2014-12-28

今晩のお姫様賞。

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-友野ヒロ「ほしがりGF(ガールフレンズ)」富士美出版 ISBN:9784799503461
話△ 抜○ 消小 総合○

サークルの姫と幼なじみ女子と両手に花で主人公にモテ期到来前後編&描きおろし後日談+一見おとなしそうな女の子から大胆アタックされて理性は崩壊寸前本編&描きおろし後日談+受験を控えた幼なじみ後輩っ娘に恋のレッスン本編&描きおろし後日談+独立短編6本。全身全霊で慕ってくれるキュートさ炸裂ヒロインズとめくるめくメイク・ラヴを展開の夢空間実現な作者これが初の成年向けコミックスだ。
ずいぶん昔からこの業界で確固たる地位を築いている「コミックペンギンクラブ山賊版」は自分の定期購読誌ではないのだけれど、ここ数年は動向の気になる作家が続々出てきたのでスポット買いの頻度が増えている。そんな同誌発のニューフェイスとして最近けっこうプッシュされているのがこの人。俺的にもいくつか読んだ作品がなかなかグッと来たので処女単行本発売の報を聞きさっそく購入候補としてピックアップ。
この雪景色のなか青系のさわやかな色遣いが印象的なカヴァーをめくるとどのページにもたいそう愛らしくもえっちぃ女子どもがてんこ盛り。オーソドックスな青年漫画系の絵柄はやや大味感を覚えはするものの、イヤミなくキャッチーでいかにも万人受けしそうな筆致だ。収録作個々の初出はないのだが目次にはトータルでの執筆時期の記載がありカヴァー下の作品解説で描いた順番が明かされているので、描きおろしパート以外はいずれも直近2年以内にペンクラ山賊版/ペンギンセレブに掲載されたものとわかる。既存作家の影響がモロに感じられる初期のタッチから最新のものではいくらか独自色も出てきて順調な成長ぶりだ。なお内容立ち読みへのリンクを含んだ単行本紹介ページが用意されているので、見本閲覧可の書店が近所にない環境で作画の確認をしたい場合はそちらを参照すべし。
このたび登場する女性陣のお歳はハイティーン附近を中心にプラマイ数歳といったところ。一部の例外を除き頭身高めのスレンダーボディから乳尻のみ景気よく張り出したモデル体型の持ち主でありながら、顔立ちの方はクリッと大きめの瞳にあどけない丸顔という、想定読者層たる男子オタにとっての理想的コンビネイションだ。そうした外見描写のみならず、無邪気だったり奥手だったりツン入ってたり尽くし系だったりと女の子連中の多種多様なキャラメイクがあざといくらい的確にツボを突いてくる。たとえリアル女子に「こんなオンナ現実世界にはいねーよ!」とツッコミを受けようとも抗うことかなわず、我々はいつしか甘美で危険な友野ヒロワールドへと引きこまれてゆくのだ。
かくもコンフォートなヒロインズの魅力を最大限に引き出すべく、物語の方もこれ以上ないくらいさわやかな和姦ラヴで趣向を統一。舞台設定や展開はハッキリ言ってベタすぎるくらいの黄金パターンばかりなのだけれど、とにかく彼女らの造形が秀逸なものだから筋立ての陳腐さもそう気にならない。とりわけ互いに憎からず思いながらも決定的な一歩が踏み出せなかった男子女子の恋愛模様を描かせると抜群で、紆余曲折ありつつもやっと心通じ合わせ結ばれる2人の甘やかなやり取りを俯瞰でながめる我々もしばし赤面ののちニヤニヤしまくれること必定。
ようやく気持ちを打ち明けたのち突入の濡れ場では長きにわたる心の逡巡を埋め合わせるべく女子ども大胆に乱れまくり。1作品あたり16-20ページと比較的小編成なのでエロシーン総分量はさほどではないのだが、恋する彼氏彼女のピロウ・トークをみっちり積み重ねつつ、妙に色気づいた元気いっぱいピキピキちんことむやみに扇情的なアンダーヘアモッサリまんことが熱心に出会いと別れをくり返すハードな抽送描写をフィーチャーして読み手の勃起中枢を効果的にドライヴする。またホスピタリティ旺盛な女の子たちによるたいそう執拗かつていねいなフェラチオも見もので、本気の舌遣いで竿から玉筋までもれなく舐めあげられて愚息もたちまち昇天。
セックスのなんたるかも知らないウブでネンネな彼女も最愛の彼のためならと耳年増知識総動員でいとおしげにシャフトへかぶりつきねっとり口腔を駆使して第1ちんこ汁を搾取だ。全力のご奉仕に感激しきりの男子諸君、お返しとばかりにゴックンボディを褥に横たえ濡れそぼつ蜜壷へゴリゴリ逸物をねじこんでダイナミックな摩擦運動をスタート。初めての痛みに涙を浮かべながらも徐々に刺戟にも慣れやがてそれが快感へと変わって少女は未曾有の感覚に全身をよじらせる。だいしゅきホールドをガッチリ極めながら内奥をきゅんきゅん締めつけ一心にのぼりつめてゆくヒロインのティーンエイジまんこの最深部へたっぷりと白濁液をぶちまけたその刹那、爆発的にハートマークをほとばしらせながら彼女もファーストアクメ。事後ぐったり横たわり呼吸を荒げながら放心したような表情で行為の余韻にひたるおにゃのこの痴態に股間の昂ぶりも止むことなし。
作画/作劇ともまだまだ発展途上ではあるけれど、エロ漫画においてもっとも大切なヒロイン造形の妙と情熱的な濡れ場というキモの部分を当初から会得できているのだから前途は洋々。ヴィジュアルにもう一段の繊細さが加わりストーリーテリングの幅が広がればペンクラ山賊版のエースにだってのし上がれるはずだ。少しだけワガママを言うと「1回めゴムつきor外出し→2回め膣内射精」の形態を採る話が非常に多くて常時中田氏してほしいマンの自分的には若干イヤーンだったのだが、物語演出上の必然性を思えばこれもまあ納得。今作掲載物件のなかでは、受験でお泊まり中の姪っ子ヒロインの無防備っぷりに辛抱たまらず手を出して……の「上京誘惑物語」と、幼なじみっ娘のえらく扇情的なチャイナドレス姿に性欲暴走の主人公が告白→このあと無茶苦茶セックス「中華本番!」がとりわけfeel so good。

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