話○ 抜○ 消小 総合○
ファンシィな萌えっ娘どものえっちな子宮に和姦/強姦問わず問答無用で孕み汁注ぎこみまくり短編全11本(うち描きおろし1本)。ハッピーエロス専科からあっと驚く方向転換を見せる作者通算9冊めのコミックスは当レーベルからの初お目見えだ。
いくらかの変遷を経てここ数年は童顔巨乳ヒロインとのイチャラヴ中田氏エロス専門誌「コミックポプリクラブ」へドカッと腰を下ろしていたのだが、担当編集の退社→移籍による執筆陣の大量離脱にこの人も巻きこまれた模様。ポプリ誌上ではめっきり作品を見なくなり、代わって去年創刊のweb配信誌「コミックグレープ」を新たなホームグラウンドとしているようだ。自分は同誌を購入していないので全容はわからないのだけれど、そちらのメンツを見るとちょっと前のポプリ/Pフラート連合軍という感じでいろいろ感慨深い。
ともあれ前単行本「あの素晴らしい膣内射精を二度三度」発売からおよそ1年半の歳月を経てリリースの今作、ザックリした質感が特徴的な萌え絵ベースの作画こそ共通するものの、いきなりコミックス表題からまるっきり方向性が違う。ずっと複数ラウンド中田氏三昧のタイマンラヴorハーレムエロスで通してきた人がのっけから「レイプ」だなんて!と驚くこと必定だ。
購入後さっそく初出一覧をチェックすると、大まかには前述の「コミックグレープ」をはじめとした電子書籍掲載分の前半部、および数年前にワニマガジン社の「COMIC快楽天BEAST」で執筆の後半4作品の2パート構成。明確にレイプを押し出しているのは前者の方で、後ろ4つはマックスでの既刊3冊に近い印象だ。いずれもほぼハイティーン巨乳女子固定だったポプリ時代のレイティングから解放され、小学生から人妻までと茶否史上もっとも年齢レンジがワイドに。加えておっぱいサイズもだいぶ貧方向が充実しているので、デビュー初期のロリロリした茶否ヒロインズが忘れられない読者には待望の作品集といえよう。
度肝を抜かれるカヴァーイラストの感触ほどに中身は凌辱一辺倒というわけではなく、オーソドックスなイチャラヴありレイプネタでもコミカルに処理して読後感を和らげているものありと非常にヴァラエティ豊か。巻末作品解説で各話の狙いどころや工夫が縷々述べられていて、これを読むといずれもベタな定番に依存することなしに注意深く物語がつむがれているのだとわかる。ことにワン・アイディア投入でいつの間にか着地点を強引にねじくれさせるタイプのオハナシを描かせるとおみごとで、このあたりキャリアの蓄積によるストーリーテリングの洗練を見た思い。ただいくつかの作品はどうしようもなく勧悪懲善の強姦輪姦オンリーゆえ後味は最悪なので、マックス時代に手がけていたような明朗快活膣内射精ラヴばかりを摂取していた人にはショックがデカいかも。和姦じゃないと死んじゃう病の人には絶対におすすめできない。
ラヴラヴものであっても濡れ場は緻密でヴォリューミーな中田氏複数ラウンド制だったから、ガチレイプが増えても見た目それほどエロシーン濃度は変わらなかったりする。唯一違うのは女の子が気持ちよさそうにイキまくる話とひたすら恐怖におののき涙と絶望に表情を曇らせるものと結末がハッキリ二分されること。性器どうし干戈を交えハードに摩擦運動にいそしみながらの汗だく汁だくファックはあいかわらずだが、これまでのようにゴリゴリたたみかける膣内射精の連鎖のみに注力するのではなく凌辱満漢全席の各メニューにも目配りするぶん、若干読み手の興奮の行き先が分散してしまうかも。
和姦だろうと凌辱だろうと女の子みなすべすべまんこを怒張でガッツリ貫かれ全身汗と涙と分泌物にまみれる光景がなんともエロっちい。ガツガツ腰を打ちつけられ乱暴にバストを揉みしだかれて遠慮なく2度3度と子宮の奥へザーメンを叩きつけられる彼女らの痴態を前にして際限なくおのが股間を酷使する。
新たなニーズに応えるべく強姦輪姦てんこ盛り展開をフィーチャーしつつも既刊読者のためのマイルドエロスも用意の二方面作戦はすべてが成功とはいかないけれど、ナマ中田氏多回戦仕様という茶否漫画の根幹部分はどの作品にも揺るぎなく継承されておりありがたい。性器修整もこの世知辛い情勢下では比較的寛容な部類で、鬼モザイクの悪夢にさいなまれた心をゆっくりいやしてくれる。次回作は果たしてどういう方向へ舵を切るのかわからないが、キュートガールにガッツリ複数回膣内射精を貫徹してくれる限りは買い支えていきたい所存。収録作のなかでは、本格凌辱フルコースをコミカルな味つけで口当たりよく読ませる「美少女レイプ路上教習」がレイプパートの、ブラコンっ娘がなかばあてつけで別の男子とエロ演習→いつの間にか本気Hの「フリ×フリ」が和姦パートのそれぞれマイベスト。
0 件のコメント:
コメントを投稿