2014-07-27

今号のちょっとおまけ劇場。

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-真田鈴「あのね 、わたしね」マックス ISBN:9784863793262
話○ 抜○ 消小 総合○

ネトゲのなかでは暴言吐き放題のアイツとオフで出会えば彼女は清楚でキュートでエロエロで……連作3話+独立短編5本。清純そうな女の子がステディな男子の前でだけは淫乱そのものの痴態をさらすギャップに読者の股間もとりこにさせられまくりな作者ひさしぶりのガチ成年単行本はマークつきとしての4thコミックスだ。
商業エロで本格デビューしたのはゼロ年代なかばのことだから自分のアンテナにもむろん引っかかってはいたのだけれど、どういうわけか購入意欲が起こらずずっと縁のなかった人。それがのちになって目にするようになった非エロでの執筆作がなかなかグッと来るようになり(ことに某ギャルゲーのスピンオフ漫画には壮絶にきゅんきゅんさせられましたよ)、少し前から自分の定期購読誌である「コミックポプリクラブ」で再び定期的に描きはじめたのがきっかけで我が股間もお世話になることに。
巻末著者あとがきで「4年ぶりのえっちな単行本」と述べているように、昨今はどちらかというと一般誌での活動にウェイトを置いており、黄色いマークつき物件としては本レーベルより2010年に発売の「処女単行本」以来となる。今回収録されているのはエロ復帰後の作品(2013-14年執筆)ばかりなので表紙との絵ヅラの差異もなくジャケ買いも安心。女性作家らしい繊細な雰囲気の作画はエロ漫画の描線としてはずいぶんシャープで硬質なのだけれど、キャラメイクはたいそうキュート寄りなのでそのせめぎ合いが独特の雰囲気を生み出しているのだ。いにしえの思い出にある初期の筆致とはけっこう変化しているが、個人的にはいい方向へ振れていると感じるのでノー文句。
この滑らかなタッチでものされる女性陣は表紙のような童顔巨乳キュートガールズ&レディースが圧倒的多数派。推定ハイティーン~20代なかばと推測される彼女らは昨今のエロ漫画ヒロインとしては年齢やや高めの部類だが、黒目がちのおっきな瞳にあどけない顔立ちで年長キャラでも熟女感は皆無。あと加点ポイントとしては衣服の描写が上手い人なので白衣やウェイトレス姿に喪服などわりかし非日常的なタイプのコスを描かせるとさらにキャラが魅力的に、以前読んだ印象だとむやみにツンツン系女子が多かった風に記憶しているが、今回は特別そんなこともなく多種多様なタイプのヒロインを取りそろえて幅広いニーズにお応えだ。
物語の方はなんの変哲もない1on1のラヴコメ仕立てなのだけれど(巻末連作のみ複数女子参入あり)、さすがに一般誌でならしただけありお話進行はきわめてスムーズ。普遍的なボーイ・ミーツ・ガールの枠組みを堅持しつつも、学校/職場/田舎/ネトゲなどこと細かに舞台設定を変えそれにふさわしいバックグラウンドをお膳立てすることで多彩な趣向を堪能できる仕掛けだ。一部作品において心の影の部分をかいま見せることはあっても基本的にはみな前向きでハッピーな恋物語に終始しており、世の和姦スキーたちが安心して手に取れる設計。
さわやかなタッチに比してエロシーンはなかなかに激しくて(ただ、帯訴求コピーの「極濃SEX」は盛りすぎ)、とりわけヒロインが大胆に裸身を突き出すアングルの多用がなんとも扇情的だ。元来がコンビニ誌掲載物件なので奇抜なプレイこそないが、一般誌でのうっぷんを晴らすかのようにえげつなくビラビラをおっ拡げ愛液も精液も景気よく噴き出させる派手な濡れ場に読者の摩擦運動もはかどりまくること必定。その他個人的にはさほどの重要ポイントではないものの、元人妻ですら例外なく全ヒロインが処女設定なので破瓜大好きっ漢にはたまらぬご褒美かと。
愛らしいフェイスの下に息づくもっちりボディをすみやかにオープンすると彼女のたわわな双丘がプルンと揺れる。おずおずと股間にしゃぶりつきつたないながらも熱心に舌先を駆使するご奉仕にたまらず第1ちんこ汁を発射だ。頬を紅潮させかすかに息を荒くしながら下腹部を押し広げるヒロインの前人未到の蜜壷めがけ怒張の進撃を開始。初めての痛みに涙しながらもけなげに耐えるおにゃのこをいたわるべくじっくりねっとり開発を続けるうち徐々に甘い嬌声が漏れはじめる。いよいよリミッター解除して激しく内奥を貫けばすっかり快感にお目覚めの彼女も全身をビクつかせイキまくり。幾度となく体位を変え角度を違えて激しく往復運動をくり返したのち、はじめての絶頂を迎えんとする処女まんこの最深部へ大量の白濁液を注ぎこみフィニッシュ。
特異なギミックなどなくとも男子女子の甘く激しいストロングエロスのみで十二分に股間をドライヴできるウェルメイドな和姦物件であり堂々のエロ復帰作だ。この作家が一般で描いていた制服女子連中のとりことなった俺としてはもう少し女の子が年少寄りだとさらにうれしかったが、まあそこは次作以降のお楽しみということで。そんな自分なので今回のマイフェイヴァリットはクラスメイトJKの痴態を目撃→言葉足らずな彼女の真意を酌みとりガチファック「告白メンタリズム」と、ロリ顔小動物系年上彼女はじつはとびきりの爆乳さんで……な「大木さんと小山くん」でございました。

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