-とんのすけ「ぼくらの○恥調教台本」クロエ出版 ISBN:9784903714868
話△ 抜○ 消中 総合○
棒演技を克服すべく役になりきる幼なじみ女子に主人公がえっちな演技指導でご協力中編4話&描きおろしショート後日談+独立短編4本。ドエロキュートなヒロインたちがムチプリボディをハードに使役して性器どうしの天下一武道会に全身全霊ではげみまくりの作者この名義での処女単行本だ。なおタイトルにある「○恥」の部分は本来の表記だと○のなかに「恥」が入る合成文字で、それを「マルチ」と読ませる仕様。
定期購読こそしていないもののこの版元からリリースされている「コミック真激」はハードコア派の漫画家の梁山泊であるので、同誌発のコミックスはなんだかんだいってけっこう買っている部類。今回も当初の購入予定にはとくに入っていなかったけれど店頭見本をパラパラめくってみたらなかなかに激しいプレイが展開されていたのでワクワクしながらレジへ。
この作家についての予備知識はほとんどなかったのだけれど、ググっているうちにおそらくちょっと前に他社で別のペンネームを用い描いてた人ではと思い当たる。作者ブログで直接の言及はないし仕事履歴にも載っていないのでそれを斟酌しここでは明記しないが、まあまっさらの新人ではないということでいいのだと思う。
少々ザックリしたタッチながら健康的な一般青年誌調の絵柄はなかなかに好感度が高く、新しすぎず化石すぎずのほどよいバランスだ。このイキイキした筆致から生み出されるヒロインたちはおおむねハイティーン~20代前半の黄金世代で、わずかな例外を除き巨乳巨尻のむっちりボディが勢ぞろいする。モデル的な均整のとれた肢体というよりは微妙に形が悪かったりお肉のたるみをハッキリ描写したりするのがかえって妙なリアリティをかもし出していてエロっちい。
そんな巨乳女子たちが活躍する物語たちはいずれも彼女らがふとしたことで発情してはガツガツつがいまくり気持ちよさそうにイキまくる肉食動物的ファックの殿堂。いくつか導入が不穏な作品も存在するのだけれど、最終的には女の子みなすっかりちんこに夢中になりたっぷり膣内にザーメン注がれて絶頂の合意エロへと力業で帰着させるので読後感もわりと良好だ。明らかに性欲優先でしっとりした情緒などを堪能するタイプの作劇ではないとはいえ、直近のお話では微妙な恋愛の機敏にも踏みこんでいるので今後はそうしたヴェクトルの作品が増えるのかも。
掲載媒体の誌風を反映した暑苦しいほどに密度の高いエロシーンはこの単行本最大の美点。ゴージャスな女体が所狭しと乱舞するさまそれ自体もさることながら、微妙にダサっちい下着類やらあまりお手入れされてないっぽいアンダーヘアなどやけに生活感あふれるディテイルが女の子の息吹を身近に感じさせいっそうのいやらしさを醸成するのだ。メスの匂いを濃密なほどに発散させているムチムチの身体をガッシリ抱えこみぽよぽよ揺れるビッグバストを堪能しながら景気よい擬音をBGMに従えたっぷり中田氏三昧へと至る一連のシークエンスを豊富な性器結合断面図を織りまぜつつ詳細描写。
たわわな胸部をみずからワイドオープンしてえっちぃ肢体を見せつける彼女の乳首や前後の穴を指先でグチュグチュにかき回し続けるとたちまち表情をトロトロに崩しエロメスの本性をあらわにする。はしたなくケツを突き出し挿入をおねだりするヒロインのご要望どおりたぎる怒張をゴリゴリねじこみハードな摩擦運動を開始するやいなやダイナミックに肢体を揺さぶりベロ出しながらヨダレ垂れ流し快楽享受に夢中の女どもの痴態に興奮しきり。日本語にならない淫語を四方八方にばらまきながらアクメ到達を全世界に宣言するドスケベガールズの子袋の奥底へ許容量オーヴァーの白濁液を遠慮会釈なく叩きつけてフィニッシュだ。
モザイクよりマシとはいえぶっとい白線数本乗っけの性器修整は正直興ざめで抜き評価をマイナスしたが、総じてストロングファック一本やりの力投派エロスで好感。男女とも登場人物たちが基本前向きで心底気持ちよさそうにセックスを謳歌するさまもグッドだ。いくばくかの粗っぽさはあるけれどけっして手抜きはせず細かなディテイルにまで注力しているのはすばらしいことで今後もぜひ継続していただきたい。収録作のなかではメインコンテンツ扱いの中編「いんぷり! ~Inprinting Girl~」がやはり白眉で、お話はやや錯綜ぎみではあるけれど純真生真面目前向きヒロイン・凌子ちゃんのエロカワイイ乱れっぷりで大いに股間を活用。
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