2013-10-05

今月のローザ・パークス事件。

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-かすみりょう「せんちめんたる★グラマー」竹書房 ISBN:9784812484142
話○ 抜○-△ 消大 総合△

同居人を訪ねてきたその姉に主人公は成りゆきで童貞奪われ本編&同棲してコスプレHにはげみまくり後日談+独立短編9本。マークなし。多種多様なタイプの女子を用意しつつ全員ひと皮剥けばエロエロに変貌しガッツリ男子の精をしぼり取りまくりのすばらしき光景が視界360度どこまでも広がる作者2冊めのコミックスにして当レーベルからの初お目見えだ。
元不良現カタギのヒロインズに一般ピープルな彼氏が尽くされまくりのスペクタクルなドリーム全開なデビュー単行本「元ヤン娘だけど恋をしたっていいじゃない!」がリリースされたのが今年5月のこと。しかしながらたまたま処女作刊行が遅かっただけで作家活動は以前より行っており、さほどインターヴァルを置かずに1冊ぶんのストックがたまってこんどはあっという間の再会。
竹書房よりの発売ということで収録作は当然同社の「Namaikiッ!」掲載のものが大半を占めるのだけれど、デビュー直後にワニマガジン社の雑誌で描いた作品もいくつか入っていてお得な感じだ。だもんで執筆時期は2010-13年と前作より新旧のスパンがあるのだが、当初より一般青年誌調の端整な絵柄はすでに固まっていてなんらクオリティには遜色ないのはすごい。きわ立って個性的というわけではないにせよまったくデッサンの崩れないたしかな筆致とその安定感は群を抜いており、アマチュア時代も含めたキャリアが見かけ以上に長いのか、あるいはアシスタント等での経験の蓄積が膨大なのかのいずれかではないかと推測する。
雑誌のレギュレイション上、登場する女の子はみなさんover18で統一。しかしながらその造形は非常にワイドで、落ちついたオトナの魅力をかもし出すのから見てられないレヴェルのドジッ娘まで、はたまた凛とした知性派からまず手足が先に出るタイプまで各種取りそろえ。全体的な傾向として巨乳寄りかつやや強気っ娘優勢/ツリ目女子多めというのはあるけれど、髪型や顔立ちに細かく差異をつけてあらゆるニーズに対応する。巻末著者あとがきで述べられているように、きっと読者もヒロインのうちの誰かが必ず琴線に触れるのではなかろうか。
2シリーズ貼り合わせ&最後に合流の構成だった「元ヤン娘だけど恋をしたっていいじゃない!」に対し、こちらは続きもの1つを除きオーソドックスな読切作品の集合体。いずれもコンビニ誌初出らしい明朗快活和姦仕立てながら、前述のヒロイン造形ともリンクした多彩な舞台設定により読み手を飽きさせない工夫がなされている。どこにでもある現代日本の情景が織りこまれた、ともすれば貴方の知人にも似たシチュのカップルが存在してそうな、虚構のなかにあるそうした薄皮一枚のリアリティがこの作家の真骨頂。
同系統の雑誌中でもよりおとなしめな「Namaikiッ!」の誌風に合わせてか濡れ場は薄味傾向。といっても「快楽天」初出のものは若干ながらエロ多めだし、なによりどの話でも本番突入とともにヒロインみな積極的に快楽をむさぼりはじめる淫乱っぷりがナイスだ。自分からガツガツちんこにしゃぶりつき絶品の舌技でたちまち第1ちんこ汁を搾取されてたまらんですたい状態。休むいとまもなく彼女はシャフトにまたがりハードに腰を使いはじめる。きつく抱きあい濃厚なキスを交わしつつはしたなくエロワードをまき散らしてよがり狂うさまがなんとも扇情的だ。いっそう甲高くイキ声を発し絶頂を迎えんとするおにゃのこの内へ外へとたっぷり白くねばつく液体を分泌して男子も女子もダブルノックアウト。
中田氏大好きっ漢なワタクシなのでいくつかある膣外射精フィニッシュの話では抜き度が下がってしまいわずかに評定をダウンさせたが、たいへん完成度の高い作画と破綻のないお話運びはライトエロの模範生的存在だ。基本的には慎太郎シール誌の水が合っている作家だと思うけれど、これだけえっちぃキャラメイクができるのだからたまにはガチエロ誌でハードコアなのも描いてくれるとうれしい。この人の手になるショートへア女子がたいそう好みな俺としては、訪問仕事で粗相しては主人公にご奉仕のドジメガネっ娘がむやみにエロエロな「水橋ななみの災難」と、ふだんはガサツなおかっぱツリ目幼なじみが浴衣姿で艶っぽく「祭りの夜に…」でもって我がジョイスティックをフル活用。

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