-冴草こはく「くろしす」ワニマガジン社 ISBN:9784862693051
話△ 抜◎ 消小-中 総合○
妹2名を各個撃破→夢の3P実現連作3本+甘美な兄妹ラヴワールドに妹の親友が突如乱入連作3本(前単行本より継続シリーズ)+独立短編5本。甘めの近親ドタバタラヴコメに疾風怒濤の性器断面ガチバトルが組み合わされるなんとも不可思議なテイストにすっかり脳髄浸蝕されまくりな作者じつに5年半ぶりの新作単行本は通算4冊めのコミックスだ。
2008年にコアマガジンより刊行の前単行本「いもてん」は店頭に山となっていた平積みがあっという間にはけ、重版に慎重なコアマガの方針もあってか長らく入手困難が続いていたのを鮮明に記憶している。しかしながらその後執筆ペースが極度に緩慢になり、そうこうしているうちに編集部は出版社ごと移籍して今作はかつての不倶戴天の敵たる版元からのリリースとあいなった。じつをいうとその間に2010年にはコアから「L.O.Fあいフル」という単行本が発売されているのだが、それは2004年に大洋図書より刊行された2冊めの新装版でありレヴュウ対象からも冊数カウントからも除外している。
ともあれ端整でスッキリした味わいのアニメ風味な作画は最新型とは言えないながら適宜時代のトレンドが反映されており、デビュー10数年経過のヴェテランであることを一瞬忘れさせる充分に新鮮なもの。カヴァーイラストの柔和なCG彩色に比べて中身のモノクロ原稿はもう少しシャープさが勝る感じだが、おおむね表紙互換のタッチといえよう。
この滑らかな筆致で描かれる女子連中は年のころミドル~ハイティーンの食べごろ世代で、もはや三次元の世界では絶滅危惧種の、奇麗な黒髪の清楚なおにゃのこが勢ぞろい。貧~巨まで乳サイズはさまざまだが、中等部設定主体のわりに発達した胸部の子が多めでロリ巨乳スキーの俺としてはうれしいところ。そして帯の宣伝文句で「シスターづくし全11作」と訴求されているように、強度のブラコン属性を標準装備したヤングな血縁女子ばかりをヒロインに据えているのが特徴だ。まあ一部赤の他人もいるのだが作中ではヴァーチャル妹として振る舞いお兄ちゃん連呼しているので文句は言うまい。
物語のトーンはハッキリとコメディ寄りで、やたらとテンション高めの登場人物たちがマシンガンのごとく科白を乱射しながらアホな行状をくり返すハイテンポギャグが主体。昔はシリアスな雰囲気のお話も描いていたのだけれどまあこっち路線の方がフィットしているとは思う。ただ軽快なノリに対しストーリー進行は少々おぼつかなく、物語の筋道があちこち迷走しているうち気がつくとに最終ページまでたどり着いてしまっている感じ。それといくつかの作品は前の単行本から設定をそのまま持ち越しているのにあらすじもなにも用意されていないので、内容の完全理解のためには2冊セット購入が必須となる。ちんこを活用するうえでは無問題とはいえ多少は冴草こはく作品未体験者に対する配慮がほしかったところだ。
もっともそんな瑕疵がどうでもよくなるほどに濡れ場はパワフル&ユースフル。ちちしりまんこ等のエロパーツを大写しにしながらダイナミックな擬音で彩られる豪華絢爛ヴィジュアルがたたみかけられるさまは圧巻。さらに最高にすばらしいのが青筋立てて浮き上がる血管が行き交う男性器/肉ヒダの1枚1枚まで執拗に刻まれた女性器それぞれの描写。この刀身と鞘のペアがガッチリかみ合いギリギリ音を立て収縮する結合部詳細図解曼荼羅は当世エロ漫画家のなかでも1、2を争うもの。個人的には”膣内出し断面の金メダリスト”なるさわ景と並ぶ、性器断面描写の東西横綱であると認識している。キュートフェイスの萌えっ娘どもがかくも生々しいまんこの奥底まで見せつけながらガチンコファックにいそしみまくるのだからたまりまへんな!
お兄ちゃん命なヒロインズは進んで最愛の同胞の前に裸身をさらし兄のイチモツをいとおしげに下のお口でほおばりはじめる。粘膜を描き分けるようにいきり立つシャフトをねじこまれ激しくGスポットを刺戟されてたちどころに随喜の涙を流し法悦の態でよがりはじめる妹の痴態に勃起中枢はオーヴァーヒートしっぱなし。独立した生きもののようにうごめき男根を締めあげるヴァギナの蠕動運動に脳髄が灼けつきそうだ。バックから小さなお尻を抱えこみなおも執拗に腰を突き上げるとヒダヒダからはキュルキュルと摩擦音が発生しファイナルアクメ到達間近を知らせてくる。ほおを火照らせはしたなく嬌声を放つ妹の幼い子宮の最深部めがけ白くねばつく種つけ汁を怒濤のごとく叩きつけ近親ラヴをド派手に締めくくり。
いくらか作劇面でアラはあるものの、圧倒的なまでのエロシーンの迫力ですべてを押しきるパワーピッチが心地よい超絶抜きツール。これで興奮をスポイルする無慈悲なシマシマ修整でなかったら抜き評価はダブル二重丸に上昇していたところだ。ただいくら寡作とはいってもこのスローモーな作品発表ペースでは切なすぎるので、次回単行本に向け多少なりともギアを高速側へ入れていただきたいと願う次第。今回収録のものでは前作からおなじみのロリ爆乳妹&その親友の若干病み風味ツインテ女子との波乱含みガチファックが股間にグッドな「おねがいシスター+」シリーズ連作がマイフェイヴァリット。
0 件のコメント:
コメントを投稿