2013-09-23

今週の脱線事故。

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-伊藤エイト「MILK DIP」ジーオーティー ISBN:9784860848873
話○-△ 抜○ 消小 総合○

権力を笠に着てやりたい放題な理事長の息子は彼の前に立ちふさがる女どもを次々堕としてゆき中編4話+独立短編8本。豊満ガールズのムチムチした柔肉をむんずとつかみガツガツまぐわっては中田氏三昧のダイナミックファック絨毯爆撃でお送りする作者これが初のコミックスだ。
久しぶりの本格ガチ黄色い楕円誌創刊ということで購入しはじめた「comicアンスリウム」もしばらく読みつけているうちにお気に入りの漫画家など増えてきて、この人もそんななかのひとり。てなわけで夏前に新刊発売の報を目にして楽しみにしていたら、なんと発売が2回も延期されてやきもきしていたところ。こんどこそようやく現物が店頭に並んだのを目撃して矢も楯もたまらずかっさらってきた次第。
表紙/裏表紙のカヴァーガールの出で立ち、そして帯の訴求コピーでも明らかなように、明確にグラマラス志向の女の子を描く人。それも乳のみならず全身の肉が隆起しているかのごとく鍛えられた体育会系の肢体がお好みのようで、シャープでソリッドなアニメ/ゲーム系の絵柄ともあいまって、出てくる女子みなカプコンの格ゲーにでも登場してそうな雰囲気だ。
ヒロインの年齢層はおおむねハイティーン~20代後半あたりと推測されるが、頭身高めで筋肉質のボディデザインゆえキュートさよりはりりしさが勝る。また幾人かぽっちゃり設定の女子を投入していて、彼女らときたらもとからガッシリした体幹にこんもりパテを盛ったみたくお肉の乗った勇壮たる体躯だ。この雄大な女体にルパンダイヴを敢行しお肌の感触におぼれてゆくさまはマッシヴスキー垂涎の光景。
お話は軽快エロコメからダークNTRまでなんでもそつなくこなしてみせるが、今回収録のものはどちらかというと和姦テイスト優勢。いずれもなんでもない現代日本の日常のなかからワン・アイディアを無理なく展開しつつスムーズに濡れ場へとつなげてゆくウェルメイドなもの。また折を見て汗やら匂いやらのフェティッシュな要素をほんのわずか混ぜこむあたりも心憎い。ただカヴァー下の作品解説で著者みずから述べているように、唯一の長尺もの「女子更生風紀会」は短編に比べやや不慣れな面が目につく。単発の話をそのまま数珠つなぎしたみたいで、ここは長丁場を引っぱる伏線を仕込むとか複数登場するヒロインどうしのカラミを早くから見せるとかしてほしかったところ。
とまあケチはつけたがエロシーンは読み切り/連作いずれにおいても強力無比で、しっかりした存在感のマッスが画面狭しと入り乱れるド迫力ファックを存分に堪能できる。大ぶりの肢体を多彩な角度から見せつけるようにアングルが工夫され、えげつなくならない程度にひょっとこフェラや完全発情アヘ顔を織りまぜてと巧みに読み手の興奮を励起せしめる仕掛けだ。
はち切れんばかりにゴージャスな身体を即座に開放し女たちはしきりに男を誘う。胸の谷間に怒張をはさみこみ怒濤のヴァキュームフェラをかまして第1ちんこ汁を搾取だ。野郎どももただちに反撃しもっちりした太ももを押し広げ肉厚のビラビラをオープンセサミしながら暴れん棒をフェードイン。バチバチ音を立てながら内奥を貫き敏感な部分をこすり上げるたび彼女もマシンガンのごとく淫語をばらまいてよがりっぱなし。16ビートの擬音をBGMにしながらはしたなく腰を使い自分から積極的に快感をもぎ取ろうとするケダモノのごとき痴態がたまらなく淫猥だ。ダラダラよだれたれ流し全身を打ち震わせながらファイナルアクメを迎えんとするエロメスどもの子袋の奥底めがけてザーメンの奔流を鉄砲水よろしくぶちまけて果てしなき肉欲の宴にようやくエンドマーク。
作画/作劇ともいくらか大味に思える部分はあるけれど、引き締まったボディを縦横無尽に駆使するパワフルな交わりに現代エロ漫画のお約束的描写をセンスよく散りばめながらフィニッシュに向けて一直線に盛り上がる密度の高い濡れ場は出色。処女作とはいえさすがデビューから5年のキャリアの蓄積はダテじゃない。とくにムチムチ女子好きの方には自信を持ってオススメする。俺的には、お互いの笛舐め&机オナ現場を目撃した2人が首尾よく結ばれて「彼女の大事なワスレモノ」と、ぽっちゃり後輩女子に手料理をごちそう→彼女をゴチになり「たべごろ」のほのぼのラヴ2本でことのほか愚息をハードにいじめました。

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