2015-01-06

今宵の性的二形。

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-シオマネキ「少女から娼女へ…」茜新社 ISBN:9784863494671
話○ 抜○-△ 消小 総合○

思春期迎えたて少女の未成熟ボディを美味しく収穫短編7本+負けじと奥さま奮闘短編2本+巻末後日談4コマ集。華奢な肢体をおずおずと押し開きながらもすでに一人前のオンナの媚態で男を蠱惑せしめるえっちぃティーンズ(一部例外アリ)てんこ盛りでお送りする作者最新刊は通算5冊めにして当レーベルからの第2弾コミックスだ。なお本作は12月末発売のものをいくらか遅延してしまっての評価記事であることをあらかじめお断りしておく。
じつを言うとこの作家のことはおもに一水社で活躍していたキャリア初期のころからすでに認識はしている。しかしながらこれまでは購入に至る決定的な一歩がどうも踏み出せず、また個人的には妙齢の大人女性をモリモリ描くワニマガジン社での仕事がどうも脳裡にチラついていまいちノれなかった人。ゆえに本作発売直前にワニから上梓された人妻ものメインの作品集「ヒミツのひずみ」もあっさりとスルーしてしまった(作者さままことにすいません)。しかしながら本作ではいくらか作風のマイナーチェンジが図られ、それによって俄然自分の嗜好にも合致するようになり意を決してレジへと向かった次第。
最新型ではないものの端整な一般青年誌系の絵柄はスッキリとまとまった好感度の高いもの。収録作の初出明記はないけれど、自分の定期購読誌である「COMIC天魔」内でいくつかの作品は目にしており、同誌もしくは系列の媒体で比較的最近に描かれたものと思われる。わりと筆の速い部類でありながらトーンワークや背景処理などディテイルにも手抜かりはなく安定感は抜群だ。
この滑らかな筆致でこれまではハイティーンからアラフォーまで、いくらか平均年齢の高いヒロインをおもに輩出。とくにワニではもっぱら熟女系作家として鳴らしているのだが、この作品では一転女の子の若返りが図られた。これまでよりグッとラインが低く、中学生から高校進学したてのミドルティーンが中心で、それにともない肢体描写もスレンダー方向へシフト。ロリというには発達しすぎているけれども巨乳とは間違っても言えないレヴェルの、思春期真っ盛りな青い果実特有の微妙な起伏を持つバストが美しい。また多くの作品において、幼少のころから見知っていたとなりのちびっ子がこんなに成長して……的ギミックが導入されているのがほのかに見せはじめたお色気をいっそうきわ立たせていてよろしいのだ。ただ巻末の2作品においては従来路線のダイナマイツな人妻さんがいまだ君臨しているので、JC/JKのみを摂取したい方には注意を喚起しておく。
そんな彼女らとくり広げる物語たちは基本肩のこらないオーソドックスな和姦ベースのそれ。ガール・ネクスト・ドア風の親しみやすいヒロイン造形によくマッチした、ありふれた日常のなかでささやかなハプニングに遭遇したり秘めた思いを明かしたりして自然に結ばれる男子女子の恋愛模様を誠実につむいでゆく。相思相愛カップルのみならず一部に略奪愛めいた行為やちょっぴり不穏なアヴァンチュールなども存在するのだけれど、それらも慎重に修羅場を回避しあくまでコミカルに処理されるので読後感を悪くすることはない。
こうした一見平凡な物語展開に彩りを添えるのが刺激的なエロシーン。とりわけ女性サイドから積極的にアプローチしてきてはみずからセックスを主導するタナボタティックな展開が多く含まれ、どことなく受け身な男子諸君をグイグイ牽引する。挑戦的なまなざしで小悪魔さながらに男を誘ってはすっかり快楽教授に没頭し激しい腰つきでよがり狂う彼女らの痴態に我々読み手の摩擦運動も大いにはかどること必定。
幼き日の面影を残しながらもすっかり色づいた少女たちが男の目の前で華奢なボディをあらわにしながら誘うような視線をこちらへ向けるさまにドギマギ。やがて彼女の方から暴れん棒へしゃぶりつきつたなく舌先を使いながら初めてのザーメンを苦しそうに飲み干す光景がいとおしくもエロっちい。とまどうひまもなく女子どもこんどは下腹部を押し開き自分から怒張にまたがって腰を上下させながらせつなく吐息を漏らしはじめる。破瓜の痛みに耐えながらも徐々に快感に目覚めてゆきやがてトロトロのイキ顔さらし全身を身もだえさせてすっかりセックスのとりこ。ギュッと抱きつきながら幾度となく絶頂するヒロインのティーンエイジまんこに2度3度と白濁液の奔流をお見舞いだ。
なにげない日常のワンシーンを的確に切り取ってゆく落ちついた作劇と、女の子側からどんどん状況を進展させては彼女ら気持ちよさそうによがりまくりのタナボタエロスとの絶妙なコンビネイションが心地よい。豊島園志向の強かった既刊から一転10代前半女子中心となったこちらでようやくシオマネキに対する食わず嫌いも治り、おそらくこの路線が踏襲されるであろうこの版元での次回作を心待ちにしている。一方で熟女スキーは従来どおりワニでお楽しみいただければ棲み分けもバッチリではなかろうか。そんな俺なのでうしろのオバs、もといお姉さん話2本以外はおおむね気持ちよく使わせてもらったけれど、なかでも昔から振り回されどおしだった幼なじみ少女の思わぬ成長と果敢なアプローチに辛抱たまらず……の「アイ変わらず」と、隣家のちびっ娘が食べごろに育ち見合い相手として登場して誘惑されるがまま彼女としっぽりねっとりハードファック「おみ愛!」がとりわけマーヴェラス。

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