-立花オミナ「ボーイ・ミーツ・ハーレム」ティーアイネット ISBN:9784887744837
話△ 抜○ 消小 総合○
突然遭難しグループ内唯一の男子となった主人公がシャフトをフル活用して居並ぶ女子連中へ精液注ぎまくり連作シリーズ3本(うち1本前後編)&描きおろしおまけ4コマ+独立短編1本+。タイトルどおりにたくさんの膣穴めがけて中田氏放題のオール複数姦仕様でお送りする作者初単行本だ。
掲載作品の初出誌である「COMIC Mujin」は定期購読していないのでこの作家についての予備知識はまったくなかったのだが、いま更新一時休止中のエロ漫画紹介サイト「えろまんがかんそうぶん」で見た本刊収録作のレヴュウ記事がたいそうグッと来てただちにその名を脳裡に刻む。そうして順調に作品も貯まり、コミックス刊行の報を確認したのちはひたすら発売を待ちこがれていた次第。
のっけからドエロいオネーサマが爆乳さらしてお出迎えのキャッチーな表紙が目に入ってマイちんこもたちまち屹立し。我が指先がページを手繰るのをいまかいまかと待ちこがれる。んでさっそく中身を一瞥したところ処女作らしいぎこちなさ/稚拙さというのはすでになくて、一般青年誌調の端整な絵柄は最初からある程度完成形だ。デッサンもトーンワークも完成度が高くて、TIよりはワニマガあたりに載っている方がマッチしそうかなと失礼な感想を抱く。
このマーヴェラスな筆致で描かれる女性陣はハイティーン~ジャスト三十路までの脂っこいところを集中投下。もとより頭身高い系のキャラメイクをする人で、必然的にボディラインも景気よく乳尻が盛られたグラマス系が主体となる。幾人か貧乳っ娘もいるものの顔立ちが比較的大人びているせいでロリっぽさはほとんどなく、青い果実大好きっ漢はほかを当たること。
展開される物語はいさぎよいほどに全部おんなじで、気弱華奢系男子がずっと主人公を務める巻頭からのシリーズも巻末の1話完結読切もみなよけいな趣向なしに真っ向ストレートを投げこむ純粋ハーレム話。いずれも冴えない少年/青年がふとしたことで複数ヒロインに囲まれタナボタファックへと至る、まさにエロな若人垂涎のストーリーが臆面もなく展開される。
お話は基本テンプレゆえ作品の成功はひとえに大勢出てくる女の子を魅力的に描き分けできるかにかかっているのだけれど、髪型や顔パーツを1人ひとり違えティピカルながらも多彩な属性をまぶしたキャラメイクを附与してと細かく配慮。その甲斐あってハーレムものの醍醐味である全員集合ファックの絵ヅラはなんとも豪華絢爛であり心身ともに豊かになれそうだ。えっちへのアプローチもイキっぷりも充分に差別化が図られた彼女らの多彩なリアクションに複数姦スキーならキュンとくること必至。
巻末短編こそ出会い系でトリプルブッキングとわりかし平穏なシチュだが、連作の方だと主人公は飛行機不時着/雪山で遭難/アマゾネス集落へ拉致という具合にときとして命がけのセックスを強いられる。大勢の女子に囲まれながらサヴァイヴァビリティの危機に直面し黒一点としてはここで種族保全の本能のおもむくまま交合にいそしまずにおれようか(反語)。
異様な雰囲気に飲まれすっかり発情したメスどもが自分から着衣を剥ぎまるんとしたお尻をさらけ出してセックスを懇願する。はしたなく身をくねらせながら我先に腰を突き出す女たちの濡れそぼつ蜜壷へ代わる代わる欲望を出し入れだ。トロトロのイキ顔さらし恥も外聞もなく嬌声をもらしてよがり狂うヒロインズの痴態が複数人数分いっぺんに脳裡へ襲いかかる。仲よく順番に精液を注ぎこみ順番が一周したらこんどは皆の衆そろってケツを突き出させひとまとめにお相手。全員のアクメ顔がシンクロする光景を思う存分堪能しながら最後にもういちどオールキャストの膣内深くへ特濃ザーメンを種つけだ。
ことほどさように徹底して単独♂×複数♀ならではの悦楽にこだわった作品集であり、いろんな女子を1本のちんこでいっぺんに征服したいという読者の欲望をヴァーチャルにかなえてくれる。カッチリした絵柄のおかげでヒロインは年長方向に強く年少方向にはやや弱くと一定の傾向はあるけれど、総じてハーレム好きのツボを的確に押さえたウェルメイドなつくり。キャラ的には途中参戦の短髪ボクっ娘・春原陽たんがもっとも俺的にツボで、またお話としては褐色部族大集合の3本め「熱帯ハーレム」前後編が登場キャラも最多でありいちばん愚息をしごけましたです。
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