2014-01-28

今宵のへうげもの。

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-千家カゲロー「プチ☆ヘブン」ジーウォーク ISBN:9784862974136
話○ 抜○-△ 消小 総合○

売れっ子ジュニアアイドルは熱心なファンに感謝のご奉仕本編&PV風セクシー映像+幼女観察者は妄想に飽き足らずついに目の前のニンフェットに禁断の一手を……連作2本+独立短編5本。思春期突入寸前ロリっ娘どもの危険な肢体を美味しく頂戴しまくりのヤバすぎる状況満載でお送りする作者通算2冊めのコミックスだ。
この人についてちゃんとした予備知識を有していたわけではないのだけれど、掲示板等でロリ漫画のトピックになるとけっこうな頻度でその名が登場するので気にはなっていたところ。首尾よく店頭で発見してカヴァーの裏表をチラ見するとさっそくいい感じで興奮を励起させられたので予定どおりチャレンジ決定。
購入後基礎データ収集のためにググってみたところ、けっこうキャリアは長いのにこれまで送り出された単行本は2007年刊行の「スウィート☆ライフ、プリーズ!!」のみと知り驚愕。本作に収録されている商業デビュー作品などはじつに2004年のものとかなり古いのにこの冊数なのは、ひとえに量産がきかないことに尽きる。巻末記載の初出一覧を見ると年間数作のペースで、これではストックがろくにたまるわけもない。この間こちらでレヴュったさらだなんかもそうだが、なんとなくロリ漫画描きにはこういう極端に寡作な人が目立つ印象がある。
ともあれ無事刊行のこちらは前述の初期作品を除くとおおむねこの版元の雑誌向けに2008-13年の間に執筆されたもの。ぷに系と写実系のちょうど中間あたりのラインに位置する独特のタッチはキュートさをかもし出しつつ実在ティックなお色気をも内包するというなかなかに扇情的な絵ヅラだ。ただし非常にソフィスティケイテッドな女の子たちに対し野郎キャラはみな妙に泥くさくて、このへんが最新型の萌え萌えしたロリ漫画に慣れた人にはちょっと引っかかるかも。
処女単行本の紹介や著者あとがきの記述を見るとちびっ娘のみならず大人女性もバリバリ描きこなす人のようだが、このたび登場するのは年齢不詳人外さん1名を除きプレティーン/ロウティーン女子専科。愛らしいフェイスに頭身高めリアル寄りのスレンダーボディが組みあわされるさまが若干のミスマッチを生じつつ同時に得も言われぬ艶っぽいアトモスフィアを発しておりグッド。ことにうっすらと肋骨が浮き出し筋肉のラインがあらわになる上品なトーンワークに彩られた肢体描写は絶品で、こりゃ熱狂的なファンが存在するわけだよと大いに納得。
そんな彼女らが遭遇する物語たちは我々美少女スキーの妄想をそのまんま体現したみたいなすばらしき砂上楼閣だ。神々しいまでに可憐なアリスたちが男たちのよこしまな欲望にすみやかに応じて華奢な身体を差し出し狭隘な膣内へたっぷり子種を注がれるまでの一部始終を詳細にシミュレイト。ボーイ・ミーツ・ガールならぬ、おっさん・ミーツ・ガールのいささか見苦しい構図が、しかしながら効果的に僕らの劣情を刺戟するのだ。
キモオタ/親父/じじいの凶悪な肉棒によってロリボディがゴリゴリ制圧される濡れ場は和姦であるはずなのにやたらと背徳的で、いかにも純真無垢な存在を汚してます的空気が濃厚なのがよろしい。ワレメとかマンマンとかあえて古めのエロ用語で表現するのがふさわしいエロパーツのクローズアップを適宜織りまぜながら発展途上のえっちな身体を上から下までいじり倒し舌先どうしを濃密に絡めあいながら激しくピストン運動を展開するさなか、途切れることなく小さなフキダシで嬌声が発せられ続ける光景がとても印象深くかつエロティック。
第二次性徴がはじまったかどうかも定かでない滑らかなトルソを全面開放して少女らは無邪気におっさんどもの愛撫に身をまかせ、くすぐったいのか気持ちいいのか判然としない感覚に全身を打ち震わせる。あるやなしやの胸の起伏を揉みしだかれながら前人未到のスリットへ怒張をねじこまれると吐息の音階もアップ。性器結合部からヌプヌプ音を発しながら激しく粘膜どうしを接触させて覚えたての快楽にほおを上気させる彼女の痴態にいっそう興奮し熱烈にその唇を吸いつくしながら、いまだ膣内射精の意味もよくわからぬ少女の幼い子宮めがけて熱い飛沫をたっぷり注入だ。
さすがに最初期のものはやや実用性が下がりはしたものの、基本的にはたいそう高性能な精液分泌支援物資。聖なるものを邪悪な意志により汚しながらもなんらその聖性には傷のつくことのない、そんな不思議なパラドックスを体感しながら気持ちよく股間をしごくとこができるだろう。なおこの作家の描く人妻ものを期待していた人は今回は残念だけれど、巻末著者あとがきで次は高年齢ネタをまとめて出すと明言していたのでしばし待て。こちらに収録されていたものでは優等生メガネっ娘をキモメン担任教師が美味しく頂戴&それをくやしげに見つめるイケメン同級生男子児童の構図がなんともアイロニカルな「学級委員のメガネっ娘の発育が良すぎて先生は毎日ガマンできない」(長いタイトルだな……)が私的ベスト。

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