2014-04-17

今宵の江戸春本。

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-朝倉満「桃エロびっち」エンジェル出版 ISBN:9784873065649
話○ 抜○ 消小 総合○

エロスを求めて男女右往左往短編9本+巻頭カラーイラストギャラリー。完全無欠ボディのえっちぃガールズ&レディースがその魅惑の肢体をフル活用して快楽享受にいそしみまくるさまをハイテンポギャグ乱れ撃ちの物語に乗っけてお送りする作者最新刊は通算5冊めのコミックスだ。
どちらかというと劇画寄りの暑苦しいタッチで官能小説ライクなベッタベタの凌辱フルコースを展開……というイメージの強い「エンジェル倶楽部」執筆陣のなかにあって、キャリア初期からウェットさの希薄なコミカルエロス主体でずっと通してきた異色の人。まれにエンクラ的定番ダークものを執筆することもあるのだが資質的には明らかに陽性寄りで、この新刊でも楽しく読めてスカッと抜けるおバカなえっち(ホメ言葉)が勢ぞろい。
最新型ではないものの端整で適度にアップ・トゥ・デイトな絵柄は当初からほぼ固まっており、およそ1年半前に刊行の前単行本「痴女えれくと!」の印象をそのままキャリーオーヴァー。ハイティーンからアラサー近辺の、頭身高めボンキュッボンの日本人離れしたプロポーションのグラヴィア映えする美女がズラリと並ぶ光景はまさに壮観。だもんで10代女子ですらすでに成熟した大人の魅力をかもし出しており、ロリコンと自負する紳士諸兄におかれましては回れ右推奨。とはいえ今回はいないが熟女キャラでもむやみにババくさくないのもまた美点で、アダルトさん苦手の自分がこの作家をずっとひいきしているゆえん。
冒頭で述べたようにストーリーラインは基本ギャグエロ一辺倒で、セックス大好きヒロインがモリモリちんこを堪能する系統のお話が主流。コミックス表題ほどにビッチ色は強くなく、背徳感ドップリの不穏な雰囲気とは無縁の洋ピン的明朗快活さこそが身上だ。突飛なシチュから成りゆきで本番突入したり性豪女子に一滴残らず精液しぼり取られたりのうれしいんだか災難なんだかわからないスチャラカエロスの応酬はあたかも古きよき艶笑譚のごとし。
和姦オンリーとはいえ濡れ場はまったく手抜きなしのハードコアポルノ。大ぶりの女体がダイナミックに躍動する豪華絢爛なヴィジュアルがひたすらうれしい。はしたないデカ乳輪やぷっくり土手高まんこを景気よく見せつけ、性器どうしの真剣勝負を適宜クローズアップしながら白濁液まみれのフィニッシュに至るまでの一部始終を詳細中継する。ビッグバストを豪快に振り乱しながらトロトロのイキ顔さらけ出すエロメスどもの痴態が画面いっぱいに広がる一大情欲絵巻に君の勃起中枢もオーヴァーフロー寸前だ。
のっけから発情のヒロインが目の前のちんこへ我先にむしゃぶりつき、ハードに口腔を使役しながらのヴァキュームフェラに男子諸君辛抱たまらず即昇天。すぐさま下半身にのしかかりまたしても自分から激しく腰を使ってほおを紅潮させながら身もだえする彼女の痴態がなんとも扇情的だ。甲高い嬌声をまき散らし全身をよじらせて絶頂する女子連中のビッチまんこに2度3度とザーメン搾取され最後2人してグッタリ。
世知辛いこの情勢で性器修整はややきつくなってしまったが、あいかわらずのアホ話炸裂とゴージャスボディ特盛エロスを今回も快くごちそうになり満足。エンクラ執筆陣のなかではけっして主流とはいえないこの作家がそれでもずっと掲載枠を確保しているのはすばらしいことで、自分も末永く応援を続けたいところだ。今回収録のものではカウガールコス着用Hがなんでか異様にエロっちいバカネタ短編「ばーちゃるウエスタン」と、この作家にはめずらしいショートボブJKヒロインとのこれまた貴重なラヴ色強めカップル話「オカルト研の部長さん」がマイフェイヴァリット。

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