ちの作品集2つではあるけれど、今回は同時刊行ということで両者まとめての評価を行う。
オタ業界のあらゆる場所にアンテナを張り凄玉をどしどし発掘してくる旧メガストア-現ゼロス編集班がまたしても一本釣りしてきた特大スケールの作家。例によって同人ではすでに大御所だった人のようなのだけれど、現在では漫画のみならずライトノヴェルの挿絵作家としても名声を確立。あと残っているのは一般漫画への進出くらいだけどそれも近いうちに実現するのではなかろうか。
見るからにキャッチーなアニメ/ゲーム系の絵柄は2013年型エロ漫画のひとつの指標となり得るもの。もちろん古さは皆無だが同時に一般人が引くほどには先鋭的すぎることもない、まさに万人に対しての最大公約数的なタッチだ。執筆年代が2009-13年と幅があり絵柄の変遷は若干あるものの、魅力的なベースラインは基本的に変化なし。この流麗な筆致でものされる女の子たちは頭身高めでボンキュッボンの理想的なプロポーションでありながらお顔はキュートさ炸裂の童顔系で、お姉さまやママンなど年長系のキャラですらティーン並みの愛らしさを誇る。
2冊それぞれに登場する女性陣はハイティーンを中心に上方向数名をプラスの黄金世代で構成。先に言及したとおり妙齢の女性でもアダルト感皆無なのが熟女苦手の俺にはありがたいところ。一部特殊形態を採る方を除けばそろってメロンのごとく巨大なおっぱいに引き締まった細腰、安産間違いなしのラージヒップという具合に2次元ならではの完璧なボディをお持ちであり思わず生ツバゴックン。あまりにも肢体描写が扇情的なものだから、中身を開く前にドエロすぎるカヴァーイラストでまず一発抜いてしまったほどだ。
この素晴らしきヒロイン陣が乗っかる物語ははっきりと2つの系統に分かれる。それはコミックス収録の際にも明確に意識されていて、単行本両者のタイトル(「告白Lovers」(以下「白」)/「黒箔BLACK Rubbers」(以下「黒」))が示唆するとおりに和姦ものと凌辱ものとできっちり棲み分けがなされているのだ。
「白」の方はメインコンテンツとなる連作「カノジョは家族で~」シリーズが女体回転寿司ハーレムもの、後半収録の短編群が1on1のイチャラヴとそれぞれ色合いこそ違うがくくりとしては穏健合意エロ。次々に女の子を食いまくる連作の印象が強いせいか恋愛色はそんなに感じないけれど、そのぶんファックは強力無比でえげつない。各ヒロインにちょっとずつアブノーマルな性癖を持たせているおかげでHのヴァリエーションも豊富で抜きツールとしては理想的といえよう。
そんなほわほわした空気は「黒」を開いたとたんにたちまち一変。こちらはどの話も凛として気高いヒロインの鉄の意志を踏みにじり破廉恥な行為の限りを尽くす正調凌辱調教ストーリーだ。出てくる女の子みなせいいっぱいの虚勢がちんこパワーによってみるみる崩され最後には単なるメスブタへと堕ちてゆく過程を心ゆくまで堪能できる。最愛の彼氏をあざむき敬愛する先輩後輩を裏切りヒロインはちんこだけを求めて恥も外聞もなく淫語をまき散らす浅ましい生物へ変貌するのだ。
白黒いずれもエロシーンには大量のページが割かれ、もっちりした女体が画面いっぱいに入り乱れ性器どうし干戈を交える結合断面図がカットイン/アウト。「白」では恋する彼氏彼女の愛情の確認手段として、「黒」では卑劣な男どもによる完膚無き人格破壊の結果として、少女は随喜の涙を流し陶酔しきった表情で快楽に身をゆだね肉欲のしもべとなってその痴態をあらわにする。激しく膣内を貫かれるたびたわわな胸を揺らし呼吸を荒げながらハートマークを連射する彼女らときたら神々しいまでに淫乱だ。はしたないアクメ顔を全世界に向けさらしながらしきりに膣内射精を懇願するエロメスどもの要求どおり、シメは受胎間違いなしの勢いで子宮の奥底めがけ大量のザーメンを叩きつける。
このところの不穏な情勢もあって随所に巨大な黒ノリ修整が乗っかるのは興ざめではあるけれど、そんなハンディをものともしない魅力的なヒロイン造形、そしてそんな彼女たちが淫乱な本性をむき出しにするそのギャップがぼくらの股間を痛いほど屹立させるのだ。ちなみに「白」/「黒」はそれぞれ単独で8月に発売される予定なので、和姦しか摂取したくない貴方、またはガチンコ凌辱大好きっ漢はそちらを待って片方のみ購入するのもアリ。どっちも美味しく楽しめるクチの自分としては、まず「白」の方からは華麗なウェディングドレス姿でのえっちが最強にマイちんこを刺戟してくれた「カノジョは家族で花嫁で」のこころ姉が、「黒」の方ではメインヒロインの双子の妹であり明るく厳しくキュートな鬼の風紀委員長・倉敷御津音たんがそれぞれ最ヌキキャラでございました。

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