-うるう島呼音「セックスホリック」ワニマガジン社 ISBN:9784862692863
話○ 抜◎-○ 消小-中 総合○
幼いころ引き取られいっしょに育った少女とついに結ばれた主人公だがその幸福は裏切りの上に築かれていて……連作2話&描きおろし後日談+独立短編6本。超弩級ボディをユサユサ揺らしだらしないアヘ顔晒して絶頂の淫乱ガールズの痴態をラヴラヴからガチNTRまで多彩な物語とともにお送りする作者初のコミックスだ。なおペンネームの発音がわからず往生したが巻末著者あとがきによると「うるうじまこーる」と読み下せばよろしいようで。
ここでこっ恥ずかしいことを告白してしまうが、じつは当初この作家のことはまったく意識にのぼっておらず、実際この12月の購入予定リストにも入っていない。しかしながら数日前にぼちぼち出始めたよそさまの早売りレヴュウを見て冒頭連作に強烈に打ちのめされたのを突如思い出しそれからは我が地元で発売になるのをいまかいまかと待ちこがれていた。そして今日ようやく店頭に並んだのを新刊棚から奪い取るようにして速攻レジへ駆けこんだ次第。
そんなわけでさっそくページを手繰り精査を開始だ。収録作の執筆時期は2011-13年と、ちょうどコミメガ勢のワニ移籍と時期が重なったこともあり初出は両社にまたがる。オーソドックスなアニメ/ゲーム系の作画はデビュー直後のだとやや堅い印象だが、新しい作品になるほどに女の子のキュートネスが増し表情も豊かになっていていかにも成長真っ盛りという感じなのがよろしい。
今回登場するヒロインたちはハイティーン中心に大人数名がプラスされた訴求対象の広いもの。実年齢云々よりも描いた時期によるキャラメイクの変化の方が顕著であり、初期のは若い娘でも瞳ちっちゃく大人びた顔立ちだし、逆に直近のだとママさんですらティーン同然の愛らしさだ。そんななかまったく変わらないのがその迫力のありすぎる肢体描写で、大きく張り出したロケットおっぱいやお腹のたるみまではっきり現れた豊かな胴回り、さらにモビルスーツもかくやの重量感あふれるシリフトモモという具合。近作だと女子の表情がよりカワイイ系に振られているだけにムチムチな身体つきとのギャップがいっそうきわ立ち、これがうるう島呼音独自の魅力ともなっている。
そんな彼女らが乗っかる物語は最終的に合意エロへ至るという部分では共通しているものの、それ以外の導入や途中経過などは明暗バラバラ。赤面もののイチャラヴもあればじっくりねっとり調教奴隷化ありという感じだが、巻末の作品解説で「ダークなものが好き」と述べているとおり今作については後者の色合いが濃い。とりわけそれが顕著なのが自分も衝撃を受けた前述の連作「Happy Birthday」だ。2話構成の前後で両想いラヴラヴ→幼なじみNTRへと一気に落とす構成もさることながら、描きおろしのアフターストーリーでさらに戦慄。ネタバレ不可避ゆえ詳細な記述は避けるが、すっかりコキュ(寝取られ男)と化した主人公のモノローグでつづられるその後の地獄の日々がなんともやるせない。ヒロイン側にまったく罪の意識がないのもいっそう物語の色合いを暗くしてしまう要素で、意図せず彼女の身も心も間男に奪い去られてゆく荒涼たる光景は「えげつな~」のひと言。
ライト/ダーク話いずれもエロシーンは女の子の激盛りボディが画面狭しと乱舞するガチファック仕様。ホルスタインのごとく垂れ下がった爆乳やはしたなく肥大したニップルを乱暴にもてあそばれ粘膜も破けようかという勢いで膣内を貫かれては恥も外聞もなく淫語まき散らし絶頂するヒロインの下品きわまりないイキっぷりが異様なまでに扇情的だ。ド淫乱まんこめがけたっぷり白濁液を注ぎこまれる中田氏シークエンスの充実ぶりも実用性の大幅なアップに貢献しており、どのページを開いても即座に臨戦態勢に突入できることだろう。
ヒロインのあどけない日常の表情は匂い立つ淫裂へ怒張をねじこまれたちまち一変。激しい往復運動に合わせ巨大な胸を独立した生きもののごとく躍動させながら彼女は小刻みに嬌声を発し四方八方にハートマークをまき散らす。シャフトで女性器を突かれるたび腹部がボコボコ盛り上がり、その都度全身を打ち震わせながらこみ上げる快楽に身をまかせよがり狂うのだ。2度3度4度と立て続けに膣内射精され法悦の態で白目剥きアヘ顔を披露するエロメスへの最後のトドメとして、受胎間違いなしの特濃ザーメンを改めて子宮のいちばん深い部分へ勢いよく叩きつけファイナルフィニッシュ。
前述のとおり初期作品には荒っぽい部分が散見されるものの、あえて加筆修正を行わずにありのままを収録した作者の剛胆さをその後の大幅な成長とともに称賛したい。またダーク系の方が相対的に目立ってしまうとはいえいろんなタイプの物語を描こうという心意気もプロのエロ漫画家としてすばらしい姿勢だと思う。甘々なのもヤバげなのも両方美味しくいただける自分としても変に自己イメージを固定せず多種多様なチャレンジを続けてもらえればありがたいところだ。収録作のなかではやはりメインコンテンツたる連作「Happy Birthday」がお話的にも抜き的にも最強であり、純真無垢すぎるヒロイン・優奈の無邪気な笑顔とすっかり身体を開発され堕ちきったアクメ顔との残酷な対比やら執拗に子袋めがけぶちまけられ続ける連続中田氏シーンやらで腎虚になるまでマイちんこを酷使。
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