今晩のトロピック・ライトニング。

-ほわいとこっとん「染みつきコットンぱんつ」久保書店 ISBN:9784765935470
話△ 抜○ 消小 総合△

幼い果実を汚い大人の奸計でおとしいれ傍若無人に蹂躙しまくり短編全7本。年端もゆかぬ女の子をよってたかって犯してはキツキツまんこへ強引に精液を流しこむ純度100％のガチロリ凌辱物件は作者初の商業コミックスだ。
昨日こちらで記事にした都夢たみおの新刊を書店で買いこんだ際、平台で隣り合わせに並んでいたのがこちらの単行本。未知の作家であり店頭見本もなかったので購入を躊躇したのだけれど、表紙をながめているうちどことなく引っかかりを覚えたのでいっしょにレジへ。
カヴァーイラストを見たときから決して新しいタッチではないと思っていたが、中身のモノクロ原稿はさらに輪をかけて昭和っぽい雰囲気(ディジタル制作なのに!)。90年代ティックな古式ゆかしいアニメ絵は昨今のワニやコアのエロ漫画を見慣れていると明らかに世代が違うのがわかる。ただ劇画的泥くささではないし大昔のマニア向け漫画誌ではよくあったような絵柄なので、古くから美少女漫画を読みつけてきたオサーン読者には一種ノスタルジーを感じさせてよろしいのではないかと。
折り返しにも目次にも作品タイトル以外の情報はなにひとつ載っていないいつもの久保書店仕様で収録作の初出はまったくわからないが、作者名でググってみたら同内容のお話のダウンロード販売がいくつか引っかかった。またフキダシのフォントが商業漫画に常用されているそれではないので、同人誌として販売された作品を版下ごと流用して1冊にまとめたものとおぼしい。やや安直かとも思うが久保に限らずオークスなど同じ手法で単行本化するケースはあるし即売会等に行けない読者にとっては貴重な機会提供といえよう。
登場する女の子は明記こそないが露骨にランドセル世代とわかる描かれ方で、ジュニアアイドルだの息子の友達だののプライマリースクールガールが勢ぞろいする。凹凸の少ない第2次性徴直前特有のボディラインとなにひとつ視界をさえぎるもののないすべすべのスリットとがぼくらをお出迎えだ。
そんな彼女らが放りこまれる物語空間は問答無用の凌辱一点張りで、卑劣な大人が少女を薬物で眠らせたり大人数で逃げられないよう囲い込んだりしたのちじっくりねっとり強姦輪姦フルコースを展開する。野郎キャラが例外なくゲスいツラ構えで行為を正当化するそぶりすら見せない、和姦大好きっ漢一切お断りのいさぎよい造り。
ほとんど導入らしいものもなくすぐさま濡れ場がスタートし宴もたけなわなうちに突如漫画が終了するというムダのない構成ゆえ、どこからページを手繰ってもすぐさま摩擦運動に突入できる。ダサい下着をはぎ取り華奢なトルソをあらわにしたら前戯もおざなりにすぐさま幼い蜜壷めがけてシャフトを挿入だ。汗くさいボディを舐めまわしコンパクトな子宮を激しく突き上げるたび苦痛にうめき泣きじゃくる少女の哀れな姿にいけないと知りつつエレクチオン。快感を覚えるいとまもなく拒絶の叫びを発するヒロインのちびっ娘まんこの奥底へ薄汚いザーメンの奔流を大量に叩きつけレイプ完遂だ。
古典的すぎる絵柄――とくに女の子はまだしも男性キャラの泥くささやランジェリー類のあか抜けなさ――はどうしても気になって採点を下げたものの、ド直球のダークエロスに徹しひたすらファックシーンのみに注力したストイックなまでの作劇により実用性の高さは折り紙つき。あと確たる情報がないのでここでは断言しないが、作画の雰囲気やいくつかのディテイルのクセからして既存作家の変名ではないかと疑っている(もっともその人は巨乳女子主演の毒のないラヴコメばかりを描いていたのだが)。もし俺のカンが当たっているのならひさしぶりに新作を見ることができてちょっとうれしかったなーと。