2014-07-03

今週の枠順確定。

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-有賀冬「しーしーGirls」ティーアイネット ISBN:9784887745254
話○ 抜○ 消小 総合○

死別したかつての恋人の生まれ変わりを探し求める高校教師はわずかな手がかりを頼りに教え子たちと次々に関係を持ち……長編5話。教師と生徒の枠を越えた真摯な愛を液汁まみれハードエロスに乗っけてお送りする作者最新単行本は通算6冊めのコミックスだ。
前単行本「スキ×スキ」発売から今作までのインターヴァルは2年以上と、これまで比較的短いテンポで新刊を上梓してきたこの作家にしてはゆっくりめのペース。待ちこがれるうちさすがにジリジリしてしまったものの、無事この本を手にすることができ安堵。いつもながらの物語を堪能しようか……とシュリンクを破りページを手繰りかけたところで「おや?」と首をひねる。この人がぺたっ娘を表紙に持ってきたの、ひょっとしてこれがはじめて?
ともあれ例によって収録作の初出一覧を確認しようと思ったらあいにくどこにも記載がない。ググってみると今回収められた1冊まるごとの長編作が「COMIC Mujin」誌上で「メモリードロップ」と題し連載されていたのはどうやらごく最近のよう。したがってカヴァーイラストと中身のモノクロ原稿の絵柄の差異はまったくなく、表紙絵にピンときたらそのままジャケ買いで問題なし。どうしても不安なら裏表紙に漫画本編からいくつかのコマが抜粋されているのでそちらを確認すればOKだ。
後述するように物語は学園ものの体裁を採るので、必然的に本作登場のヒロインたちもJK固定。しかしながら通常の有賀冬漫画だと基本おっぱいボイーンな造形にするところをこの作品に限ってはぺったんな女子をメインに持ってきたのが新機軸だ。どちらかというと巨乳作家という認識だったのが抜きキャラ4人中3人までが発展途上バストなので、作者得意のもっちりまるまるおっぱいを楽しみにしていた人は要注意。一方でnotロリなスレンダー貧乳っ娘をお探しの方にはまさに桃源郷なのでお見逃しなく。そのほかキャラ造形の方は既刊同様巧みに差別化されており、純朴お嬢さまに無口不思議系、おっとり包容力タイプに天然ほわほわ女子とキッチリ属性を違えてメイキングされた今作ヒロイン4人衆のいずれもたいそう魅力的。
頭からシッポまで通しとなるロングランストーリーの主軸に据えられるのは、主人公たる理科教諭・水田樹(みずたいつき)が「必ず生まれ変わるから」と言い残しこの世を去った恋人の面影を教え子たちのなかに探し出し本当に転生しているかを確かめる、時空を越えた愛の物語だ。やたらと雨に降られる主人公の境遇がいにしえの彼女の性癖と結びつき説明される導入部は無理なく今後の展開を示唆しておりグッド。彼女の逝った年にこの世に生まれた教え子たちのいったい誰がアイツの転成したその姿なのだろうか? と主人公の果てなきシーク&ファインドは続く。
濡れ場はじつに真っ当かつ切実な理由をもってその正当性を保証され、彼は晴れて女子高生とのガチンコファックを堂々遂行できる仕掛けだ(そうか?)。本作タイトルの意味が明らかになるのもこの過程においてであり、ターゲットとなる女生徒たちがもよおしになる黄金水がお話のもっとも重要なポイントとなる。表題だけ見た段階ではイロモノになりかねない尿ネタをどのように料理するか気がかりだったけれど、なるほどこういうアプローチできたかと感心。肝腎のディテイルについてはネタバレになりかねないのでぜひ本編で読んでいただきたいが、きわめて真っ当な純愛エロスを効果的に盛り上げるべくおしっこ要素を活用しており秀逸。
かくして景気よく小水が飛び交うファックシーンはその他の分泌物も豊富でなんともウェッティ。1話あたり最低でも40ページ以上という特大ヴォリュームの恩恵を受けて、前戯/本番/事後のすべてにゆったりと尺が取られている。いきり立つ怒張と濡れそぼつ蜜壷との華麗で綿密なランデヴーに惜しみなくコマを割き、ハードな摩擦運動の一部始終を詳細断面図つきで追いかけて、フィニッシュは子宮の奥へ大量のザーメンをぶちまけられてトロトロに絶頂のJKイキ顔クローズアップを見開きいっぱいにくり広げるさまが豪華きわまりない。
ちんまいボディを惜しみなくおっ広げてちょこんと下腹部に乗っかられてティーチャー大興奮。辛抱たまらず青い果実をゴチになり教え子まんこへ暴れん棒をインサート。ゴリゴリ内奥を貫くたび派手な擬音をバックに従えはしたなく嬌声を放ちながら未曾有の快感におぼれてゆく少女らの痴態に興奮もいや増す。淫肉が独立した生きもののように収縮しては陽物をきつく締めあげ、はしたなくエロワードを乱射しながらギュッと抱きついてくると彼女らの絶頂もすぐそこ。涙ながらに膣内射精を懇願するヒロインの子宮の奥へ怒濤のごときザーメンの奔流を流しこんだその刹那、少女たちの聖なる行水がカウンターパンチのように噴き出して2人の幸福な結合を言祝ぐのだ。
ヒロイン逐次投入型の宿命とはいえ大本命登場とともにそれ以外の娘のレゾンデートルが薄れるのは否定できず、また本筋とその脇で動く犯罪行為のラインとのかみ合わせの悪さが若干気になりはしたものの、過ぎ去りし青春の甘さと苦さを回顧しつつ目の前の若い肢体におぼれる主人公の心情についついシンクロナイズしてしまったのは作者の卓越した手腕ゆえ。どちらかというと若い連中より俺のようなオサーン読者の琴線を揺さぶるタイプのお話だと思うが、甘美な恋物語に気持ちよく浸らせてもらいました。このたび登場の抜き担当4人衆のうちでは唯一のおっぱい女子であるところの、自分から積極的に癒しとしてのセックスを求めガツガツ本番にいそしむクラス委員・福山さんのドエロすぎるボディがマイ経絡秘孔直撃であり精嚢が干上がるほどにしごきまくった次第。

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